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蒸気と歯車の王道マンガ!小学館:アトランティドの書評

よもやま話

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山地ひでのりオフィシャルサイト:TELL-DIARYより

伝説の浮遊島を探し続けて、今年で29年目のRockmanです。

(;´-`).。oO(竜の巣に突撃できる飛行機械を所有していないけど・・・)

 

さて、突然ですが上に掲載したイラストを見て、あなたはどう思う?

エンジンっぽい物がくっついた、奇妙なオブジェが吊り下げられていますな。
30代~40代には懐かしい「蒸気機関」と「魔導技術」の世界、FF-Ⅵ(ファイナル・ファンタジー6)っぽい雰囲気。

現代の技術体系から外れた機械の造形に心惹かれませんか?

このワクワクするイラストを描いたのが山地ひでのり先生。
レトロフューチャー好きのスチームパンカーが現在最も熱い視線を送る期待の新人マンガ家でございます。

今回のブログでは、山地先生の作品「アトランティド」を張り切って紹介しちゃいます!

( ゚∀゚).。oO(当エントリー内の画像は山地先生から掲載許可を得たものであり無断転載ではありません

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スチームパンク界が注目する「アトランティド」

アトランティドの概要

◇あらすじ◇
舞台は産業革命最中のロンドン。
主人公であるスラムの悪ガキ・サリーは、ひょんなことから得体の知れない指輪をはめてしまい、その指輪から文明を超越した特殊な機械が現れて・・・!?

歴史の裏に潜むオーパーツ文明の、錆びついた時が刻み出す!
圧倒的画力で贈る新約スチームパンクアクション、ここに開幕!!

アトランティド1巻背表紙より

「仲間」
「冒険」
「強大な敵組織」
「超古代のオーバーテクノロジー」
「過去の記憶を失っている謎の主人公」

アトランティドには、「これぞ少年マンガの王道ストーリー!」ってな感じのキーワードが満載。

ココ最近の主流・・・
「萌え」
「ハーレム」
「異世界召喚モノ」

とは一線を画する作品となっています。

19世紀末の産業革命期を舞台にしたスチームパンク・マンガなんて、浪漫(ロマン)溢れて素敵すぎます!

魅力その1:画力とデザイン

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山地ひでのりオフィシャルサイト:TELL-DIARYより

まず、驚くのが概要でも述べられている圧倒的画力とデザインスキルの高さ!

「本当に初コッミクかよ!?」と言いたくなるほどです。

(゚∀゚).。oO(3番目のフレディ(エルム街の悪夢)っぽいキャラクターと、4番目のガーディアンっぽいクリーチャーのフィギュアが凄く欲しい。)

 

新人の漫画家さんは巻を重ねるごとに絵柄が変わっていく方が非常に多いのが現実・・・。
しかし、イラストの完成度の高さを見るに、山地先生は自分のスタイルを確立されているのでしょう!

一体、一日何時間描き続けたらここまでカッコイイ絵が描けるようになるのか・・・。

夢の中でダ・ビンチ先生に「Draw more!」と言われ続けたのかも知れませんね。


※注意!※ Caution!! ※注意!※

魅力2と3では、少々ネタバレもあるよ!

まだ読んでね~ぜ!
ネタバレは嫌じゃ!!

と言う方はリターンするべし。

魅力その2:浪漫あふれる設定

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題名の「アトランティド」から分かるかも知れんが、物語の核心は1万2,000千年前に滅んだと言われる、アトランティス文明。

超古代のテクノロジーが宿った「謎の黒い指輪」を、主人公がはめてしまった所から物語が動き出します。

 

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アトランティド1巻p32

「質量保存の法則」を超越した、四次元ポケット的能力を持つ黒い指輪。

しかもこの指輪、王道マンガによくある「意思を持つ道具」っぽい描写あり。
(「ゼロの使い魔」のインテリジェンスソードの様に喋りはしないけど)

 

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アトランティド1巻p72

この黒い指輪からスチームパンクテイストのガジェットや、乗り物が出てくるんだから、めっちゃワクワクしますwww

主人公の出生の謎と相まって、今後の展開が期待できるね。

(・∀・)ニヤニヤ

魅力その3:キャラ立ちしている敵の刺客

アトランティド 1 (少年サンデーコミックス)

熱いハートを持ち、知識欲あふれる主人公、サリー。
大英帝国・女王直属部隊に所属する女ガンマン、アルメンドラ。

主人公側は王道スタイルで、読者の共感も得られやすいでしょう。

しかし、Rockmanは「正義」より「悪」の組織【ジャッジ・ホルダー】のキモい(笑)怪人達に心惹かれています。

 


◇怪人1◇

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アトランティド1巻p35

バニスタァ様
特徴:伸びる腕・強靭な歯(顎)
主要武装:爪・口腔マシンガン


◇怪人2◇

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アトランティド1巻p135

サリンジャー
特徴:ハゲ・メガネ・笛
主要武装:洗脳装置


◇怪人3◇

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アトランティド1巻p147

スリヴァー
特徴:ローションぬるぬる(笑)・オカマ口調・ボンテージファッション
主要武装:不明


敵のキャラがとても濃くてイイ(笑)

特に、表紙の右端を飾っている怪人1の「パニスタァ様」がたまらん!

 

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アトランティド1巻p38-39

見ての通りのオートマータ(機械人形)。

何となく、「からくりサーカス」の敵キャラを彷彿とさせるキモさです。
(出版元が同じ小学館だしw)

やっぱり「悪の組織」には、キモい異形の集団がハマる!

是非、味方側をボコボコにボコる異形のボスキャラを出して欲しいです(笑)

まとめ

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1巻のストーリーには余り触れなかったけど、敵キャラの魅力を説明するために、どうしてもネタバレしてしまいました。

「スチームパンク」が好きで「アトランティド」が好きで少々暴走気味だったけど、いかがでしょうか?

「神話」「伝承」「ファンタジー」など、自分が好きなモノをありったけ詰め込んだ!と、山地先生は語っておられます。

この作品、今後の展開次第では大いに化ける可能性があるとRockmanは思っています。

現代の技術体系とは異なる、超古代のテクノロジーを巡った戦い。
今後も期待しながら作品を見守りたいと思います!

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