いや~
4代目ロードスターを襲名したND型はノリに乗っていますなぁ~。
ニューヨーク国際自動車ショーで発表されたロードスターRF。
そして、「2016 World Car of the Year」と「2016 World Car Design of the Year」のダブル受賞。
(単一モデルのダブル受賞は世界初!)
某掲示板でND型をdisっていた連中のぐうの音も出ない状況に、飯が美味く感じるRockmanであります。
(・∀・)ニヤニヤ
さて・・・
世界中で認められたND型ではありますが、日本市場ではちょっと微妙な立ち位置の子。
欲しいと思っているけれど、待ちの姿勢という方も少なくありません。(オレもその一人w)
- 急いで注文する必要がない
- 目当てのグレード待ち
- 2.0リッター仕様待ち
待ちの理由として挙げられる主な理由が上記の3点・・・。
その中でも、海外モデルで普通に選べる2.0リッター仕様の存在は、我ら日本ユーザーのモヤモヤの種でした!
マツダは出さないと言っているけれど、マイナーチェンジで2.0モデルが登場するのではないか?
疑心暗鬼にかられる、ロードスター好きのおれら・・・。
180SXやS13シルビアの悪夢(マイナーチェンジで2.0リッター化)を知るおっさん達には、特に多い傾向と言えます(笑)
ところが!
マツダは23日、2人乗りオープンスポーツカー「MX-5」(日本名ロードスター)の屋根が電動で開閉するハードトップモデル「MX-5 RF」を初公開した。2016年度中に日本や欧米など50カ国以上で発売する。
23日から米国ニューヨークで開かれる「ニューヨーク国際自動車ショー」のプレイベントで披露。ショーでも展示する。
排気量2リットルと1・5リットルのエンジンを用意し、北米、日本向けは2リットルエンジンを搭載する。
時速10キロ以下なら走行中でも屋根の開閉ができ、屋根を閉じるとクーペのような外観になる。より多くの人にアピールし、MX-5(ロードスター)全体で世界で年間約3万台の販売を目指す。
産経新聞で報じられた、ロードスターRFの2.0リッター化。
これにより、ソフトトップのモデルが1.5リッター。
電動メタルルーフが2.0リッターという住み分けになることが明らかになりました。
これはもう、ユーザーのタイミングさえ合えば、ND型のロードスターは安心して買えるモデルになったと言えるのではないでしょうか??
というワケで今回は、ND型ロードスターの住み分けについて考えたエントリー。
新型のRF(リトラクタブル・ファストバック)にピッタリ合うユーザーについて考えてみたいと思います。
体育会系ならソフトトップ!文化系ならハードトップの巻
イギリス発祥のライトウェイト・オープンスポーツいうジャンル。
最高速度や加速性能を競うのではなく、「いかに運転が楽しいか」というドライバーの感性に主軸をおいて評価がなされます。
しかしながら、商売としてロードスターを考えた場合、Fun(楽しさ)のみでユーザーに訴求するのは難しいところ・・・。
スペック厨が喜ぶような、分かりやすい数値をカタログに載せることができません。
そのため、マツダはロードスターの走りに磨けをかけ、「カミソリのようなキレた走り」を追求してきました。
ガッ!
悲しいかなロードスターはオープンボディ・・・。
スポーツカーとして重要となる「ボディ剛性」がどうしても劣ります。
そこで登場した、先代のRHT(リトラクタブル・ハードトップ)。
電動式メタル・ルーフを採用したことで、いつでも気軽にオープンを楽しめる!
幌が持つネガティブ部分が全くない!!
「スポーツカーとしての絶対的性能は高くないけれど、乗って気持ち良いでしょ??」
弱点を逆手に取ったキャラクターが受け、日本市場で売れるNC型の半分以上がRHTという具合になってしまいました。
電動ルーフのオープンカーは剛性が低いし車重は増えます。
スポーツカーとして見れば、どうしても性能は劣って見えます。
でも、超楽しい♪
ボタン一つで気軽にルーフが開閉できるのは、最高なんです!
当ブログ管理人のRockmanは、某ショップからR52型のMINIコンバーチブルを長期間借りて乗っていた経験あり。
よって、オープンカーの楽しさはよく分かっているつもりです。
なんたって、楽しすぎて吹雪でもオープン状態で走っていましたからねwww
(R52は電動の幌だけどね~)
スポーツカー特有のスリリングな使い方をしない方。
気持ちよく楽しい雰囲気を優先する方であれば、新型のRF(リトラクタブル・ファストバック)はうってつけのモデルと言えそうです。
ロードスタRFと相性が良い方
- 400万円ほど自由にできる余裕ある方
- 外車に抵抗がある方
(信頼性や世間体などで) - 子育てが終わった50歳以降の方
- オープンボディの雰囲気を気軽に楽しみたい方
- 雪国在住の方
ざっと思いつくまま挙げてみると、上の5点が頭に浮かびます。
車両本体価格は基本仕様で330万円あたりになると思うので、乗り出し価格だと360万円~と予想・・・。
セカンドカー的な性格が強いクルマなので、懐(ふところ)に多少余裕のある年配者でないと購入は厳しいかも知れません。
若い世代でもお金に余裕があれば良いチョイスだと思いますが、お姉ちゃん受けは悪いので、その辺は覚悟しておきましょう(笑)
(; ゚∀゚).。oO(若い娘にスポーツカーが嫌われるのが解せぬ・・・)
まとめ
NDロードスターのチーフデザイナーである、「中山 雅 氏」が説明するデザイン論がとても興味深いので載せておきます。
- サイドビューはレトロ
- 正面はモダン
- 25年経っても古く見えたいデザインを目指した
感性力勝負と思っていたカーデザインが、ここまで理詰めで作られていたことに驚きを隠せません。
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auto blogによると、ロードスターRFは完全にクローズ状態の見た目重視でデザインされたとのこと・・・。
「クローズで走っているときのカッコ良さをもっと際立たせたら、オープンカーを持つ楽しみが倍化するはずだ」
開発主査 山本氏の発言は、クルマ好きの心をくすぐります。
(ファストバックスタイルにした真の理由は屋根が収まらなかったからといいうのも面白いw)
ソフトトップのロードスターは、高回転型の1.5リッターエンジンで積極的にドライビングを楽しみたい方。
RF(リトラクタブル・ファストバック)は、2.0リッターの余裕あるトルクで「粋(いき)」な楽しみ方をしたい大人向け・・・。
キャラクターと排気量による住み分けがハッキリしたことで、積極的に買いに動けるクルマになったと判断するRockmanであります!
( ゚∀゚).。oO(峠でガンガン乗りたいオレの使い方ならソフトトップのNR-A一択だね♪)
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コメント
峠やサーキットでガンガンぶん回したい私の場合剛性の劣るオープンボディは基本的にNGでございます。
(Xボーンフレームで高剛性を誇るS2000は例外)
S13の1.8リッター~2.0リッターですがあれは賛否両論ですよ。
確かに排気量増えた分若干パワーアップしましたがエンジンブロックが鋳鉄からアルミになり強度はダウンしたため耐久性、信頼性は1.8リッターのほうが良いというメカニックは以外と多いですよ
>カディエ先生 様
ノウハウが蓄積したSR20は使える子になったし(震え声)
現実的なお値段(新車)でボディ剛性が高く速いクルマといえば、現状だとSTIしかありませんね。
クルマ好き走り好きの選択肢がドンドン狭まる状況は寂しいものがあります・・・。
シビックが国内で復活するとのことなので、ちょっとだけホンダに期待していますw
(・∀・)ニヤニヤ