2017年ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー。
そして、2017年ワールド・デザイン・オブ・ザ・イヤーのダブル受賞を果たしたジャガー(ジャグァーw)のF-PACE。
車好きを自認する兄貴達なら、ちょっと気になる車でしょう。
日本では高貴な方が乗るイメージのジャガー。
特売の納豆を求めてスーパーをさまようRockmanのような庶民は、気後れしてなかなか試乗に行こうというテンションにはなりません(笑)
ガッ!
ちょいと今回はご縁がありまして、F-PACEに試乗させて頂きました♪
結論から言うとこのカッコいいSUVはRockmanの求める要件を満たしており、メチャクチャ気に入りましたよ!
価格以外はwww
(; ゚д゚)ホスィ
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F-PACEは、639万円〜1,100万円というプライス。
ジャガーとしては安い気がしないでもありませんが、正気ではとても買える金額ではありません。
かと言って、30度の焼酎を一気飲みして5回くらい殴られれば買える気分になるか?というとそれも違う気がします(笑)
やはり、残価設定ローンというマジックを使って自分を錯覚させる必要がありそうです。
というワケで今回のブログは高嶺の花と思っていた憧れの自動車を「あれ?買えるんじゃね!?」という気分にさせてくれるかも知れないジャガーのローンシミュレーションについて、つらつら書いてみたいと思います。
(; ゚∀゚).。oO(時間がなくて試乗時の写真は撮れなかった!すまぬ!!)
ジャガーF-PACEは庶民でも手に入る?残価設定ローンのキモは頭金のぶっ込み具合と売却時の景気
- シンプルで美しいデザイン
- 大人4人がゆったり乗れる室内空間
- 大きな荷室スペース
- 過不足ないパワー
- バランスの良い車体
(前後重量配分は52:48) - ランニングコストが安価
(ディーゼルの場合) - ドイツ車のように被らないレア感
F-PACEのGoodポイントは色々あります。
何と言っても一番の売りは、イアン・カラムさんの美しいデザインではないでしょうか?
新生ジャガーと一発で分かる端正なフロントフェイス。
F-TYPEと共通性を感じさせるテールランプ。
でかいボディにでかいホイールを組み合わせたツライチっぷり。
(OPで22インチ設定あり)
グリーンハウス(窓ガラスのある部分)の高さが狭く見えることも相まって、四肢でしっかり大地に踏ん張っている野獣のような迫力を醸し出しています!
肝心のドライビングフィールはと言うと、拍子抜けするくらい素直。
430Nmというぶっ太いトルクのディーゼルエンジンと8段ATの組み合わせでグングン加速して行きます!
幅が1,935mmという日本では持て余しそうな車体でありながら、実際に運転してみると30ハリアー(幅1,845mm)と変わらない感覚で運転できる懐の深さは、さすがドライーバーズカーと言ったところでしょうか。
( ゚∀゚).。oO(室内のゴージャス感はイマイチという欠点はあるけれど、F-PACEの魅力を損なうほどではないよ)
F-PACEを残価設定1.9%ローンで購入する場合
ローンを組むとマイナス金利という挑戦的な取り組みを行うジャガー。
(ジャガーXEとXF限定の-0.1%ローン)
F-PACEの残価設定ローンでも導入してくれ!と切に思うワケですが、リリースされたばかりの車でそう都合よく顧客に有利な条件が提示されるはずもありません。
現在、F-PACEで適用されるのは期間限定の1.9%ローン。
ディーラーのローンとしては、金利が低い方と言えます。
想定するグレードとその他の費用は以下の通り・・・
車両本体価格:728万円
OP合計金額:50万8,000円
諸費用:30万円
現金販売価格合計:808万8,000円
諸費用はざっくりとした金額なので、実際にはこの金額よりも若干高くなるはずです。
金銭面から言えば今回選んだR-SPORTSよりも90万円ほどお安いの「PURE」グレードを選びたいところですが、そこは欧州車の常。
エントリーグレードは装備が簡素すぎます。
F-PACEの大柄な車体には最低でも19インチのホイールを合わせたいし、外装もR-Sportボディキットじゃないと迫力に欠けてしまう・・・。
LEDヘッドランプも必須と考えると、ディーゼルモデルはR-SPORTS以外に選択肢がありません(汗)
高額な車体費用に加え、プライバシーガラスやメタリックカラーなど、国産車では標準装備で当たり前の部分が高い!
必要最低限と思える装備を加えた結果、あっという間に50万円を超える追加費用が発生するのは高級外車の恐ろしいところであります。
(; ゚∀゚).。oO(追加費用が掛からない塗装色は白と黒のソリッドカラーのみなんだよね・・・)
では、この条件で3年後の残価率をMAXの55%(400万円)に設定して計算してみましょう。
頭金は国産車の一括購入代金に相当する200万円、300万円、400万円の3パターン。
ボーナス払いなしの均等払いとしました。
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頭金を200万円しか入れない場合は、月々の支払いが6万6,200円。
月給にもよりますが、自動車のローンでこの金額だと後々ボディブローのように効いてくるかも・・・。
一方、300万円まで頭金を突っ込むと月々の支払いがずっと楽な3万7,600円。
この金額はかなり現実的です!
そして、国産では上級グレードが狙えそうな400万円を頭金にできれば、月々9,000円。
楽勝ですねwww
国産の新車を一括購入できる資金さえあれば、現実的な支払いで数段格上のF-PACEが手に入ることが分かりました!
ヤッター(白目)
残価設定ローンのリスク
酔っ払ってベロベロになった状態で上のローンシミュレーションを見せられたら、ついつい「買えちゃうwww」とか思いそう(笑)
しかし、残念ながらこの文章を書いているRockmanはシラフです。
残価設定ローンには3年後の未来を冷静に見据えないとヤバい現実があります。
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まず第一に3年後はどうするの?という問題。
残価設定ローンは3年後に車両を売却して、据え置いたお金を補填するという契約です。
そうすると3年後には車がなくなっちゃいますなwww
残金の400万円を再ローンする仕組みもありますが、3年以内にある程度のまとまったお金を用意しておかないと月々の支払いで死ぬことになりかねません。
そして、第二に据え置いた価格で車両が売れるとは限らない点。
車の状態や市場のニーズ(人気具合)によって、3年後の売却額が変わってくる可能性は高いのです!
(買取額の保証がない場合)
例えば車の状態は申し分なくても、リーマンショックのような大不況におちいった場合、高級車や趣味の車はどうなるでしょうか?
さっぱり売れなくなります!
400万円で売れると思っていたのに、買い取り額が300万円しかつかなかったら、100万円分の大ダメージを一撃で食らうことになるのです。
SUVという人気車種とはいえ、そこは値落ちの激しいジャガー・・・。
この点がかなり気にかかります。
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なぜにRockmanがここまで残価設定ローンにシビアかというと、この仕組みを利用して購入した車で大きな損失を被ったことがあるから!
運悪くリーマンショックの後に車の返却タイミングが来てしまい、涙目になるほどのマイナスが発生したことがあるのですwww
この苦い経験から言えるのは・・・
ローンは計画的に!
レバレッジとも言える残価設定ローンは少ない費用で大きな買い物ができるありがたい仕組み。
しかし、状況次第では財布のダメージが拡大する諸刃の剣だということは理解しておきたい部分です。
まとめ
3年後のことなんて知らねーぜwww
刹那的な生き方であれば庶民でもジャガーF-PACEは買えるでしょう。
しかし、10年10万キロは余裕で乗れる国産新車が買える金額をぶっ込んだところで、F-PACEに3年しか乗れないというのは冷静に考えると分が悪いという結論にもなりかねません。
心穏やかな外車ライフをエンジョイするには、旧型のプジョー3008の3年物を100万円台で買って来て適当に遊んだ方が賢い選択かも・・・
そんな感じで3年後の未来を考えたら一気にF-PACEの夢から覚めてしまったワタクシ。
その一方で男たるものジャガーを新車で買うという限界突破にチャレンジしてなんぼだろう!という気持ちもまだ少し残っていて悶々としているRockmanであります(笑)
(; ゚∀゚).。oO(なんにせよ稼ぎを増やさなきゃF-PACEはキツイわwww)
コメント
面白い、面白くないと言う観点はありますが、SUVで
同じ金額でローンを組むなら、ランクルの方が確実に
得しそうですね。
>VAN 様
ランクルは買っても損しない車の筆頭ですからね。
排気量が大きくてランニングコストは掛かりますが、10年で10万キロ乗ってもかなりの値段がつくのはさすが陸の王者と言ったところでしょうか。