ロードバイクに興味を持った人がはじめに悩むのが愛車選びではないでしょうか?
市場にあふれる魅力的な自転車たち。ジャムの法同様、人間は選択肢が多すぎると、モノが選べなくなる傾向があります。
そこで、玄人のロード親父にアドバイスを求めるのだけれど、返ってくる言葉は…
見た目が好きなものを選びなさい(遠い目)
一見、身も蓋もないように思う回答ですが、そうではありません。
ロードバイクという底なし沼にハマって長い年月が経った親父たちはすでに達観しているので、こんなアドバイスしかできないのです(笑)
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散々悩んだ愛車1号機の選定。
厄介なことに、初心者から脱して中級者になると、再び「次の愛車どれにしよう問題」が浮かび上がってきます。
- ヒルクライム用の軽量ロード?
- 見た目がカッコイイ、エアロロード??
- 独特の乗り味が魅力なクロモリロード???
一昔前までロードバイクの商品構成はシンプルなモノでしたが、現在では一変!
ヒルクライムやエアロに特化したモデル以外にも…
- エンデュランスロード
- グラベルロード
- シクロクロスロード
- etc…
ジャンルの境界が曖昧な物もありますが、フレームメーカー各社は機能面で特化した商品をズラリとラインナップさせています。
走行するステージや好みによって、素材・形状・ジオメトリーが変わってくる、ロードバイクのフレーム。
こんな感じで、やりたい事が明確に決まっているのなら、特に悩む必要はありません。
しかし、「リアルゆるポタ」思考のロード乗りは、そうではないはず。
「エアロロードはカッコイイけれど、軽量フレームは上りで楽そうだなぁ~。」
「味があるクロモリも乗りたいなぁ~。」
「シクロクロスも気になるなぁ・・・。」
一体、どうすりゃいいんだい!?
ヽ(`Д´)ノウガー
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予算が潤沢にあるセレブなら、好きなだけ増車すれば良い。しかし、一般的なロード乗りならそうもいかん!
毎月の小遣いの中からロード趣味に使える資金を捻出するので、愛車(フレーム)選びは悶々となります。(まんまオレのことなんだがw)
そんなワケで、ロードバイクの2大ジャンルである、「軽量ロード」「エアロロード」の2つを天秤にかけてみました。
どちらのロードを選ぶとメリットが多いのか脳内会議を行ったところ、導き出された答えは…
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どっちもいい…(遠い目)
結局、この答えに行き着いてしまいます(笑)
今回は、中級者向けのフレーム選びについて。Rockmanの頭の中で行った、脳内会議のもようをブログネタとして書いてみたいと思います。
( ゚∀゚).。oO(自転車沼は深いぞぉ~)
軽量?エアロ?ロードバイクの選び方
プロ選手はチームから機材が支給されるので、好みの相棒を選べません。
一方、アマチュアは何でも選べる自由があります。
休日の貴重な時間を共に過ごす相棒は、打算で判断するよりも感覚的なもので選んだ方が経験上、幸せになれます。
( ゚∀゚).。oO(Rockmanはフレームを見て「ピンッ」ときたものを選んでいるよ!予算が合えばだけどw)
「軽量 VS エアロ」機材単体のメリットとデメリット
ここからは、「軽量」「エアロ」双方のフレームに、どのような特性があるか見て行きましょう。
ヒルクライム時の軽量フレームのメリットについて、具体的なデータを示した海外サイトを発見しました。これは、かなり興味深い内容になっています。
それぞれの特性
◇軽量ロード◇
メリット
・軽い
(フレーム重量600g台~)
デメリット
・平地の高速巡航に向かない
・耐久性に疑問
◇エアロロード◇
メリット
・空力特性が優れている
デメリット
・ヒルクライムに向かない
・重い
(フレーム重量900g台~)
軽ければヒルクライム特性が優れている。重ければ空力特性が優れたフレームに成形できる。
坂バカ → 軽量ロード
平地最高♪ → エアロロード
「ステージに適したロードを選べば良い!」
そんな当たり前の結論は、漠然としすぎて面白くありません。
もっと具体的なデータを出せ!
数字で納得させることが可能なデータをなッ!!
軽量ロードはどの程度の斜度で効果を発揮するのか?
英語圏のサイトを中心に調べてみた結果、cervelo(サーベロ)の技術ページに興味深い記事を発見しました!
[weight vs aero] by cervelo
「重量とエアロ特性のどちらを優先させれば良いのか?」
Rockmanの疑問に真っ向から答えてくれる、最高の記事です。
車体が受けるCd値(空気抵抗係数)の分析も載っているので、興味があったら読んでみて下さい。
当然、英語だけどねw
( ゚∀゚).。oO(説明が面倒だからCd値に関する内容は省略)
weight vs aeroの斜度に関する要約
- 出力400Wのプロ選手で重量の差が出るのは斜度8%から
- 出力250Wのアマチュアの場合は斜度5%から
自分の出力値は測定したことがないので不明。
プロ並みのパワーが出せる訳ないので、200W~250W程度と仮定すると、軽量フレームなら斜度5%以下でも十分効果が得られそうです。
軽量フレームが大いに役立ちそうなのは、「(笑)」がつく、ガチのゆるポタ(笑)。
平地の移動区間では前走者を利用したドラフティングが使えるので、差はあまり生じません。貧脚がチギられるのは、総じてヒルクライムのステージ。
ガクブルの「ゆるポタ(笑)」で優位に立ちたいのなら、ヒルクライム用の軽量フレームに「WH-R9100-C24」の組み合わせがコスパ良さそうです。
楽に速く走るためには、人間を改良するのが一番!?
前項目をまとめると、エアロ形状で600g台の軽いフレームならば最強ということになります。
しかし、そんなチートフレームは市販されていません(笑)
速く走るためには、車体が受ける空気抵抗を考えるのはもっともな話しですが、乗り手たる人体が受ける抵抗も重要になります。
平地巡航でロードバイクを前に進ませるために最も抵抗となるのは空気抵抗。ロードバイクが受ける全抵抗の実に86%にのぼります。
空気抵抗のみに限定すると、その内訳の80%は人体が受けるもの。TT(タイムトライアル)で御用達のエアロヘルメットやワンピースのエアロスーツを使用すると、エアロフレームを凌ぐ効果があると結論づけるデータもあります。
これらを考えると、空気抵抗が少ないウェアやエアロダイナミクスに優れたフォームを身につけた方が、フレームを買い換えるよりもお得で効果があると言えます。
軽量だ!エアロだ!
何だかんだ言いましたが、結局のところ乗り手の脚力を向上させてエアロフォームを身につけるのが最強という結論になってしまいます(笑)
(; ゚∀゚).。oO(ヒルクライムは平均速度が遅いので空気抵抗よりも重さが重要!でも軽量フレームは耐久性の面で疑問があるから選択は難しい)
まとめ
軽量フレームでもエアロフレームでも好きなモノを選ぼう!
結局は乗り手の能力が全て!
本当に身も蓋もない結論になってしまいました。
空気抵抗の8割は人間が受けるのだから、エアロフレームを選ぶより乗り手を改善した方が合理的!
「ヒルクライム用の軽量フレームを選ぼう!!」
単純にそうも言えないのが、趣味の世界。軽量フレームは確かに魅力的ですが、プロ選手のようにフレームを使い捨てできないホビーライダーは耐久性がとても気になります。
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多少重いけれど、ルックス的カッコ良さがあるエアロフレーム。単純な重さだけで選択肢から外すのはもったいない!
なんてったって、エアロフレームは速そうでカッコ良いですから(笑)
ロードバイクの選び方で「好きなモノに乗れ!」というのは、ある意味真理。
結局のところ・・・
- ヒルクライム用の軽量ロード
- 平地巡航用のエアロロード
- また~りツーリング用のクロモリロード
用途別に3台欲しいという結論になってしまいます。
お金がいくらあっても足りない、深い深~いロードの沼。思わず白目をむいてしまうRockmanでした。
(; ゚∀゚).。oO(それにつけても金のほしさよ)
コメント
わたくしが来春購入予定で狙っているのは
トレックのヒルクライム向け軽量モデルの
エモンダシリーズ
カーボンフレームで価額がS5~SL6のグレードで24~40万くらいなのでロード初心者のわたくしがどのグレードにするのが無難か思案中ですがエアロフレームは考えてません。
現在クロスバイクでも平地なら40㎞/h以上出せるけど夕霧峠にチャレンジしたところメタボなわたくしはヒルクライムが苦手と判明(;´д`)
でも頂上迄登った時の爽快感が忘れられないのでヒルクライムを少しでも楽にするための選択です
だからtimeやlook、BMCの軽量フレームも良いなぁ…(-_-;)
イヤイヤやはりトレックで…と悩みつつ楽しんでいる現在です
>カディエ先生 様
バイク選びは悩ましいけれど一番楽しい時間ですよね(笑)
初めてのロードバイクはデザインで選んでOK!
愛車候補にあがっているメーカーの物なら、どれを選んでも間違いないと思います。
(・∀・)ニヤニヤ
デザインだけだとルイガノが一番好きなんだよね(´・ω・`)
イオンのセンター便の仕事もしててイオンバイクの配送する事もあるから最初はモーメンタムで考えてたけどネットで色々調べてたらジャイアントが元々鰻の養殖会社だのフレーム制作は中国だの批判的な書き込みが多くそのジャイアントから更に廉価版のフレームを提供してもらってるモーメンタムはボロクソ書かれてて…(-_-;)
それじゃイオンバイクで扱ってるもう1つのメーカーのルイガノは?
デザインは全メーカーで一番好きだけど調べたらこれまた日本で流通しているルイガノは製造工場が中国でネットの評判はよろしくない(-_-;)
実際わたくし自身中国製の品質を信用しきれない部分があるのでトレックに絞るまでにアンカー、コルナゴ、ビアンキ、ルックにタイム、BMCと色々検索して調べました。
本当はルイガノが本国カナダで製造組み立てして日本に輸入していたらルイガノを選択するんですけどね…
日本のマウンテンバイクの競技中に中国製のフレームが折れて太もも貫通してる画像見たらマウンテンバイクより軽くするために細くなってるロードバイクのフレームで中国製は選べない(-_-;)
という理由で今の第一候補がトレックになってます
>カディエ先生 様
「ジャイアント」「ルイガノ」に関してネガな書き込みをする方もいますが、実際はロードに乗ったことがない「にわか」が書き込んでいることが大半です。
(脳内イメージで知ったかしている)
ジャイアントのTCRに試乗したことがありますが、とても良いロードバイクでしたよ♪
バッタもんの中華カーボンの中には粗悪品が多いのも事実です。
しかし正規流通品のメーカー物であれば、性能に問題ありません。
私が初めて購入したロードバイクは、オルベア(スペイン)の「オニキス」というカーボンバイク(中国製)でしたが、乗り心地が良い優れたバイクでした。
(3.11震災でタンスが直撃してフレームが逝っちゃいましたが・・・)
ルイガノでもハイエンドモデルの「ガノー」は別格です。
販売店も比較的多いので、愛車候補の一台として検討してみるのも良いかもしれません。
GARNEAU Japan
ガノーも知ってるけどイオンバイクじゃ扱ってないし単純にデザインで言えばルイガノが好き
とりあえず来春1台目にトレックを購入して
ゆるぽた用にもう1台検討する時が来たらルイガノにしようと思います
>カディエ先生 様
ルイガノのデザインはシンプルで潔い魅力があります。
個人的にLGS-RTI2のチタンフレームがいぶし銀で欲しくなってしまいます。
トレックのモデルなら間違いありません!
納車したらガンガン乗って楽しんで下さい!!
(; ゚∀゚).。oO(タイヤだけはなるべく早くハイグレードな製品に交換することをお勧めします!私はオルベアオニキスの完成車についていた「ザフィーロ」という糞タイヤのせいで直線で転けましたwww)