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ロード乗りの距離感はおかしい?100km走れる理由はエネルギー効率の差

ロードバイク

◇ロード乗りの日常会話◇

(゚∀゚)「軽く散歩(100km)しない?」

(^q^)「ウェーイwww」

 

世間からすると、5km以上は車で移動する距離。

特にRockmanが住んでいるような田舎であれば、100m先のコンビニに行くのにも車を使うことが普通です。(田舎は車社会)

ご近所さんや個人的に付き合いがある方と日常会話をしている際に、自分が自転車に乗ることが趣味であると言うと…

普段どんだけ走るの?

度々、そう聞かれます。

正直に100km~200km程度と答えると…

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( ゚д゚).。oO(ダメだコイツ!壊れてやがる…)

毎度、このリアクション!

ほぼドン引きされます(笑)

(; ゚∀゚).。oO(明らかに顔が引きつっているんだよねwww)

おれらローディが、難なく100km以上走れるわけ。距離感がぶっ壊れてしまう理由は、ロードバイクのエネルギー効率が影響しています。

本日は自転車のエネルギー効率について。ロードバイクに乗ると長距離走行が楽にこなせる理由について、書いて行きたいと思います。

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ロード乗りが100km以上の距離を楽に走れる理由

エネルギー効率が優れている

By: Lies Thru a Lens

By: Lies Thru a Lens

物体が運動するためには、外部から何らかのエネルギーを取り入れる必要があります。

  • 機械(自動車や飛行機):化石燃料
  • 生物(昆虫や動物):食料

各々のエネルギー源をカロリーに換算し、1gを1km移動させるのに必要なエネルギー量を比較してみると、面白い結果がでます。

エクセルで簡単にまとめてみたので、御覧ください。

エネルギー効率の比較

201506241132

  • 自転車:0.15
  • 人間:0.75
  • 自動車:0.80
  • 犬:1.50
  • ハチ:15.00
  • ハツカネズミ:38.00

身近な存在をピックアップしてみたモノが上のグラフ。
自転車の効率はブッチギリ!

ハツカネズミの1/253
人間の1/5

同じ仕事をしても、エネルギー効率の差はこんなに生じます!

人間のエネルギー効率は0.75なので、一見良さげ。

しかし、上のグラフで表記されていない様々な動物と比較すると、総合順位はリストの上から1/3ふきん。

そんな結果に、「万物の霊長として恥ずかしい!」。スティーブ・ジョブズは、インタビューで、そのように答えています。

 

参考

自転車のエネルギー効率が高い理由

By: Tejvan Pettinger

By: Tejvan Pettinger

自転車は、ペダルを踏むために使われるエネルギーの98.6%(最大効率で)※1. をタイヤの回転エネルギーに変換します。

一方、人間の歩行を考察すると非常に無駄が多い。使用するエネルギーの実に1/3は、推進力以外のエネルギーに変換されると言われています。※1.

ダイエットのエクササイズとして、自転車に乗るよりも歩行系の運動の方が消費カロリーが高い理由。それは、エネルギー効率の低さによるもの。

ランニングとサイクリングでは、実に2.5~3倍ほど、消費カロリーに差が生じてしまいます。

(; ゚∀゚).。oO(単純に考えると痩せたければ走れということになるよね。でもランニングは身体への負担が半端ないので、メタボさんにおすすめできない運動だよ)


※1.:サイクル・サイエンスより

ママチャリのエネルギー効率がロードバイクより劣る理由

By: Go Imai

ママチャリと呼ばれる自転車も、構造的にはロードバイクとさほど変わりません。時速10kmていどの速度であれば、性能はほぼ同等です。

しかし速度が上がれば上がるほど、エネルギー効率に大きな差が生じます。

その理由は大きく分けて次の3つ。

  • トラス構造のフレームによる差(空力性能も含む)
  • 重量の差
  • 部品精度の差

現在販売されているロードバイクのフレームは、ほぼ全てがトラス構造(三角形)となっています。(特殊なTTバイクは除く)

 

トラス構造がロードフレームに採用される理由は優れた力学的性質があるから。

建設作業用の大型クレーンが三角形の組み合わせになっているのは、よく知られていますよね?

三角形の構造体はとても頑丈!外力を加えても、たわみ難い特徴があります。

自転車フレームをトラス構造にすることで、入力されたパワーを無駄なく路面へ伝えることが可能になります。(フレームのたわみはエネルギー伝達のロスとなる)



By: nimame

一方のママチャリは女性がスカートで乗ることを想定した乗り物。

トップチューブが大きく湾曲しているため、力学的に不利な構造です。

また、安楽な乗車姿勢を取らせるために体重がペダルにのりにくいジオメトリーでもあります。(サドルに体重の大部分がかかる構造)

コスト的制約が高いママチャリは、フレームや摺動部品に使われる素材も総じてチープ。

車体が重くなり部品同士の抵抗も大きくなるので、エネルギー伝達効率が低下します。

これら要素や乗車時に受ける物理的特性が複雑に作用し、ママチャリは速度が上がれば上がるほど、エネルギー効率が悪化してしまうのです。

まとめ

201506010951

「俺、スゲーと思われている♪」

一部のローディーは悲しい勘違い野郎。得意になって一般の方に走った距離を自慢してしまいます。

しかし、世間の皆さんは、あなたのことを凄い思っているワケではありません。

ドン引きしているだけですwww

ロードバイクに乗った事が無い方には、ロードが長距離走行に適した乗り物であることが分かりません。

人間、分からないことは身近なものに置き換えて想像します。

日常の足として使われるママチャリを例に考えるので、自転車で100km走行すると言われればドン引きしてしまうのも仕方がない(笑)

仲間内の会話で距離自慢をするのは大いに結構。長距離走行によって経験した自虐ネタは、とても盛り上がります。

しかしロードバイクが趣味でない方に走った距離を話すと、ドン引きされることだけは覚えておいた方が良いでしょう。

ロード乗りと一般人には超えられない壁があります。そこの所を理解して、休日はロングライドを楽しみましょうw

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