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アウトランダーPHEVはお得!ハイブリッド嫌いも納得する買いたい車

試乗記

先日書いた、新型アウトランダーPHEVのエントリー。

三菱車に否定的なイメージしかなかったRockmanが、アウトランダーPHEVに試乗してみたら、「あまりの良さにぶったまげた!」という内容を書きました。

参考新型アウトランダーPHEV試乗記!三菱のネガ評価を覆す良い車

グーグル・アナリティクスで分析してみると、このエントリーは好評(笑)
とても多くの方に読まれていることが分かりました。

アウトランダーPHEVは、日本で絶大な支持を得ているハイブリッド車の一種。
どんな車か気になる方が、情報を収集しているものと推測されます。(以下ハイブリッドを「HV」と表記)

Rockmanは、アウトランダーPHEVに対し、とても好意的。そのため、HV車全般に好意的なイメージがあると思われるかも知れませんが、それは違います。

なんたってオレは…

アンチHV派

車を購入しようと思っても、割り高なHV車はまず候補に挙がりません。知人からおすすめの車を聞かれることがありますが、HVシステムのクルマは基本的におすすめしません!

HV車に対するオレの考え方は、マツダのエンジン技術者、人見さんとほぼ同じ。

彼の著書、「答えは必ずある」を拝読して、人見さんの言う通り!HV車なんてイメージ戦略で売れているだけで全然お得じゃないゼッ!!

と、1人息巻いておりました(笑)

そんな、アンチHV派のRockmanがアウトランダーPHEVを支持する理由は何か!?

HV車では回収困難な割り増し分のコスト。アウトランダーPHEVなら、6年ちょっとで回収できることに気づいたからです。

今回は、アウトランダーPHEVの魅力をランニングコストを中心に紹介してみるエントリー。このクルマの優れた経済性と利点をツラツラ書いてみたいと思います。

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高額な車体費用を余裕で回収できるアウトランダーPHEV

燃費が良くてお財布に優しいイメージのHV車。実は、全くお財布に優しくありません(笑)

車体購入費用とランニングコストを比較すればひと目で分かるのに、ナゼ気がつかない??

そんなことを思っていた時期もありましたが、世の中は欺瞞(ぎまん)で溢れています。

大企業の倫理は正しいという思考停止状態が常であれば、勘違いしても不思議はありません。

HV(ハイブリッド)車に否定的な理由

RockmanがHV車に否定的な理由は、割に合わないこと。投資金額に対するリターン不足が1番の理由です。

ここらへんの事情について、毒をまじえながら書いみます(笑)

世間の人々がHV車を選ぶ理由

  1. 車体価格が高くてもガス代でペイできると思っている。
  2. 何となくエコなイメージがある。
  3. メディアの評判が良いから自分も乗りたい。

一般の方々がHV車を支持する主な理由は、この3つに集約されるのではないでしょうか?

特に「1」は最も重要。ガス代を節約できる利点は、HV車を購入する強い動機と言えます。(「2」と「3」は今回の趣旨から外れるので、あえて触れません。)

「環境」や「エコ」と言う単語で飾り立てても、しょせんはきれいごと。意識高い系でも、自分が我慢を強いられるようなモノは、まず選びません(笑)

結局は、自分がどれだけ「得」をできるか。いかに自分が得をしていると思い込めるかが重要になります。

 

車の乗り換えは、数年もしくは10年に一度のビッグイベント。言わば、祭りと同じです。

「せっかくだから・・・」
「ちょっと高くても・・・」

普段は財布のヒモがキツくても、車を購入する時は祭り気分でゆるゆるw

普段なら絶対に買わない「ゴミ商品」を縁日だと喜んで買ってしまうように、割高なディーラーオプションを「せっかくだから」の一言で付けてしまう方は多いはずです。

HV車も同じ。数年単位のトータルコストを計算すると、HV車よりガソリンエンジン車を購入した方が、はるかに得です。

しかし、日々のコストとしてチマチマ払い続けるガソリン代が安く済むHV車。「得」をしてないのに、一見「得」をしているような錯覚を覚えてしまいます。

HVの割高なコスト!10年では回収できない

現在、コンパクトSUVの中で最も人気があるホンダ・ヴェゼルを例に、ランニングコストの比較をしてみましょう!

  • HYBRID X (FF車):242万円
    JC08モード燃費:26km/L
  • X (ガソリン FF車) :207万円
    JC08モード燃費:20.6km/L

同一グレードでHV車とガソリン車を比較すると、価格差は35万円。JC08モード燃費の差が5.4kmなので、ガソリン車は優秀ですなぁ~(遠い目)

一般の方がひと月に走る走行距離は、平均で1,000km。年間にすると12,000km。レギュラーガソリンの価格は、1Lで140円として計算。

JC08モードから-15%の燃費と仮定して導き出される年間コストは…

  • ヴェゼルHV:7万6,020円
  • ヴェゼル  :9万5,945円

HVとノーマルの年間コストを比較すると、その差額はおよそ2万円。車体価格の差(35万円)を取り戻すためにかかる年数は、17年を超えてしまいます

HV専用カラーが用意されていたり、装備が微妙に違うなどの差はありますが、35万円のコストを払ってでも手に入れる価値があるかと問われれば・・・

否(イナ)

それなのに、ヴェゼルを購入する方の82%がHVを選んでしまう。大企業が展開するイメージ戦略の恐ろしさを感じざるおえません。

(; ゚∀゚).。oO(HV車でもホンダ・フィットHVはトヨタ・アクアに対抗するため価格がお安い。使い方次第では10年以内にペイできる場合もあるから例外は当然あるよ)

アウトランダーPHEVの利点

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  • 割増のコストを回収できる。
  • 大排気量車並のパワーを体感できる。
  • 内・外装がショボくない。

割増な車体コストを回収できる

  • アウトランダー M(PHEV 4WD):359万6,400円
    充電電力使用時:60.8km
    JC08モード燃費:20.2km/L
  • アウトランダー 24G(ガソリン 4WD):279万1,800円
    JC08モード燃費:14.6km/L

アウトランダーPHEVとノーマル仕様(4WD)を廉価グレードで比較。

PHEVとノーマル車の差額は、80万4,600円。補助金として29万円を国が負担するので、実質的な差は51万4,600円となります。

( ゚∀゚).。oO(PHEVは補助金にプラスして「自動車取得税」「重量税」が免税。さらに6万4,300円ほど得する計算になるよ)

 

ここで、PHEVとノーマル仕様のランニングコストを比較をしてみましょう!

前提条件はヴェゼルと同一。それにPHEV用の条件として、追加事項をプラスしたものが次のものです。

  • ひと月の走行距離:1,000km
  • 年間走行距離:12,000km
  • レギュラーガソリン価格:140円
  • 深夜電力の満充電価格:135円
  • 燃費はJC08モードの-15%として計算。
  • EVモードは実際の走行可能距離に近い40km。
  • 月曜から土曜までの1日当たりのPHEV使用距離:20km
  • 満充電は週に4回
    (平日用:3回, 週末用:1回)
  • 日曜日の走行距離:120km
    (120kmの内、40kmはEVモードで走行)

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上記の条件を基に計算した年間のエネルギーコストは、次の通りになりました・・・。

  • アウトランダーPHEV:5万8,860円
  • アウトランダー(ガソリン仕様):13万5,372円

コストの差は、7万6,512円。アウトランダーPHEVの自動車税は、ノーマル仕様より5,500円安いので、年間にするとトータルで8万2,000円の得となります。

よって、6年ちょっとの使用で、51万4,600円の価格差はペイできる計算。10年以上乗ることを考えると、アウトランダーPHEVは、とても得ができるクルマと言えます。

( ゚∀゚).。oO(200V充電設備を自宅に設置する費用や公共の充電設備を使用できるようにするとコストがかさむけど、外部充電ができないHV車を買うより相当「得」なんだよねぇ~)

大排気量車並のパワーを体感できる

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アウトランダーPHEVは、前後に搭載したモーター出力を合計すると3リッター相当の動力性能を発揮します。

モーターはその特性上、ゼロ発進から最大トルクを発生させることが可能。法定速度までの加速感は、3リッタークラスのガソリンエンジン車より鋭く感じます。

そんな大排気量車並の加速性能を持ったクルマが、2リッタークラスの税金で維持できてしまう。しかも、遠出以外ではガス代がかからないから、財布にとても優しい♪

アクセルを踏み込むと、俊足を発揮してくれるアウトランダーPHEV。

「エコ」という単語を使うと我慢を強いられるような気がしますが、我慢を一切必要としないのは、ありがたい限りです。

内・外装の質感が良い

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レクサスに代表される高級HV車は、内装や外装がゴージャス。三菱のアウトランダーPHEVは、レクサスにこそ敵いませんが、質感はとても向上しています。

同じような充電式のHV車として「プリウスPHV」もありますが、内装の質はいわずもがな。

エコカーで経済性が優れていながら、プラスチッキーさがないアウトランダーPHEV。内装の質感も相まって、運転していると強い満足感が得られます。

まとめ

コスト面を中心に、サクッとアウトランダーPHEVの利点を書いてみました。

条件を単純化させてPHEVとノーマル仕様のエネルギーコストを比較した結果、上手くやれば年間10万円近い節約は可能であると結論づけられます。

賢く節約しつつも、エコカー特有のショボさを感じさせないアウトランダーPHEV。オプションで100V電源をつければ、家庭用の電化製品だって余裕で使えます。

使用条件が合っていれば、これほど頼りになるクルマはない。現在購入可能なプレミアムSUVの中でアウトランダーPHEVのアドバンテージは高いと判断するRockmanでした。

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