小学生が起こした自転車事故による損害賠償訴訟・・・
神戸地裁が母親に9,500万円という高額賠償を命じたのは記憶に新しいと思います。
未成年の過ちは親の責任。
監督責任を問われる親に数千万円から1億近い賠償金が命じられるのは、今後も珍しくないでしょう・・・。
莫大な賠償金の支払いは、庶民にとって極めて困難。
銀行の預貯金や金融資産、持ち家を売却したとしても、賄いきれない場合がほとんどです。
(; ゚∀゚).。oO(【自己破産】or【 残債の長期分割払い】 どちらの選択肢も地獄だ・・・)
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世の中は、あらゆるリスクで溢れています。
しかし、備えあれば憂いなし!
最悪を想定して平時から備えていれば、ビビることなどありません。
例え家族の誰かが自転車事故で相手に大損害を与えたとしても、カバーできる保険に入っていれば最悪の事態は免れます!
今回は保険に関するネタ。
自動車保険の継続手続きで、下記2つの特約をプラスした結果、自転車保険に個別加入するよりも保険料がお得になりました。
- 個人賠償特約
- 交通事故特約
保険会社によって内容は異なると思いますが、上記2つの特約は自転車に乗る全ての人に加入を勧めたいもの。
本日は自転車に関連する保険ネタを書いてみたいと思います。
自動車の任意保険更新時に特約をつけてトラブルに備える!
自転車で事故にあう確率
1年間に日本国内で自転車事故にあう確率
単純計算ではありますが、日本人が一年間で自転車事故に遭遇する確率を出してみましょう。
- 交通事故発生件数:およそ57万4千件 ※1.
- 自転車事故発生件数:およそ11万2千件 ※2.
- 国内の自転車登録台数:7200万台 ※3.
(常時使用状態の自転車:3700万台(全体の52%))
11.2÷3700=0.003
日本国内で自転車事故にあう確率:0.3%
1年間に日本国内で自転車事故の加害者になる確率
自転車事故で加害者になった割合は、自転車事故全体の15.8% ※4.
2014年度の自転車事故発生件数が11.2万件なので、その15.8%となると、およそ1万8千件。
先程と同じ計算で導き出すと・・・
1.8÷3700=0.0005
日本国内で自転車事故の加害者になる確率:0.05%
加害者になるリスクは低い
単純計算で導き出した自転車事故のリスク。
加害者になる確率は、とても少ないと言えます。
しかし、0.05%と言えば、宝くじの当選確率より遥かに高い!
(宝くじ10枚購入で1等が当たる確率は0.0001%)
Rockmanを含めて宝くじに当たる予定の方々は、迷わずリスクカバー型の保険に入った方が良いということになります(笑)
【参考】
※1.:交通事故総合分析センター
※2.:警視庁 自転車の事故発生状況
※3.:国土交通省 道路局参考資料
※4.:日本損害保険協会
自転車保険は沢山あってワケわからん
- 自転車の責任保険(総合保健センター)
- あ・う・て ケガの保険Bycle(au損保)
- セブンイレブンで入る自転車向け保険(三井住友海上)
- CYCLE自転車の保険(三井住友海上)
- ちょこっと保険(Yahoo!保険)
- TSマーク付帯保険
- JCA自転車総合保険
- その他、外資系保険
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ウガァアァァー!!
ヽ(`Д´)ノウワァン
軽~く自転車保険を列記するだけで、こんなに出てきます。
自転車事故で加害者になる確率は、前項目の通り0.05%・・・。
これだけ保険が乱立しているということは、掛け捨て自転車保険にうま味があると言うことでしょうな。
各社の約款を分析して、比較例を出せれば良いのかも知れません。
だが、そんなの無理!
何万文字になるか分かりゃしません。
個別に自転車保険に入る必要がある方は、それぞれの損保会社にアクセスして条件を調べてみてください。
( ゚∀゚).。oO(自家用車をお持ちでない方は特にね!)
市民交通災害共済では不安
市民交通災害共済とは、福島県内13市で実施している共済(保険)。
福島県民の多くが知るメジャーな保険です。
年額1人500円の会費で加入でき、国内の交通事故で死亡または入院・通院した場合、見舞金が支給されるこの制度。
支給額は以下の通り・・・。
死亡で100万円。
入院日数270日以上で30万円。
(一日あたり1,111円)
少なすぎ!笑えない!!
自転車事故で相手の損害賠償もカバー出来ないどころか、入院見舞金も鼻くそ並。
共済に入る意味はほとんどありません!!
(; ゚∀゚).。oO(何だかよく分からん内にRockmanは今年も入っていたんだけどねwww)
自動車保険の契約更新時に特約を確認しよう!
Rockmanが契約している自動車保険は、あいおいニッセイ同和損保。
(会社の名称が長いよ!)
ゴールド免許で20等級、63%の割引率。
年齢条件26歳以上では、最も良い割引です。
今回、契約更新で付けた特約が以下の2つ。
- 交通事故特約
- 個人賠償特約
交通事故特約は、自動車事故以外の交通事故で支払われる保険。
被保険者とその家族全員が対象となります。
(被保険者の損害を補償する特約)
(; ゚∀゚).。oO(無保険のクズが起こした事故に巻き込まれても、自立支援費用として2億円まで出るよ。事故防衛は必要!)
個人賠償特約とは、被保険者ならびにその家族が偶発的事故で他人に損害を与えた場合、損害賠償責任を保険会社がカバーしてくれる特約です。
日本国内での支払限度額はないので、億を超える損害賠償でもカバーしてくれます。
(損害を与えた相手への補償特約)
2つの特約を付けた自動車保険料の割増額は3,120円。
ひと月あたり、260円♪
安い!安いよぉ~!!
ちなみに、賠償責任補償限度額1億円の自転車保険、
「自転車の責任保険」基本コースで年間3,600円。
およそ500円の差しかありませんが、自動車保険特約だと限度額無制限なので安心。
そして安い!
どちらが得かは、言うまでもありませんな!!
まとめ
自転車事故で加害者になる確率は0.05%
ゼロに近い確率ではありますが、ゼロではありません。
リスクは常に存在しています。
備えよ常に!
この有名な言葉を肝に銘じておきたいものです。
自家用車の任意保険契約をしている方は、更新の時期に特約事項をチェックしてみていはいかがでしょうか?
個別で自転車保険に入るよりも、お得な場合が多いと思いますよ。
コメント
事故の加害者になってしまった時、相手に賠償する為に入る保険は記事にありますとおり、個人賠償責任保険(略称 個人賠)となります。
そして個人賠だけでいうと保険料が月に200円にも満たない金額になってしまうため、それ単体ではありません。
傷害保険をセットにして自転車保険と称しているか、自動車保険や火災保険に特約という形になっています。
傷害保険は保険会社にとってリスクが大きいため、ゴミみたいな補償しか付いていない事が多いです。
さて、個人賠に入る時にもう一つ判断基準があります。それは
「示談交渉サービス」のあるなしです。
事故を起こしてしまった時に物凄い心理的なプレッシャーや煩わしがあるのは相手と交渉する時です。
示談交渉サービス付きであればある程度は保険会社に丸投げできます。(事故直後のお見舞いくらいはしましょう)
有名どころの保険会社なら示談交渉サービスはほとんど付いてはいますが、保険の更新の時に代理店さんに聞いてみましょう。