「最後に邦楽CDを買ったのはいつだ??」
おぼろげでよく覚えていませんが、おそらくEGO-WRAPPINの「くちばしにチェリー」を買ったのが最後。
と言うことは、10年以上CDを買ってないことになります。
昨今、ヒットチャートにランクインする曲は個人的に萎えるモノばかり・・・。
そのため、長らく邦楽に興味を失っていました。
がッ!!
amazarashiの「スピードと摩擦」を聴いて味わった、体の芯をえぐられる感覚!
ナイフで鋭くえぐられるのではなく、スコップで『ザクッザクッ!』と削られていくイメージ。
「痛え・・・痛えぇ・・・」
スピードと摩擦をFullバージョンで聴くと、心が鈍痛を感じます。
それでも、聴くのをやめられない。
この中毒性はヤバイ!
Rockmanは、秒速でCDを注文してしまいました。
(; ゚∀゚).。oO(曲調と歌詞が強烈すぎる!)
amazarashiと言うアーティストを知ったのは、ノイタミナ枠で放送中の「乱歩奇譚 Game of Laplace」という江戸川乱歩没後50年作品のアニメを見たのがきっかけ。
友人と酒を飲みながら俺物語!!の鑑賞会をしていた先々週の深夜。
剛田猛男くんの男っぷりに感心しつつも大和とのイチャラブな姿に、「リア充爆発しろ!」状態。
アッパー系の薬物を摂取したかのごとく、荒ぶっておりました(笑)
そんな昂りを鎮めて、ダウナーにするべく「乱歩奇譚」を鑑賞。
OPテーマと本編の内容に見事ハマってしまったというワケです。
amazarashiの2nd.シングル「スピードと摩擦」
Facebookの公式アカウントでは・・・
「掴みどころない歌ですが、掴まれてたまるかという思いで作りました。
せつな的な速度で、軋轢と摩擦しながら火花を散らす、そんな生についての歌です。」
なかなか言葉にすることができない感情。
人間の深いところにあるモヤモヤ。
それらと共鳴する歌詞の内容。
「掴みどころがない歌・・・」
amazarashiの秋田ひろむ氏は語っていますが、スピードと摩擦の一節一節に心当たりがあるRockman・・・。
心が「ひぎぃ」と悲鳴をあげます。
というワケで、今回はオレがハマっている邦楽アーティスト。
amazarashiに関するエントリーを書いてみたいと思います。
amazarashiの曲は心をえぐる!
- 地元最高!
- 仲間とウェーイwww
- 彼女のために金が欲しいwww
マイルドヤンキーに受けそうな上記のキーワード。
「◯◯乃風」によく出てくる内容ですな(笑)
ウケる理由は理解はできますが、オレ個人としては共感できませんwww
(基本ボッチを好むからw)
それよりも、心の奥底にある人としての根源的部分。
どす黒くてからみつくような感情。
語彙力と表現力乏しい人間には言語化できないモヤモヤした感情を「詞」とメロディーで表現するamazarashiが好きです。
抽象的でわかりにくい部分もありますが、心がビンビン反応するのは本能的に共感している証拠だと思っています。
( ゚∀゚).。oO(「考えるな、感じろ」だね・・・)
スピードと摩擦
カスラ・・・もとい!
ジャスラックの恐い方々から損害賠償請求をされてしまうので、ブログに歌詞を載せることはできません。
なので、この曲を何と表現したものか・・・。
スピードと摩擦は、アニメとタイアップして一般ウケを狙っているとは到底思えない曲。
「聴いた者の1%に突き刺されば良い!」
秋田ひろむ氏は、そう思っているのかも知れません。
真っ暗で救いがない鬱曲とは異なる、絶妙なさじ加減のダウナー具合。
仄暗いとでも言えば良いのだろうか・・・。
黄昏時の焦燥感や諦観を強く感じつつも、一縷の望みを歌詞から感じてしまう。
昔付き合っていた彼女とのやり取り。
無様に燃え尽きて何も結果が残せなかった過去への後悔。
色々と思い出して心を蝕んで行くのだけれど、不思議と嫌ではないんだよね。
もちろん痛いけど(笑)
(; ゚∀゚).。oO(歌詞から何を感じるかは人それぞれ。ブログに載せられないのがもどかしい!)
寺山修司の言葉を体現する表現力
たかが言葉で作った世界を言葉でこわすことがなぜできないのか。
引き金を引け、言葉は武器だ!寺山修司
amazarashiの秋田ひろむ氏が挙げる、影響を受けたアーティスト。
「寺山修司」
秋田さんは、地獄に例えられるこの世界を言葉と音楽の力でブチ壊そうとしているのだろうか??
実際のところは分かりませんが、彼の歌で心打たれる人が多いのは事実です。
中島美嘉さんの曲に「僕が死のうと思ったのは」という、衝撃的なタイトルの歌があります。
この曲の提供者は、amazarashiの秋田さん。
中島美嘉さんバージョンは、もちろん素晴らしい出来栄え。
自殺をほのめかすタイトルながら、とても美しい歌に仕上がっています。
中島美嘉ver.
一方の秋田さんが歌うバージョン。
こちらは、同じ曲とは思えないほどに、心が掻きむしられる衝動。
魂を圧搾して、言葉を絞り出しているような叫び声が心に響きます。
amazarashi 秋田ver.
言霊が宿っていると言えば良いのか・・・。
作詞した本人だからこそ与えられる、「詞」に宿る弾丸のごとき衝撃。
共感できる言葉の羅列は、心を深く深く揺さぶります。
まとめ
- スピードと摩擦
- 僕が死のうと思ったのは
本エントリーで紹介した以外にも、「アノミー」や「ラブソング」など、個人的にハマる曲が多数あったamazarashi・・・。
ライブに行きてぇ!
これほど強く思ったアーティストは、初めてです。
古参のファンには「ニワカ乙!」と言われそうだけど、amazarashiは良いですなぁ~。
ただ・・・
一つだけ、amazarashiに対して感じる懸念があります。
秋田さんが紡ぐ詞は、リア充には生み出せない類のモノ。
印税で潤った状態で、このクオリティーが維持できるのかちょっと心配。
鬱屈としつつもほんの少しの希望を感じさせる歌は、ほどほど「不幸せ」な環境が適している気がします(笑)
「人を呪わば穴二つ」
ヒトの不幸を望むことは決してありませんが、amazarashiの秋田さんには、ちょっとだけアンラッキーであって欲しい。
(犬のう◯こ踏んだり、自宅の鍵をなくす程度にw)
そんな不謹慎な思いが、ふと頭をよぎったRockmanであります。
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