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【インプレ】いまさらスペシャライズドAETHOSを買った理由とヒルクライムが苦手なわけ

ロードバイク

お久しぶりです。Rockmanです。
子育てが忙しくてネタ不足という理由から、一年ほどブログをお休みしておりました。

しかし、そんな日々も終わりです。11年ぶりにロードバイクを買い替えたからね!

 

よきパートナーだったKOGA KIMERAに別れをつげ、新たな相棒となったのはスペシャライズドの「AETHOSエートス」。

ちなみに、S-WORKS(フレーム価格66万円)仕様ではございません。あれは、ワタクシの財力では逆立ちしても買えませんので(笑)

50万円という予算のはんいないで最もコスパに優れたEXPERTエキスパート(上から3番目)を購入しました。

こちらのグレードは、現代的なロードバイク三種の神器が一通りそなわっているモデル。

  • 電動変速
  • 油圧ディスクブレーキ
  • カーボンホイール

このよくばり3点セットの車体が在庫処分で30% OFFに。


↑↑赤丸が塗装不良の部分

さらにリヤエンド部分に微妙な塗装不良があり、5% OFFを上乗せ。

さらにさらに!支払額から10%分の用品クーポンをくれるという太っ腹な企画をやっていたスペシャライズドさん。このクーポンをカーボンハンドルの購入資金にあてました。

この仕様なら、あとから余計なコストはかかりません。

いや…実際はどうしても変えたいパーツが出てきて14万円ほど飛んでいきそうなんですけどね(血涙)

Rockman
Rockman

カスタムにお熱がでて、出費で吐きそうになるのが趣味人ですわ(笑)

 

AETHOSで500kmほど走ってみた感想は、ずばり…

走るほどにサイクリングが楽しくなるロードバイクだよ♪
峠の上り以外はなぁー!!

というもの。



(゚Д゚)ハァ?

AETHOSって超軽量フレームでヒルクライムに最適じゃないの!?アホなの??

そう思ったことでしょう。

その感想はもっともでございます。ある条件さえととのえば、このAETHOSはすばらしいヒルクライムマシンになるでしょう。

では、ワタクシが購入したEXPERTグレードのなにが気に入らないのか?

それは、レバーです。

AETHOS EXPERTに組まれていたSRAM Rival eTap  (D1) のレバーが大きい。見よ!このツノの出っ張り具合と太さを。機械式変速のディスクロードと変わりゃしません。

そして、なによりもレバーが重すぎる!

そのパーツ重量、左右合計でおよそ500gなり。

今回のブログでは、そこら辺のネガティブポイントも含め、なんの忖度そんたくもなく好き勝手にAETHOS EXPERTエートス エキスパートをレビューしていこうと思います。

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SPECIALIZED AETHOSとは

ターマックと比べると明らかに地味な存在のAETHOSエートス。このモデルをよく知らない方もいるでしょう。

簡単に説明すると…

AETHOSエートスとは、スペシャライズドが「純粋に走る楽しみ」を追求してつくった斬新なロードバイクのこと。

S-WORKS仕様は、日本バイシクル・オブ・ザ・イヤー2021年受賞という輝かしいトロフィーを獲得しています。

人生の大半を自転車に捧げている 狂人 趣味人たちが選んだバイクなんですから、ロードバイク愛好家ならいちどは乗ってみたいと思いますよね。

Rockman
Rockman

レース規則を無視した自転車なのにDesign & Innovation AwardやBicycling(米国)Bike of the Year 2021など、各国でショーレースを制しているはちょっと笑える。

 

AETHOSは「Break The Rules」をかかげ、レース規則やエアロ性能にしばられず、ただ純粋に「軽く」「しなやかで」「美しい」ことを目指しました。

鬼才ピーター・デンク氏が手がけたS-WORKS仕様は、驚異的な軽さと破綻のない剛性バランスから玄人を中心に高い評価をえています。



とまぁ…ざっくりエートスくんを紹介するとこんな感じになりますね。

フレームは、S-WORKS(FACT 12R)を頂点にセカンドグレード(FACT 10R)サードグレード(FACT 9R)とつづく3種類の構成。

56サイズのS-WORKSが586g
セカンドグレード(FACT 10R)が699g
サードグレード(FACT 9R)で799g

グレードがひとつ下がるごとにフレーム重量は100gほど重くなります。

ワタクシが購入したEXPERTは、セカンドグレードのフレーム(FACT 10R)を採用。
他社のフラグシップモデルと遜色のないフレーム重量なのは、うれしいポイントでもあります。

Rockman
Rockman

軽さは正義!万物の物理法則に効く!!

AETHOSを購入した理由

れた古女房のごときKOGA KIMERAから乗りかえを決意した大きな理由は次の3点。

  1. 愛用していた24Cタイヤが廃盤
  2. アルテグラR8000シリーズがディスコン
  3. KIMERAのスモールパーツ入手が絶望的
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↑↑KIMERAフレームは24Cタイヤでこのクリアランス!狭すぎる

PAXホイールの仕様(リム内幅19mm)とフレームのクリアランスの関係で、はけるタイヤが24Cに限定されたMy KIMERAくん。入手性のよい25Cのタイヤがはけません。

アルテグラR8000シリーズもシマノからディスコンされ、KOGAの代理店だったジオライドジャパンは2018年を最後に活動のけいせきがみられない。とうぜん補修パーツも手に入りません。

今回の買い替えは、KOGA KIMERAをとりまく環境の悪化についていけなくなった部分が大きいのです。

さらに、肉体の衰えも買い替えを決意した一要因。
四十をこえて、KIMERAフレームとRockmanの体がシンクロしなくなりました。

KIMERAは、ある一定のトルクやケイデンスがフレームの特性とガッチリ合った時にめちゃくちゃよく走ります。要はスウィートスポットがあって、そこを外すと合成獣キメラに脚を喰いちぎられるのです。

脚力が全盛期とくらべて比較にならないほど落ちたこの肉体。もう、こいつを飼いならすことができません。

そうなったら、もうオーナーとして失格ですわ。

大好きなバイクで11年も乗りつづけました。正直、このあたりが潮時です。



そんなわけで、次の愛車を探す旅がスタート。

乗り味と唯一無二のデザインが気に入ったモデル(MADONE Gen.8)はあれど、欲しいカラーは140万円もしやがるwww

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こんなもん買えるかー!とふて寝しつつ、ネットサーフィンの果てにみつけたのがスペシャライズドのAETHOSでした。

レースモデルを中心に探していたところで盲点だったこの自転車。ワタクシが要求する条件をパーフェクトで満たしてくれたのです。

条件
    • 身長173cmのRockmanが乗るのに適したフレームのジオメトリー
    • ディスクブレーキ専用フレーム
    • 11Sもしくは12Sの電動コンポ
    • 最大タイヤ幅30C以上
    • 質感の高いカラーリング

今後をみすえてUDH規格だったら最高なんですが、そこはどうとでもなるポイント。愛車にもとめる必須条件にはふくめないことにしました。

2020年10月に発表されたこのAETHOSは、はっきりいってモデル末期。今買うにはどうなん?と思うでしょう。

ただ、乗ってみると本当に5年前に出たバイクなの?と思うほどによく走る。中低速の軽やかな加速感は今のエアロロードよりも鋭いです。

最近では、定期的に在庫車のセールがおこなわれるようになりました。ひょっとしたら、モデルチェンジが近いのかも。

リムブレーキから低コストで移行するなら、ぜひおすすめしたい一台なのです。

Rockman
Rockman

とてもいいバイクだから、AETHOS乗りを増やしたい衝動にかられているワシ(笑)

AETHOS EXPERT 機材構成

フレーム

極めてシンプルな造形。

そして、半艶で上品なサテンメタリックディープレイクのカラー。バリアスコートを施工し、うっすら濡れた質感になりました。

この色のAETOHSをみつけたから購入したといっても過言ではありません。

 

丸パイプで構成されたフレームは、ぱっと見「アルミフレームですか?」と聞かれそうな雰囲気。

もし聞かれたら「そうですよ。知らんけど」とこたえるつもりです(笑)

空力の改善と後ろ三角の剛性UPに効果的なドロップドシートステーすら採用していないクラシカルなフォルム。ワタクシ、このたたずまいが大好きです。

トップチューブは前側が一般的なバイクより太く、後ろ側にかけて細いつくりに。ダウンチューブもヘッド側が太く、BB側が細いという現代バイクの逆をいく設計が実におもしろいですね。

BBはJISの68mm。スレッド規格というセルフメンテ派にはありがたい仕様。

一見するとBBまわりの形状が華奢でたよりなく感じるかもしれません。しかし、心配ご無用。当然なんの問題もございません。

AETHOSでつちかわれた軽量化と剛性バランスのノウハウ。これが後につづくターマックSL8の設計に強く影響をあたえております。両者の造形を見くらべると、技術開発の一連のながれがうかがえてとても興味ぶかいのです。


↑↑TARMAC SL8のBBまわり

Rockman
Rockman

TARMAC SL8のBBまわりは、まるでAETHOSじゃ。



エアロは完全に無視という、いさぎよい逆張りスタイル。メンテナンス性を考慮してケーブルはあえて外装式に。(ここが最高だぜ!)

空力的に最悪な丸パイプの集合体。でも、乗って楽しい♪

それがAETHOSでございます。

 


フォークコラム:1-1/8インチ(28.6mm)


シートポスト:27.2mm

フォークコラムとシートポストの規格はリム時代からおなじみの一般的なやつ。どちらも汎用パーツが使えて、ポジションの変更も自由自在です。

ふつうに見えるけれど、昨今のトレンドからすると全然ふつうじゃありません。

Rockman
Rockman

ポジション変更とメンテナンスによけいな手間がかからない構造。実にすばらしい♪

コンポーネント

12速のSRAM Rival eTap AXS HRD (D1)

コンポーネントは、ワイヤレスでリヤが12段変速となったSRAM Rival eTapを採用。

右でシフトアップ、左でシフトダウン。左右両押しでフロントディレイラーを操作するSRAMしぐさ。

自動車のパドルシフトのように、直感でつかえる優れたUI(ユーザーインターフェイス)です。このシフトパターン、車好きのワタクシからすると最高につかいやすいです。

Rockman
Rockman

シマノの電動コンポでもスイッチのカスタマイズが可能。疑似的にSRAMしぐさにできるから、シマノコンポに戻った際はこのパターンに変更するかも。

 

54サイズのAETHOSでは、クランクサイズが172.5mm。KIMERAの170mmクランクから2.5mmほど長くなりました。違いは全然わかりません(笑)

チェーンリングは48-35T。カセットスプロケットは10-36Tという、ひと昔まえでは考えられないワイドギヤがアセンブルされています。

左クランクには純正のパワーメーターつき。

レースをしないRockmanには不要と思っていましたが、あったらあったでとても便利。ペース管理に重宝しています。

ROVAL RAPIDE C38ホイール

ミドルクラスのAETHOSには、エントリーグレードのROVAL製カーボンホイールが標準装備。
前後重量は1,600gほど。重量級のおもさです。

ただ、セカンドグレードのフレームに電動コンポを搭載したトレック MADONE SL6のホイール(ボントレガー Aeolus Elite 35)も1,600g台。

ミドルグレードの車体につくカーボンホイールとしては、標準的な重さなのかもしれません。

外観は、リムがマットでロゴがツヤありのパターン。主張おさえめなデザインでフレームとの相性がとてもいいと感じています。

ハブはDT370の首折れスポーク(Jベンド)用。

前輪は24H コンペティションレースのゼロヨン組み
後輪は24H コンペティションレースのヨンヨン組み。

はっきり言って、よくわからないスポークパタンですね…。

ディスクブレーキの前輪をセオリーどおりに組みあげると「逆イタリアン組み」。

リヤは「JIS組み」が理にかなっていると思うのですが、左右同数組み可能な24Hでゼロヨン組みとヨンヨン組みにする理由は何なのでしょうか?

ワタクシごときの脳みそでは、ROVALの設計思想がりかいできません。

ROVAL エアロハンドル

納車時に標準のアルミハンドルバーから交換してもらったROVAL RAPIDE ROAD BAR。
420mmサイズで225gなので、インストールしてもらった400mmサイズはもう少し軽いはず。

当初は、カーボンのフレアハンドルかシャローハンドルにするつもりでした。
しかし、在庫がどこにもありません。

仕方がないので、翼断面形状にちかいエアロハンドルをチョイスした経緯があります。

クラシカルな雰囲気のAETHOSにエアロハンドルってどうなん!?と思っていましたが、意外と見た目はわるくありません。

キャットアイのサイコンマウントをとりつける関係から、左側のカバーは外して運用中です。

Rockman
Rockman

サイコンマウントのアウトフロントブラケット2は冷間鍛造アルミ製でとても頑丈。しかも安い!ゆるふわーくすさんの変換アダプタでブライトンのサイコンをとりつけています。

車体重量

なぜか、EXPERTの完成車重量だけスペシャのWEBサイトに記載がありません。なにか理由があるのでしょうか?

だったら、実測の重量をたしかめてみましょう!

結果は、上の写真のとおりペダル込みで7.84kgという結果に。

カーボンのエアロハンドルにシマノのペダル PD-5700をつけた状態でこの重さ。ペダルレスで7.5kgというところでしょうか。



ん?DT SWISSのアルミホイールに105 Di2のCOMPグレードと重さが変わりゃしねーぞ??

そう。EXPERTはCOMPよりも定価ベースで20万円も高いのに重量はかわらんのです。

なんだこれは???

こっちはカーボンホイールにカーボンハンドルやぞ!

( ゚Д゚)ゴルァ

これもすべてはSRAM Rival eTapのコンポが重いせい。もうちょっと、こう105並の重量にしてほしかったですよ…スラムさん。

Rockman
Rockman

SRAM Rival eTapとR7100 Di2の合計重量を比較するとスラムの方が250gほど重いよ。

実走レビュー

6月から乗りはじめて、3ヶ月で500kmほど走りました。

「ぜんぜん走れてねーな!」というツッコミはご勘弁ください。これでもヨッメにキレられないように早起きして乗った方なので(笑)

ちなみに、ディスクブレーキ仕様のロードバイクに100km単位で乗ったのは、これがはじめてでございます。

AETHOS EXPERTを評価をする上で、これまでに乗ったことのあるディスクロードは以下の5台。

  1. TARMAC SL7 S-WORKS
  2. MADONE SLR7(Gen.8)
  3. MADONE SL5(Gen.8)
  4. AETHOS S-WORKS
  5. AETHOS SPORTS

これらと比較してどう思ったかという感想になります。

端的にいうと、AETHOSは快適で乗って楽しいバイク。くだりの安定感もすばらしい。

ただし、SRAM RIVAL eTapのレバー!てめーはだめです。

乗り心地

まぁまぁ良い。

空気圧は5.5〜6Barのチューブドで実走。

さすがに第8世代のマドンと振動吸収性をひかくすると明らかに劣ります。でも、悪くはありません。

網目状にクラックの入った舗装道路では、後ろ三角が振動をうまく吸収してくれます。

ケツをランマーでしばかれつづけるようなKIMERAとは別ものの乗り心地ですな。

ただしシートからのゴツゴツ感は、はっきりと伝わります。より乗り心地を重視したい場合には、垂直方向のコンプライアンスに優れたROVAL TERRA CARBON SEATPOSTに交換すると効果的でしょう。

実際にこのシートポストに交換したAETHOS乗りの方は気に入っているようですね。

最近の状況/ROVAL Terra シートポスト インプレ|Yuta Mori|Team Pelicans
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加速

最高に気持ちいい♪

0-35km/hあたりのレンジで、スピードの立ち上がりがとても速いです。

ゼロ発進からの加速がすこぶるスムーズ。スゥゥゥ〜っと滑らかなスピードの乗りかたは上質のひと言。

思わず「ンンンッ♪ギモジイイイ〜♪♪」と変な声がでそうになりました(笑)

余談ですが、同じ機械式12Sの105を搭載したMADONE SL5とAETHOS SPORTSを比較した場合、AETHOSの方が軽やかです。そして、加速もするどい。

ただ、35km/h以上の速度領域になるとAETHOSでは分がわるくなります。

平地巡航

35キロまでなら快適でいいね。

ただし、35km/h以上の速度域だと、エアロロードには歯がたちません。
空気抵抗が支配的となる45km/hをAETHOSで維持しようと思うと、かなり脚が喰われます。

そりゃ、しょうがないですわ。AETHOSは空気抵抗が最悪な丸パイプの集合体なんですから。

 

空力面でどうしてもネガティブな部分がでてくるAETHOS。しかし、性能の劣るここをあるていどセミディープリムのカーボンホイールがカバーしてくれます。

ROVAL C38のエアロ性能が良いせいか、30km/h台の巡航は快適です。そして、横風にもつよい。

某クセが強くて有名なショップさんで「クソホイール!」とDisられていたC38ですが、ワタクシはそんなに悪いとは思いません。

ただ、スポークの組み方を変えたら、このホイールがどう化けるのかに興味津々。

来年か再来年あたり、PAXさんにお願いしてフロントを「ロクヨン逆イタリアン」に。リヤを「ヨンロクJIS」で組んでもらおうかと計画中です。

ヒルクライム

クソですwww

おなじAETHOS乗りからぶん殴られそうな感想ですみません。

インプレ文学が百花繚乱ひゃっかりょうらんするAETHOSでこんな感想を書いているのはRockmanだけでしょうねwww

まぁ…AETHOSのインプレで検索すると、ほぼほぼS-WORKSか105 Di2のCOMP仕様だからしょうがないんですけど。

ワタクシのSRAM Rival eTapを搭載したEXPERTグレードの詳しいレビューなんてありゃしません。

冒頭からDisっていますが、D1世代のSRAM Rival eTapのレバーが大きく重いせいで、のぼりのハンドリングがもっさりモサモサなのでございますよ。

ただ、ここの感想は前にどんな仕様のロードバイクに乗っていたかで変わる部分。

普段から油圧ディスクブレーキ・機械式変速のレバーを愛用している方なら、「ふりが軽いぜ♪」とおもう可能性もじゅうぶんにあります。

その点、ワタクシRockmanはダメでした。


↑↑KIMERAのST-6770 Di2

なぜなら、以前つかっていたレバー(ST-6770)の重量が実測値で300gていどと軽量だったから。

 

一方、RIVAL eTapのレバーは500g近いのです。

片側で100g、トータルで200gもレバーが重くなったら、そりゃ挙動がもっさりしますわ。



インナーローでは、ギヤ比1.0をきる10-36Tのワイドギヤも斜度20%超えでは助けられます。フレームの反応もS-WORKSほどではないにしろ軽快です。

やはりレバー!こいつさえ軽ければヒルクライムがくそ問題はすべて解決されます。

というわけで、ロードバイクのカスタムはまずホイールを軽くするというセオリーを破り、AETHOSでは新しくなったSRAM FORCE(E1)のレバーにアップグレードしたいと思っています。これで80gほど軽くなりますからね。

まぁ…工賃込みで14万円以上かかりますけど(血涙)

Rockman
Rockman

80gごときを削るために14万円もかけることになるとは…

ダウンヒル

最高です!

のぼりではクソもっさりしたハンドリングでしたが、くだりの安定感は拍手もの。

リムブレーキでは恐怖心をいだく速度レンジでも、スルーアクスルのAETHOSなら鼻歌まじりでくだれるのです。

この部分の安心感はディスクロードにして本当に良かったと思う最大のポイント。

ブレーキ性能ではなく、ホイールとフレーム締結部分の剛性こそがディスクブレーキ仕様の最大の利点だと感じました。

 

くだりが安心できる要素のひとつにタイヤもあげられるでしょう。

AETHOS EXPERTについてくる標準仕様のタイヤは、S-Works Turbo。

ミシュランのようなもっちりとした感触はなく、かたさを感じます。コンチネンタルGP4000S2やIRC ASPITE PROよりかたいかも。

ただ、グリップ感はしっかりしていて好印象。くだりでも不安感はありません。

完成車についてくるのは大抵クソタイヤという先入観がこのタイヤで崩壊。なかなか良いタイヤをつけてくれるスペシャライズドの良心にちょっと驚いています。

Rockman
Rockman

いちユーザーとして、古くからおつき合いのあった小売店さんにも良心を見せてほしかったよなぁ〜。スペシャライズドさんよぉー

SRAMの変速

許容できるレベル。

「フ○ッキン SRAM!!」の雄叫びで有名なスラムの変速性能ですが、わるくはないですよ。

とうぜん、フロントの変速はシマノR8100シリーズと比較するとだいぶ遅いです。感触としては、初代アルテグラDi2の6770と同等かそれよりもちょっと遅いていど。

コンマ1秒を争うガチ勢でなく、サイクリング用途でのんびり使うのなら、なんの問題もありません。

 

ただし、変速時のチェーン位置だけは気にするようにしています。

その理由は、インナーからアウターギヤに変速した際にチェーンがフロントディレイラーに巻きついたことがあったため。

もちろん、変速時にペダルのトルクを抜くことは忘れていません。極端なたすきがけでシフトチェンジをしたわけでもありません。それなのにジャムリました(笑)

電動変速を利用して、はや11年。チェーン落ちを体験したのはこれがはじめてです。

幸いなことに、BB側にチェーンが落ちたわけではなかったので、フレームに傷が入るという最悪の事態はさけられました。

この経験から、変速時のギヤは6速か7速でチェーンラインがなるべく斜めにならないように気をつけています。

Rockman
Rockman

変速時に便利だから、サイコンにギヤポジションを表示したいぞい。ブライトンのRider S810かiGPSPORTのiGS800に買い替えたいところだけど、ロードバイクを買ったばかりで4万円をだすことができないつらみよ…

まとめ

レバーの左右合計重量が500g近いということで、本来とくいなヒルクライム性能が封印されてしまったEXPERTグレードのAETHOS。実に残念なことだ。

山に行くのが嫌で最近は平地メインで走っております。AETHOSなのにね(笑)

SRAMのレバーについては散々Disりました。しかし、トータルではこのバイクのことがとても気に入っています。

とりあえず、タイミーにでも登録してFORCEグレードのレバー代を稼ぎますかね。

━おわり━

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コメント

  1. カディエ先生 より:

    新車購入おめでとうございます
    TREKのMadonnaじゃなくスペシャライズドにしたんですね
    TREKだとリアにクイックレリーズ採用してるモデルがありホイール交換したくなった場合ボントレガー以外だと規格が合わない〜って事をネットで見かけたので今のTREKどうなんだろ?と思ってた
    スペシャライズド御用達のROVALってハヴがDTスイスなんですね
    だったらホイール変える際はDTスイスのハヴ採用してる上位グレードが面白いのでは?
    自分も使ってるワンエアーDX5やDTスイス自社製とか?
    はたまた北米繋がりでZIPの404ファイアークレストとか?
    後は最近中華カーボンの評価が高めだから8リアンやライトファストなんてメーカーもユーチューブでよくレビューされてますね
    ヨッメの機嫌見ながらサイクリングですか…
    独り身の自分には想像出来ないけどもう数年もしたら一家でサイクリングなんてあるんじゃないですか?

    • RockmanRockman より:

      >カディエ先生 様
      ご無沙汰しております。
      ブログの更新が滞っており、申し訳ありません。
      新車購入をきっかけに、これからは定期的に更新をつづけていきたいと思っております。

      自分でもAETHOSを買ったのは意外でした。このモデルの存在は知っていましたが、最近までとくに興味がなかったので。
      購入の決め手は店員さんの私物のS-WORKSを試乗させてもらったことですね。乗ったらすごく良かったので、思わずその場で契約してしました(笑)

      C38ホイールの370ハヴはDT-SWISSの下位のグレード。上位のスターラチェット搭載モデルにするのもおもしろそうですね。
      手組みホイールのability cに180か240のハヴをオプションで組み込んでもらうのが面白いかも?などといろいろ考えております。

      一家でサイクリングなんて楽しそうですね。
      とりあえず、娘をストライダーに乗せるところからスタートさせてみます。