今回のブログでは、吸湿能力がなくなってしまった乾燥剤を手間なく復活させる方法について書いてみようと思います。(ググってもRockmanがやっている方法が出てこなかったので)
まぁ…乾燥剤なんてそんなに高価じゃありません。百均でも普通に売っています。必要になったらそのつど買えばいいのですが、いちど買って余らせた乾燥剤は「まだ使えるかな…」と試してみたくなりますよね?
しかしながら保管していた乾燥剤は、たとえジップロックで密閉していても吸湿して使えないことがよくあります。
ネット情報だと「天日干しする」「レンジで加熱する」「フライパンで炒る」などの方法で吸湿効果が復活すると書かれていますが、普通に天日干しをしただけでは、なかなか吸湿能力は回復しません。
レンチンやフライパンで炒る方法だと吸湿可能な状態まで戻せるものの、不織布やポリエチレンの袋を破って中身(シリカゲル)を取り出す必要があったり、水蒸気を飛ばして再び密封する手間があって非常にめんどくさいのです!
Rockmanのやり方は、天日干しにちょっとひと手間加える方法。
とても簡単です!
そんな大層なもんじゃありませんが、誰かのお役に立つかも知れないので、ブログネタとして書いてみようと思います。
シリカゲルを天日干しするコツ!太陽熱を逃がさないようにステンレストレーを使うべし
- シリカゲル(二酸化ケイ素)
- 生石灰(酸化カルシウム)
一般的家庭で使われている乾燥剤の代表格は上の2つ。吸湿性を回復させることができる乾燥剤は、シリカゲルのみでございます。
シリカゲルは、このように透明でつぶつぶの物質。
ちょっとややこいことに、シリカゲルには特性の違いで「A型」と「B型」の2種類あって、天日干しで復活可能なのはB型だけです。
( ゚∀゚).。oO(パッケージの裏側にシリカゲルの種類が書いてあるよ!)
シリカゲルの状態を判別する上で重要な役割を果たすのが色のついたインジケーター。塩化コバルトを含浸(がんしん)することによって、吸湿機能を果たさない個体はピンクに。乾燥して吸湿可能なものは青色に変化します。
B型の特徴は湿度の高い空間で湿気を取る能力が優れている点。そして、調湿効果(湿度をコントロールする)がある点です。この特性から、楽器や家庭用品の収納で多く使われています。
ちなみにB型のシリカゲルをRockmanが何に使っているかと言うと、コレクション用スニーカーの劣化防止。
ポリウレタンの加水分解をできるだけ遅らせたい!でも、アッパーに使われているレザーを過度に乾燥させるわけにはいかん!!ということで、ほど良い湿度を保ってくれるシリカゲルB型を長らく愛用しています。
天日干しの方法
それではさっそく、シリカゲルを復活させてみましょう!
パッケージの裏に書かれている天日干しの方法をマネて、物干し竿でやった方もいるでしょう。
結果はどうでしたか?
な〜んも変わりゃせんw
実際にこの方法でやると、インジケーターが「赤」から「青」へ変化した試しがありません。
おそらく直射日光が十分に届かないのと、熱が逃げてしまうことが原因と思われます。
ではどうするか?
簡単でございますよ♪
百均の台所コーナーで売られているステンレストレーをシリカゲルの下に敷くのです。
こうすることで太陽光がシリカゲルにしっかり当たり、なおかつ蓄熱したステンレス材のアシスト効果も加わって、乾燥剤が再利用可能な状態にまで加熱されます。
日当たりのいい場所に2~3時間放置しておくだけで、このようにインジケーターが青色に変化するでしょう。
シリカゲルBに復活の呪文をかけるタイミングは快晴のお昼ころ。太陽が南中するあたりを狙うと良いと思います。
まとめ
湿度の高い状態がこれから何ヶ月も続く日本…。ものを湿気らせないために乾燥剤(吸湿剤)は何かと役に立つ便利グッツでございます♪
吸湿効果がなくなったらポイ捨てという手もありますが、シリカゲルは十分に再利用可能なアイテム。B型シリカゲルならほとんど手間いらずの放置状態で復活します!
乾燥剤を再利用してみたい方は、ぜひこの方法をお試しください。
( ゚∀゚).。oO(ドライペットのくつ用除湿剤はこれからの時期におすすめ!再利用可能なB型シリカゲル採用で経済的だし、蒸れ蒸れが解消されて快適に履けるようになるよ♪)
コメント
うおおおおっー!勉強になりました!
早速セリアでトレー買ってきます。
>cupmen さま
はじめまして。
コメントありがとうございます。
費用は108円♪激安なので、ぜひお試しください♪(^^)