autoblogの報道によると、新型ロードスターの販売状況が好調とあります。でも、それって本当でしょうか??
Rockmanが6月の頭にNDロードスターを試乗しに行った際、営業さんから聞いた納期は7月。
キャラが被るホンダS660は、来年まで納車されないほど好調なのに、この結果は肩透かし。
「NDロードスターは売れていないのか??」
納期を聞いたRockmanの素直な感想は、これでした。
2015年5月21日の販売開始から、1ヶ月後の6月21日までの受注台数が5,042台。その内、先行受注分が3,323台。
ロードスターを取り扱っているマツダディーラーは全国で830店舗。各ディーラーから、展示用として1台~2台程度は注文が入っているはずです。
ショールーム用と試乗用の2台を各店舗で購入していると考えると、先行受注分の半数は身内からの注文…。
そして、先行受注分を除いた台数が実際のひと月分の受注台数とすると、1,719台となってしまいます。
この結果は販売サイドからすると厳しい数字。
思いのほか、NDロードスターの受注が振るわない印象を受けます。
NDロードスターがリアルに欲しいと思っているRockmanは、なぜこのような結果になったのか、よく分かります。
なぜなら・・・
急いでNDロードスターを注文する理由がないから!
Rockmanをふくめ、新型のNDロードスターを購入したいと思っている見込み顧客は多数いるはずです。
しかし、その多くは待ちの姿勢。今回は、NDロードスターを購入するつもりなのに注文しない理由について。
Rockmanが個人的に思うことを書いていきたいと思います。
(; ゚∀゚).。oO(一見好調そうに見えるけれど全然好調じゃない受注台数。何としても好調に見せなければならない大人の世界に闇を感じるゼ…)
NDロードスターを買わない理由
新型のNDロードスターは、すばらしいライトウェイトスポーツカー。
池田直渡 氏の週刊モータージャーナルの記事を読めば、マツダの凄さに誰しも感心するはずです。
(; ゚∀゚).。oO(NDロードスター用6速ミッションの製造責任者になったら発狂すると思う)
しかしながら、どんなに優れた商品だとしても、ロードスターは趣向品。
どうしても生活に必要なモノではないので、今すぐ飛びつく理由がありません。
悲しいけれど、これが現実です。
(; ゚∀゚).。oO(生活にあるていどの余裕がないと、2シーターのオープンカーなんて買えね~ぜ!)
今後5年~10年は新車販売されるので急ぐ理由がない
曲がりなりにも後部シートがある86やBRZと異なり、完全2シーターのオープンカーは、言わずもがな実用性がとても低い。
新車で購入する方の多くは、セカンドカーとして購入します。
ロードスターのようなクルマは、ハッキリ言えばムダ!日常生活を営む上でこのクルマがなくても、いっさい困ることはありません。
また、ロードスターはロングセールモデル。歴代モデルの販売年数をみると、10年近く販売されていたことが分かります。
- 初代NA型:1989-1998
- 2代目NB型:1998-2005
- 3代目NC型:2005-2015
- 4代目ND型:2015-?
目新しさや優越感を求めて販売直後の新型を求める層も確かにいます。しかし、2020年以降も販売されることが分かっているモデルを急いで購入する必要はありません。
熟成が進んだ中期以降のモデルを狙っているロードスターフリークは、かなり多いと思います。
( ゚∀゚).。oO(熟成待ち!)
目当てのグレード待ち(限定車を含む)
RHT(リトラクタブル・ハードトップ)- クーペモデル
- 30th.アニバーサリー
- マツダ100周年記念モデル
- その他、限定色のリミテッドモデル
公道走行可能なレースモデルであるNR-Aが登場した現在、今後登場すると思われる派生車は、これだけあります。
どうせ値引きゼロなら、限定車が欲しいと思ってしまうのはRockmanだけではないはず(笑)
素のモデルを買った後に本当に欲しいグレードが出ても、同じクルマを買い替える説得は困難を極めます。
そう考えると、待ちの姿勢でいる方が多いのも納得できるのではないでしょうか?
2リッターエンジンが気になる
日本で販売されているモデルは1.5lエンジン搭載モデル。
一方、アメリカのグレードでは2.0lのエンジンが搭載されています。
(欧州は1.5lと2.0lの併売)
2.0lの国内展開を望む声も多いのですが、マツダは頑なに否定しています。
1.5lで十分というマツダの言い分は、試乗してみれば理解はできます。それほど、1.5モデルのできは良い!
でもさ…
エンジンが2種類あったら、どっちも試してみたくなるのが人情。
どちらが良いか選ぶのは、ユーザー自身です。
「あなた達は1.5lで十分!」とメーカーがユーザーに押し付けてくるのは、はっきり言って傲慢(ごうまん)。
1.5lにそれだけ自信があるのなら、日本の自動車ジャーナリスト達にも輸出仕様を試乗させれば良いのです。
それなのに、国内で2.0lモデルの試乗を頑なに拒否している姿は、「何かあるんじゃねぇの?」と勘ぐってしまいます。
日産S13シルビアや180SXで、1.8lエンジンがパワフルな2.0lに変更された悪夢の再来。
これだけ頑なに2.0lの国内展開を否定しておきながら、販売のテコ入れとして数年後に2.0lモデルを国内投入してきたらユーザーはキレますゼ?(RHTは2.0仕様で発売済みですが…)
組立工程でコストの差は出ないのだから、2.0lモデルを早々に登場させて国内ユーザーに選択権を委ねのが良いのではないでしょうか??
(# ゚∀゚).。oO(2.0lはアメリカ用としていたのに、ナゼか欧州でも2.0lを併売。日本のみ2.0lがないなんておかしくないかい!?)
まとめ
自分なりにNDロードスターの販売がイマイチ振るわない理由を書いてみましたが、いかがだったでしょうか?
結局のところ、現在のラインナップでは購入に結びつくだけの決定力不足ということです。
(スペックだけを見ると車体価格が高く感じてしまうし・・・)
Rockmanは、NDロードスターを購入すると思います。
しかし、それは今ではありません。
今後登場するであろう派生車が増えてからの話しです。
マツダはNDロードスターの受注でロケットスタートを期待していたと思われますが、ちょっと焦らしすぎた気がします。
その点、ホンダの戦略は一枚上手でしたね。
S660は、ロードスターとよく比較されるクルマ。S660が売れしている大きな理由は、軽自動車で維持費が掛からないという言い訳が奥さんに有効だから(笑)
それと、派生車が期待できないからだとRockmanは思っています。(軽自動車規格としての縛りがあるので)
現在、業績好調でウハウハのマツダさん。
また調子をこき出すと、バブル時代にやらかした「5チャンネル展開」のような大失敗をやらかす可能性もあります。
勝って兜の緒を締める!
これを肝に銘じて欲しいところ。
クルマを愛する人々が歓迎し、庶民でも購入できる楽しいクルマを今後も作り続けて欲しい。
決して傲慢なメーカーにならないで欲しい・・・。
NDロードスターは、国産車の中では特出した楽しいクルマ。
運動神経抜群で万人から愛されるアイドルを大切に育てて欲しい
マツダに対し切に願うRockmanであります。
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コメント
試乗しました。営業さんと二人っきりで。┌(┌^o^)┐ホモォ…
何故かCX-5ディーゼルの1500ccの後に。
これ、FF・FRの違いが無ければ、エンジン的な面白さはCX-5に負けちゃうし、
デザインや車両の低さなどを除けば、微妙な立場なんだろうなぁと。
そして、たまたまだと思うけれども、マ○ダの営業さんは、特徴的だなぁ…と。
>ひーこさん
オッ!
試乗しましたか。
ロードスターは出たばかりの車種なので、これからの展開に期待したいですね。
マ◯ダディーラーの営業さんがアレなのは、たまたまじゃないですよ~。
今まで対応して貰った営業さん全てが、「特徴的」でしたから。
まったく同意見です。
それからマツコネの押売りもやめて欲しいですね。
RHTが出る頃にはマツコネをオーディオパネルの中に収めてすっきりしたデザインに
なれば良いのですが無理でしょうね・・・
マツコネレスを選択しても変なラジオみたいな物がダッシュボードの上に鎮座してしまうので
ガッカリです。
好きな社外ナビやオーディオをユーザーが自由に取付出来るようにして欲しい。
>通りすがりの三種 様
はじめまして!
コメントありがとうございます。
マツコネの押し売りは、本当に勘弁してもらいたいですね。
利幅を上げるための企業戦略として鳴り物入りで登場しただけに、今後もマツコネ戦略はつづくものと予想します。
(マツコネはナビメーカーの利益を自社でぶんどる戦略)
社外ナビやオーディオを取りつけできないのは本当に残念です。
サードパーティでも、あのセンターコンソールを見る限りでは対応品の製作は困難でしょうね・・・。