昨年の12月に納車されたクロスカブの慣らし運転がようやく完了しました。
冬という季節柄、雪の影響でなかなかオートバイに乗れない東北地方。
2ヶ月半かかって、やっとODOメーター500kmを達成でございます。
カブの慣らし運転は、カワサキのZX-25Rのような地獄の回転数しばりはありません。
走行距離500kmまでは『急のつく運転はしないでね』『控えめに運転してね』という簡単なもの。
常識的なギヤの使い方をしつつ法定速度内で走っている分には、なんら気にするところはないと思っています。(コールドスタートではそれなりに気を使っていますが)
今回のブログでは、カブ系の乗り物初体験だったRockmanが思うカブの楽しさについて。トータルで500kmちょっと走ってみて思うところをつらつら書いていこうと思います。
圧倒的気楽さが楽しいクロスカブ!なおバイパス道は苦行
車体のインプレ的なネタになると、だいたいは「良い面」「気になる面」を比較するのが王道でございます。
残念なこと(?)に、JA60型のクロスカブに2ヶ月半乗っても気に入らない部分が見当たりません。
もちろん、そう感じるには “カブの特性を理解した上で購入した” という前置きがつくのですが。
カブのネガティブなポイントとして第一にあげられる遅さ。これは当ブログ管理人のRockmamは許容できるレベルでした。
特に時速60キロ到達までの加速感はそれほど悪くありません。ふつーに交通の流れについて行けます。
しかし、バイパスで周囲の速度が60キロを超えるようなシチュエーションだと、このオートバイは間違いなく苦行になります(笑)
ブルブルと股間に伝わる振動。絶え間なく襲いかかってくる電マ地獄。こんな状態で巡行し続けるのは勘弁願いたい。
だからと言って、このオートバイに「最高速がのびないよ!遅いよ!!」とディスったところで意味はないのですよ。
なぜなら、中身は農作業や郵便配達、出前といったお仕事用のバイク。110ccの原付二種ですもの。遅くて当然です。
むしろ、遅いからぶん回せて楽しい(笑)
ただねぇ…。8馬力のパワーはそのままでいいんで、5速化して貰えないですかねぇ〜ホンダさん!と言いたくなる気持ちはRockmanにもあります。
でも、カブに時速60キロをこえる高い巡行性能を要求するのはなんか違う気がするし、5速化で価格が大幅にアップしたらそれこそ本末転倒。
安価に買える庶民の足というカブ最大のメリットがスポイルされますから。
なので、高速道路並みの速度レンジを要求するバイパス道は避ける。もしくは、どうしても使わなければいけない場合は気合いでなんとかするw
そんな対処方法しかないと思っています。
時速60キロ以上で電マ仕様になるといってもSR400ほどではない
クロスカブはなんだか楽しい
大型自動二輪免許を取得して20年以上。
カブ乗りとしては初心者というワタクシがクロスカブに乗ってこの2ヶ月半で感じたことは一つの感情でございます。
それは…
なんだか楽しい♪
乗り物をはじめて操った時に感じた「あのワクワク感」。クロスカブに乗ると、そんなふんわりワクワクした感情がわきおこってくるのです。
クロスカブが楽しく感じるわけ
クロスカブに乗ると、なぜ楽しいと感じるのか?
ここら辺の感情を言語化(文字化?)してみると複数の要因があるように思えます。
親しみやすいルックスで威圧感がない
思っていたよりもお洒落でなんかムカつく by嫁
クロスカブを見た妻殿の第一声がこれでございます(笑)
Rockmanがクロスカブを買ってくると言って妻殿が想像していたのはJA59型のあれ。もはやホンダの象徴となっているスーパーカブ110です。
JA59 スーパーカブのダサかわいいお姿。畑に行くと必ず一台は見かけるカブは思わずほっこりする存在です。
一方のJA60 クロスカブはというと…
スーパーカブの「ダサかわいい」お姿から「カッコかわいい」に変化しておりまする。オフロードっぽさを感じる外装とセミブロックタイヤのコンビで遊べる感MAX♪
JA59もJA60も基本的に中身は同じ。違うのは見た目だけです。
クロスカブを人間に例えるなら、田舎もんが東京さ行って都会ナイズドされた感じとでも申しましょうか(笑)
吉幾三もびっくりのイメチェンです。
見た目はちょっとワイルドさを感じつつも洗練されて今風デザインに感じるクロスカブ。スーパーカブと同様に威圧感は皆無のオートバイになっています。
週末になると高速道路のSAや道の駅に群れで出没するハーレーおじさんのようなオラオラ感はまったく感じません。
どこに出かけても自然体で受け入れてくれそうな「この感じ」。気軽に出かけるという目的において、これはけっこうありがたく重宝しているポイントなのでございます。
バイク乗りに対して悪い印象を持っている人って少なくないんだよね…。相手に不快感を与えないカブ系の乗り物なら、その点警戒心を与えないからすごく楽♪
服装を気にせずどこにでも行ける
オートバイに乗る正装として革ジャン革パンが当たり前だった頃と比べると、かなり普段着寄りの格好でクロスカブに乗っています。
このオートバイは、むしろカジュアルスタイルの方が似合っている感すらありますね。
ラフな服装で乗れる分、オートバイに乗るぞ!乗るぞ!という気合いは必要ありません。近くのコンビニに行く気軽さでいけちゃう。それがいいところ。
この気軽さってとても大事で、出かけるハードルがものすごく低くなるんですよ。
あ〜晴れてて気持ちいいなぁ。ちょっと散歩してくるか♪と思ったらヘルメット持ってカブの近くにいく。そしてレッツラゴー。これだけでいいんです。
オートバイに乗る服装として、防御力が劣る“布の服”ってどうなん?と思わなくもないんですが、中にインナープロテクターを上下で着ているから大丈夫。
まぁ、こんなゴツいプロテクターを着込んでいるのでゴリマッチョに見えてしまうのは玉に瑕ですがね。
Rockmanは、ジャケットやジーンズの下にこれらコミネのプロテクターを着込んでいるよ。たとえ転けても大怪我はしなさそうな雰囲気
冒険心を刺激する
どこにいっても何とかなるという絶大な信頼感。相棒感。それがクロスカブでございます。
よほどの酷道じゃないかぎり、どうにでもなりそうな頼もしさを感じるのは車体の軽さからくる取り回しの良さ。
これほど転ける気がしない二輪は、正直はじめてです。
ちなみに、クロスカブの車両重量107kg。最小回転半径が2m。めっちゃ小回りがききます。
たとえ、ハンドルフルロック状態のUターンが難しい道でも、スイッチバックですぐに戻ってこれる。これは最高です。
まるでママチャリのごとく、どんな道でも突撃できちゃうんだから。
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小学生が集団登校でわらわらいる謎の峠道に迷いこんでも…
急に砂利になってしまう畦道でも…
なんなく走破しちゃう相棒。
小学生のように好奇心MAXでいろんなところに行ける強みが半端ありません。いやぁ〜プチ冒険のお供にクロスカブはサイコーかよ♪
独特のリターン式(停車時はロータリー式)ギヤの操作が面白い
クラッチレスだけど、ギヤチェンジは必要という不思議な乗り物。自動遠心クラッチを採用したカブには独特のお作法があります。
YouTubeで乗り方の予習はしていたのですが、このシステムに完全に慣れるまでには少々時間がかかりましたね。
シフトアップでは、なるべく低回転でどんどん上げていく。シフトダウンでは、減速してしっかり回転数を落としてから後ろのペダルを踏んで、クラッチを切った状態からアクセルをあおってつなげる。
曲がるときに4→3に落とすのは比較的スムーズにやれます。しかし、4→3→2と連続するとちょっとむずかしい。
これがバシっと決まると快感を感じるんですなぁ〜。
まだまだ未熟者の初心者カブ主として、カブのシフトチェンジの奥深さに面白みを感じております。
燃費がよく維持費がクソ安い
クロスカブで500km走るのにかかった費用は、およそ1,200円ていど。
リッター65km以上の燃費はコンスタントに出るし、場合によっては70km以上でることも珍しくありません。
レギュラーガソリンがたとえリッター200円を超えても財布はノーダメージ。これには、思わずにっこりです。
しかも、原付二種の軽自動車税は年間¥2,400。重量税はなし。
任意保険については、自動車保険のファミリーバイク特約を利用してお安く済ませることができます。
オートバイや自動車の維持に関して頭が痛くなる「税金」「保険」「ガス代」の3問題が格安でおさまるのは、精神衛生上とても良いこと。
気軽に乗れる上に気軽に維持できるというのは、本当にストレスフリーです。
カブの部品は安いしカスタムパーツも豊富。気軽に遊ぶには良い素材だわぁ〜♪
まとめ
今まで乗ってきたオートバイは「もっと速く走らんかい!」と妖しく囁いてくるモデルが多かった中、クロスカブは「もっとゆっくり楽しもうよ」と乗り手をたしなめてくれる優しい存在です。
しかも、遅いのにそれがなぜか楽しいという不思議なマシン。いやはや、奥深い世界観を持っていますよカブ系の乗り物は。
テキトーに走って、気まぐれに寄り道。そして、お土産をつんで帰ってくる。こんな平和な使い方がとても似合うクロスカブは今のワタクシにとって最高の相棒だと感じています。
これからどんどん暖かくなるので、雪がとけたら裏磐梯あたりにお散歩ツーリングしたいですね。
コメント
気軽にカブ…
時代はカーボンニュートラル!
なので気軽にキメラちゃんに乗りましょう
乗る前にすね毛剃ってピチパンキノコヘルメットに身を包み赤水玉模様のジャージを着てお山に向かえば気合いの入ったローディーさん達がこめかみに血管浮かせながら素敵なライドにお誘いしてくれますよw
お子さんも産まれた事だしロードバイクで運動して健康維持に努めましょう
ちなみに自分は今月3ヶ月振りに自転車通勤再開したら絶賛全身筋肉痛中ですw
で欲しいホイールはカンパニョーロ、ボーラWTOウルトラのリムハイト45ミリのクリンチャー
必要予算55万前後…
予算確保に後2年は必要になったのでとりあえず来月あたりにデフォルトで付いてたタイヤをコンチネンタルグランプリ5000に交換しようかと思ってます
予算貯まるまではタイヤで誤魔化すぞ~!
>カディエ先生 様
早朝はカブに乗って夕方はキメラに乗るという週末を最近は楽しんでおりますよ♪
自転車にガンガン乗りたいという気持ちはあるのですが、オーダーしていたシクロクロス車の業者とのトラブルで色々と萎えてしまいました。
おそらく、預けていたパーツも返却されないまま全ての損失を私がかぶることになりそうです。
高級カーボンホイールいいですねぇ〜♪
絶対に走るのが楽しくなるやつですね。
タイヤを交換するだけでも走りは大きく変わるので、GP5000の乗り味を楽しんでください。
バイク購入したショップに欲しいホイール相談したところ…
ボーラWTOは入って来るけどWTOウルトラは品薄状態で注文しても入荷が何時になるかわからないとの事
現在数件注文受けててそれが1年以上待ってる状態だそうで…
で、なんか良い物ないかなぁ~ってユーチューブ観てたら台湾の新興メーカーでワンエアーってとこのDX5ってホイールが非常にコスパの良いとの紹介動画を発見!
動画は2年前のものだったので今日ショップに行って
取扱いしてるメーカーか?
インフレで値上がりしてるだろうから現在の価格は(当時は218000円)?
在庫の有無&入荷までの期間は?
を相談したところ…
メーカーとの取引有り
価格はやはり値上がりしてて税込みで279400円
在庫有りで入荷までに7日〜10日程度との事
現在使ってるホイールからスプロケットの移植は無料でやってくれ更にリムハイトが48ミリになるのでバルブの長さが足りないからバルブ長さ60ミリのチューブ3本も無料で付けてくれるとの事なので即決で注文お願いして支払いも済ませてきました
後は納品待ちで楽しみです
>カディエ先生 様
おぉ!DX5を注文されたのですね。
おめでとうございます♪
リムハイト48mmで重量が1,380gですから、スペックがめちゃ高いホイールですね。
これならどのステージでも楽しく走れそう。うらやましぃ〜♪(°▽°)