当ブログ管理人の愛車、30型ハリアーが今年の8月で所有17年目に突入しました。
お国からすれば、「早く新車を買いなさい。さもなくば罰として税金をあげますよ!」と言いたいところでしょう。
しかし、やかましいわと!大きなお世話じゃと!!
ちょっと前までは、いつ乗り替えてもいいや〜というマインドでいましたが、コロナ禍による不況でどうなるか分からない昨今の情勢…。数百万円単位の買い物はためらわれます。
ということで、ハリアーくんにはまだまだ働いてもらうことにしました。米軍のA-10やB52のようにね(笑)
そんなわけで、あと5年は今の車に乗りたい。それもできるだけ快適に!
じゃあどうすれば良いのか?と考えた結果、今まで手を入れてこなかった部分をリフレッシュして、車の鮮度をよくすることにしました。
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気になる予算は、ざっくりと平均的サラリーマンの月収ていど。これであと5年持つならコスパの良い投資と言えるでしょう。
もうすでに整備されたハリアーを受け取っており、1,000kmほど走っています。
結論から言うと、2週間という整備期間を経て戻ってきた我が愛車はおどろきの快適さ。もう、別物の車といっても過言ではありません。
- しっかりと路面に食いつく足回り
- 不快な変速ショックが消えたAT
- なめらかに回るエンジン
- 静かな室内
- 寒いくらいよく効くエアコン
- etc…
思わず「これなら新しい車いらんやん…」と思ってしまうほどの変化。こんな整備をしてもらったら、ディーラーで車が売れなくなるかも知れません(汗)
というわけで今回のブログでは、リフレッシュ整備を行ってよかった整備ポイントについて。ランキング形式でつらつら書いてみようと思います。
10年オーバーのお車をお持ちの方、買い替えるか乗り続けるかで迷っている方、ぜひ参考にしてみてください。
くたびれた車もメンテすれば、まだまだ現役。余裕で乗れますゼ!
( ゚∀゚).。oO(あるていど車の構造が分かっていると、古い車のトラブルにあってもうまく対処できるぞい♪)
15万キロ走行した過走行車でも新車以上の快適さを得ることは可能
車好きが新車を買って「一生乗る!」とか「乗り潰す!」などとよく宣言をします。しかし、機械的な寿命が訪れるまで同じ車に乗り続ける人は稀。
ライフスタイルの変化は別として、大抵はあきたり市場価値がゼロになった時点で車を手放します。
Rockmanのハリアーは、3年ほど前にNのつくディーラーで下取り額 2万1,000円と言われるていどには価値のない車。新興国での需要はあるでしょうが、少なくとも日本国内で17年落ち15万キロの車を欲しがる人はなかなかいません。
では、なぜ市場価値のない車にそこそこの費用をかけてリフレッシュ整備を行ったのでしょうか?
それは、ひとえに30型 ハリアーの個体としての出来の良さ。古くなっても家族の命を乗せて走ることに不安がないからです。
- どんな使われ方をしたのかを把握している
- 新車からのメンテナンス履歴がすべて残っている
- 使い勝手がすこぶる良い
- 7万キロをオーバーしてからのボディー剛性感に変化がない
- 30型まではレクサスベースで品質が良い
- とにかく故障しない
- 国内生産部品の採用率が高い(耐久性ある)
自分が所有しているハリアーの良い点はいくらでも挙げることができます。まぁ…大人4人が乗車すると亀のごとき遅さになりますが、17年乗っても決定的に嫌な部分がありません。
であれば、無理して500万円近くする80型ハリアーを買うよりも、今乗っているハリアーを整備して乗りつづけた方が圧倒的にお金が節約できる。そんな判断もあります。
要は、まだまだ乗れるお気に入りの車を二束三文で売っぱらってまで新車を買う気にはならない。そんなところです。
低年式の過走行車がやると効果を実感する整備項目
- 前後ショックアブソーバ交換
- エアフロセンサー交換
- アライメント調整
- 前後ブレーキパッド交換
- ブレーキオイル交換
- RECS施工(吸気洗浄システム)
- エンジンオイル交換(ワコーズ)
- エンジンオイル添加剤(SFV)
- ATF交換
- ATF添加剤(CORE701)
- エアコンリフレッシュ
ハリアーに施したメンテナンスはご覧の通り。低年式の過走行車に行うメンテナンスとしては王道の部類でしょう。
エンジンマウントや燃料ポンプ、オルタネーターなども交換したいところですが、そちらはおいおい考えていきたいと思います。
(; ゚∀゚).。oO(今回は予算オーバーになるのでカットじゃw)
第1位:サスペンション(アライメント調整も含む)
・NEW SR SPECIAL:¥88,000
・サスペンション関連部品:***
・取替工賃:***
過走行車(低年式)の整備でもっともオススメしたいのがサスペンション関係。ぶっちぎりの第1位とさせていただきます!
もうねぇ…車を受け取って走り出した瞬間に「しゅごーい♪(^q^)」と独り言を連発したほどに、その効果は絶大www
乗り心地が良すぎてニヤニヤが止まりません。
リニューアルした足回りは、KYB(カヤバ)製のものをチョイス。NEW SR SPECIALという純正形状のショックアブソーバを選択しました。
この足の素晴らしい点は、純正品並みの耐久性を持ちつつ減衰力特性を車種ごとに最適化してあるところ。自分の足型を元に作ったカスタムメイドのランニングシューズを履いているような感覚におちいります。
路面が荒れていても衝撃をしなやかにいなしてくれる味つけは絶妙の一言。腰痛持ちのRockmanにとっても優しい足です!だから大好きwww(ビル足より好きになっちゃった)
NEW SR SPECIALの良さがもっとも分かるのは高速道路。安定性が格段に良くなります。
へたった純正サスペンションでは絶えずハンドルの修正を必要としていましたが、これに変えてからは最小限で済んでいます。とうぜん、車線変更をしてもふらつくことがありません。
だから、長距離運転がとても楽。今までの疲労感はなんだったのか!?と言いたくなるレベルです。
まぁ…単純にダンパーを交換しただけではこうも快適にはならんでしょう。アッパーマウントやベアリングの交換、アライメント調整という車の足まわりに関するポイントを適切に調整した結果がこの素晴らしい乗り心地につながっているわけですな。
サスペンションは頑張れば自分でも交換できます。しかし、ポン付では十分な効果を発揮できません。
もしDIYで交換した場合は、足まわりの専門ショップでアライメントの調整をしてもらいましょう。この数値が狂っていると安定性が悪くタイヤの片減りにもつながりますので。
第2位:ATF交換
・ATFプレミアムS:¥2,640 ×14L
・CORE701:¥13,200
・取替工賃:***
距離を走った自動車がATF交換を行うと、トランスミッションが壊れる。そう巷でささやかれている都市伝説的なオイル交換が第2位でございます(笑)
トルコン式ATやCVTがオイル交換によってぶち壊れる理由は諸説あります。しかし、過走行だから交換は一律にご法度!というわけではありません。
性能のいいオイルチェンジャーと腕のある整備士さんがタッグを組むことで、15万キロ走行レベルの車でもATF交換は可能です。(もちろん交換がNG判定される車もあるが)
Rockmanのハリアーは新車から無交換の状態。それは、整備をサボっていたわけではなく、整備マニュアルに従っていたために無交換だったのです。
しかし、普通に考えて経年劣化するオイルが無交換でいいなんてことはあり得ないんですよね…。
自動車メーカーが無交換でいいと表記するのは、あくまでメーカーが保証する範囲内で壊れることがないから。トランスミッションの製造メーカーからすれば、性能を保つために2万キロくらいでオイルを交換をしてほしいというのが本音のようです。
ちなみにハリアーのATFはかなり汚れていたものの、コンタミチェック ※1. で交換可能と判定されました。
下抜き2回、上抜き1回おこない、トータルで14リッターのATFを使用。それでも汚れ具合はイエロー判定。無理にグリーンゾーンを目指すのではなく、ここいらでやめておいた方がいいという経験豊かな整備士さんの判断によって、これ以上の交換作業は中止となりました。
当然ですが、ATF交換に起因する不具合は今のところ一切ありません。すこぶる快調です。いやはや…変速時の微妙な引っかかりやトルクの伝達ロスが気にならない車って良いもんですね♪
あとは冬季に入ってどうなるか観察したいところ。冷間時の 2速→3速 のでかい変速ショックがなくなっていれば何も言うことはありません。
( ゚∀゚).。oO(ATの調子の良さは CORE701を添加した影響も大きそう。これ、めちゃくちゃ評判良いよ)
※1.コンタミチェック
トランスミッションの磨耗状態を判定できるツール。これによって、従来はATFやCVTFの交換ができないとされていた過走行車でも客観的に判断することが可能になった。
第3位:エアコンのリフレッシュ
・エアコンリフレッシュ&パワーエアコン:¥16,500
クソ暑い今の時期だからこそ、この順位。第3位はエアコンのリフレッシュでございます。
実のところ、新車で買って間もない車でもエアコンの効きがイマイチな車が多いそうな…。その理由は、冷媒用のガスが規定量に達していないことが影響しているようです。
というわけで、新車ではないけれどもガスを規定量入れてワコーズのCORE701というコンプレッサーの動きを良くする添加剤を加えてもらいました。
その効果に、またもやニヤニヤしっぱなし。
連日のクソ猛暑。外気温が35℃を超えた状態でも、車内環境は平和そのものです。24℃ 設定で氷のように冷たい冷気が体を癒してくれます(笑)
DIYが得意な方は、ガス量のチェックと共にワコーズのパワーエアコンを添加してみてください。体感できるほどに車内温度が下がりますから!
第4位:グレードの高いエンジンオイル交換
・EX CRUSE SPL 5W-40
・S-FV(オイル添加剤)
第4位はエンジンオイル。ワコーズとしては入門品という位置づけの EX CRUSE(5W-40) に S-FV(スーパーフォアビークルシナジー)を添加してもらいました。
今まではトヨタ純正の0W-20という粘度低めのオイルを使用し続けていたので、5W-40という粘度高めのオイルがどんなものか興味津々。エンジンが温まるまでは回転がにぶいのかな?と予想していたところ、その予想は見事にハズレました(笑)
エンジンのノイズや振動がやわらいで回転もなめら。とてもフィーリングが良いです。
このシルキーさを味わってしまうと、もう純正オイルに戻る気にはなりません。次回は多少割高になるものの、もう1つ上のグレードであるプロステージを入れてみたいと思っています。
( ゚∀゚).。oO(S-FVは2回に1回の割合で今後も添加してみようと思っているぞい)
第4位:RECS
・RECS(吸気洗浄システム)
エンジンオイルとならんで同率4位のRECS。吸気ポートに付着したカーボンデポジットをケミカルの力で除去してくれる車好き定番のメンテナンス方法でございますな。
直噴エンジンに対して特に効果的なのですが、昔ながらのポート噴射式エンジンでも効果は十分にあります。
しかしながら、エンジンの調子の良さにどのていど RECS が関係しているのかよく分かりません。なにせ、ハリアーにワコーズのオイルを入れたのが初めてなので…(笑)
まぁ、どちらも効果があって、その相互作用で良い結果となっているのでしょう。たぶんw
ということで、エンジンオイルの交換と同率順位ということにしておきます。
番外:ブレーキとエアフロセンサー
メンテナンスをしっかり受けている個体であれば、効果がイマイチわかりにくいブレーキまわりの整備。しっかりと車が止まれる状態であることは、乗り物として至極当たり前のことなのでね。(ブレーキパッドの特性を変えればわかるけど)
エアフロセンサーも15万キロを超えた過走行車の予防整備として、重要なリフレッシュポイントです。これもぶっ壊れる前に交換してしまえば、違いなんてわかりゃしません(笑)
この2つは整備によって大きな変化を感じ難くはあります。しかし、過走行車におけるメンテナンスの優先度は高め。面倒なトラブルになる前にパッドやセンサーも交換しておくのが吉です。
ハリアーの整備をお願いしたカーメディカル コンプリートさん
今回、30ハリアーの整備を依頼したのは山形県 鶴岡市にあるカーメディカル コンプリート(@CompleteEX)さん。
Rockmanは、えっちらおっちらと片道200km以上の距離を走って行ってきました(笑)
わざわざ遠方のお店を選んだ理由は、以前から気になっていた整備工場だから。メンテナンスの技術はもとより、ボディーコーティングや下回りの防錆塗装にも定評のあるこのショップさんとパイプをつないでおきたいと思っていたのです。
車の整備は手を抜く気になればなんぼでも手を抜けます。正規ディーラーでさえ、いろいろと悪質なことをやらかすお店は存在しまので…。(よくニューモデルマガジンXにすっぱ抜かれているw)
であるなら、信頼できる腕の良い技術者を見つけて愛車を委ねるのが最善のCAR LIFE。ディーラーが匙を投げた車でもしっかりと面倒を見てくれる同店なら、きっと良いお付き合いができると今回の整備内容を見て確信しました。
多少の距離はありますが、来年の車検もこちらにお願いする予定。整備のついでに鶴岡市内で美味しい海鮮丼を楽しむのが毎年恒例となりそうです♪
( ゚∀゚).。oO(もし車を買い替える時はコンプリートさんを通して買おうと思っているほど、お気に入りの整備工場になってしまった♪)
まとめ
つらつらと今回行ったハリアーのリフレッシュ整備について書いてみました。
今の車はオイル交換さえしておけば、20万キロはトラブルなく走れるといわれています。しかし、それは半分本当で半分ウソ。
確かに重整備を経験しなくても20万キロ達成はできるでしょう。とはいえ、ちょっとした不調や部品の劣化は必ず出てきます。走行性能に直結するポイントをそのまま放置するか、しっかりと対処するかで車の乗り味に大きな違いが生じるのは当たり前なんですな…。
ハリアーを整備してもらって、ショックアブソーバやATFがいかに劣化していたのか理解できました。
17年という年数だけ見れば、とっくに買い替えのタイミングといえる我が愛車。でも整備士さんから「まだまだ乗れるので、無理に買い替える必要はない」というお墨付きを頂きました(笑)
そんなわけで、信頼できる人から「もうこの車あかんよ!」と宣告されるまでは、できるだけハリアーに乗り続けようと思っているRockmamでした。
( ゚∀゚).。oO(最近、車に酔いやすいとか乗り心地の悪さにげんなりしている人はぜひNEW SR SPECIALを試してみて!これ、安い割にすごく良い足だよ)
コメント
昔のトヨタは信頼出来るメイドインジャパンの品質だったけど今のトヨタはメイドインチャイナなんだよねぇ~(-_-;)
レクサス購入出来る程予算が潤沢ならともかく今のトヨタの大衆車を新車で買う気しないなぁ~
乗り心地向上に関してはダンパー交換だけど頻繁なハンドル修正はアライメントですね
ATFは年式古くても2万キロ毎に交換していたなら交換不可にはならないですよ
全く交換していなかった場合は交換すると鉄粉、鉄グズがギアに挟まり故障の原因になるようですが…
最後にブレーキですが
パッド交換だけじゃなくローターの表面研磨もついでにやってしまえばブレーキばらすついでになるから工賃節約できたんですけど…
ちなみに面研費用はローター一枚に付き3千円くらいだったはず
世の中には税金お構い無しにいまただにAW11やAE86、s30zやハコスカを乗り回している人もいるので17年はまだまだ新しいと思っても良いと思います( ・`ω・´)
でも維持費を考えると税金高くなった車維持し続けるより軽の新車なんかも良いかも
維持費安くて生活かなり楽になりますよ\(^-^)/
>カディエ先生 様
トヨタはTNGAになってからボディー剛性やハンドリングは格段に良くなっているようですね。しかし、電装系やエンジン、その他細々としたパーツのコスト削減の影響が長く乗るほどに出てくるような気がします。
アライメントの調整はかなり効果がありました!定期的にやりたいと思うほど良いです♪
ローターの研磨も今思うとやっとけば良かったと思う点。
次回のパッド交換時にお願いしたいと思います。^^;
おっしゃる通り今の軽は素晴らしいと思います。
自転車を乗せて遠征するのであれば、N-BOXが最強。
車としてのキャラクターを重視するなら、ハスラーかタフトが欲しいですw
最近更新ないですね。
もうブログは引退されてしまったのでしょうか。
ハリアーや新車レビュー面白くて好きでした!
>まあや様
最近は更新がなくて申し訳ありません!
ブログをお休みしている間に「結婚」→「第一子が誕生」しまして、絶賛子育てモードでした!!
今、新型ヴェゼルのネタを書いている途中です。
今週くらいには投稿すると思うので、少々お待ちください(汗)