これください。
この言葉は、「ポポポーン」で有名になったあいさつの魔法ばりに危険な呪文。欲しい物が何でも手に入る魔法の言葉ですが、等価交換の代償として相応のMP(金)が削られます(笑)
最近は、この呪文の存在をすっかり忘れていたワタクシ…
ガッ!
先日、危うく「これください」の呪文を発動させるところでした(汗)
と言うのも、ボルボV40 D4というディーゼルエンジ搭載のコンパクトワゴン車がRockmanの理想に近いクルマだったからです。
妄想力たくましいRockmanが、このクルマを擬人化すると幼なじみのメガネっ娘(委員長ポジ)になります(笑)
派手さはないけれど、陰ながらサポートしてくれる賢いキャラクター。嫁さんにしたら幸せな家庭が築けるんだろうなぁ~と妄想してしまう良妻賢母な女性。
ボルボV40 D4は、紅(クレナイ)というラノベ作品に登場する「村上銀子」をイメージしてしまいます。
- 良いデザイン
- 世界トップレベルの安全性
- 外見から想像できないほどの俊足
ボルボV40 D4は三拍子そろったクルマ。
荷物だってそこそこの量は積めるし、軽油で走るからお財布にも優しい♪
そんなワケで今回は、ディーゼルエンジンを搭載した期待の新型車、ボルボV40 D4に関するエントリー。
「外見は大人しそうな美人なのに、とんでもない動力性能でワロタw」
スポーツカーと見まごうばかりの性能を誇る北欧生まれのショートワゴンについて、今回はネタを書いてみようと思います!
(; ゚∀゚).。oO(「ヤフー知恵袋」や「まとめサイト」を見ると、ボルボ=中国車という認識のお馬鹿さんが多くてワロエナイ。中国批判も結構なことだが、もう少し頭を使えよ?と言いたくなる)
VOLVO V40 D4は4Lなみの高トルク!これぞ韋駄天CAR
ボルボV40 D4とマッチングする人
- マイルドヤンキーデザインが嫌い
- 北欧デザインが好き
- お金で安全が買えるのならためらわない
- 車幅が1,800mmあっても気にならない
- クルマの運転が大好き
- ワインディングを走り回りたい
- 高速道路は安全・快適にそこそこのペースで走りたい
- クルマに乗る人数は4名まで
(ドライバーも含む) - 荷物をそこそこ積みたい
- ランニングコストが安いと嬉しい
上記10項目に当てはまる数が多いほど、V40 D4との相性が良くなります。
ドラテクに少々覚えがある諸兄であれば、なおのことバッチリです!
V40 D4は、190馬力でトルクが40.8kgm(400Nm)
1750rpmで最大トルクを発生するため、スタートダッシュはマリオカート並ですw
(; ゚∀゚).。oO(1.5㌧の車体にこのトルクはオーバースペック!)
ハイスペックエンジンを搭載していながら、燃費はリッター20km!
クルマ好きのおじさんなら、狂喜しそうなエンジンスペックです。
とは言え、嫁さんにとってはトルクの「有り・無し」など、どうでもいいところ。
自家用車の購入で、奥さまを納得させるために必要な項目は・・・
- デザイン
- 使い勝手の良さ
- 安全性
- 経済性
- etc…
これら女性受けする部分もV40 D4は兼ね備えているので、説得材料には事欠きません。
豪華バージョンのSEグレードになると車両本体価格が400万円になりますが、「軽油だからトータルコストは国産と同等よ?」と言い訳が可能です。
( ゚∀゚).。oO(V40 D4のハイスペックを支えているのはデンソーやアイシンAWの技術。日本人としてちょっと誇らしいよね)
ディーゼルエンジンのボルボV40 D4に試乗
エクステリア
奇をてらわぬ端正なデザイン。
なめらかな曲線で構成されたボディラインにうっとりします。
Rockmanが特に好きなのは、お尻の造形。
テールランプが「にゅるんッ」としており、リアガラス周辺がブラックアウトされているのがステキです。
何年か前にどこぞの巨大メーカーが、「常識に尻をむけろ!」とアルファロメオのテールデザインをおもくそパクった車を発表しました。
プロモーションに力を入れるのは結構なことですが、「尻」自慢するならVOLVOなみのデザイン力を見せつけてからやれよと毒を吐きたくなります。
インテリア
内装もエクステリア同様に清爽(せいそう)なデザイン。
メーターはフル液晶。
インフォメーションディスプレイ(ナビ画面)もハイテクですが、嫌味がないのが好印象です。
センターコンソールのパネルは、OPでモダンウッドパネルが選べます。
部品単体として見れば少々値は張りますが、質感が極めて高いパーツなのでV40を注文する際は選びたいところ。
( ゚∀゚).。oO(このパネルは北欧デザインを強く感じる部分。表面は本物の木でマット仕上げだから温かみを感じるよね♪)
モダンウッドパネル以外にOPで選びたいモノが、パノラマ・ガラスルーフ。
走りに重きをおく方は眉をひそめるでしょうが、このOPはぜひ付けたい!
その理由は、V40が曲率大きめのルーフ形状をしているから。
SUVのように天地方向に余裕がないので、体格が良い方が後部座席に乗ると圧迫感を感じます。
その点、大型のガラスルーフにすれば室内は開放感抜群!
パノラマ・ガラスルーフによって車重が10kg増えますが、この程度の重量増加は、ほとんど挙動に影響しません。
10代・20代の頃のように車でヤンチャしないのであれば、家族のために選びたい装備と言えます。
(; ゚∀゚).。oO(パノラマ・ガラスルーフは、はめ殺し構造。夏場はクソ暑いのが難点だけど陽光を遮るカバーが付いているからサウナにはならん!)
走行性能
良いクルマは、100m走っただけで分かります。
V40 D4は少し走っただけで、「メチャクチャ良い車だ♪」とテンションが高くなりました。
ボルボのディーゼルエンジンは、気持よく加速して行きます。
「頭打ち?なにそれおいしいの??」と言わんばかりの特性。
アイシンAW製の8速ATがエンジン同様に良い仕事をしているのでしょう。
トルクが太いエンジンと多段化されたトランスミッションの相性は抜群です!
アクセルをちょいと踏み込んだだけで、怒涛の勢いで加速して行きます!
これは、とても楽しい♪
ドライブ好きのお父さんであれば、ニヤニヤすること間違いナシです。
( ゚∀゚).。oO(アイドリングはディーゼル特有のガラガラ音がするけれど許容範囲。外気温30℃以下だと積極的にアイドリングストップするから信号でディーゼルノイズを聞くことはないよ)
V40 D4は電動パワステを採用していますが、アウトランダーPHEVで感じた違和感を感じません。
フロントタイヤがしっかりグリップしているのが分かるので、自信を持ってアクセルを踏んで行けます!
参考:新型アウトランダーPHEV試乗記!三菱のネガ評価を覆す良い車
ハンドリングは良好。
オンザレール感覚で操ることが可能です。
自動車ジャーナリストによる試乗記では、アンダーステア気味な特性が峠で顔を出すと書かれています。
しかし、運転好きのおれらが気持よく流す程度なら十分楽しめるクルマです。
GT的性格が強いV40 D4ですが、パワー感を楽しむために峠の上りを走り回りたい衝動に駆られます。
( ゚∀゚).。oO(D4はガソリンエンジンのV40 T3より70kg重いけど郊外の試乗コースではフロントの重さをほとんど感じなかったよ)
V40 D4を褒めまくっていますが、足回りに関してはちょっと注意が必要です。
ガチガチとは言いませんが、このクルマのサスペンションはスポーティーなセッティング。
還暦を過ぎた年配者だと、少々腰にくるかも知れません。
乗り心地がどうしても気になる方は、上級車のV60 or V70を検討した方が良いと思います。
固いことは固いけれど、個人的にV40 D4の足回りは嫌いではありません。
むしろ、ふにゃふにゃの国産車に比べたら断然V40 D4の締まった足回りが好きです。
(; ゚∀゚).。oO(現愛車の30ハリアーくんは良いお買い物車だけど足はふにゃふにゃ。長距離運転がとても疲れるの・・・)
安全デバイス
ボルボが安全に対する意識が高いのは今に始まったことではありません。
自動車用の三点式シートベルトもボルボの発明です。
- カメラ
- ミリ波レーダー
- 赤外線レーザー
V40は、3つのシステムでドライバーをサポートしてくれます。
運転サポートで地味にありがたかったのが、メーターに表示される制限速度の表示。
V40の場合、カメラが道路標識を認識してメーターに表示してくれます。
郊外を走っていると制限速度がよく分からない場合があるので、これは良い装備です。
最近は国産車でも採用され始めた、後方注意をうながすインジケーターランプ。
そして、ステアリングを緩やかにアシストしてくれる「レーン・キーピング・エイド」も役立つ装備。
これら安全装備が全グレード標準なんですから、驚くばかり!
交通事故による死者や重傷者をゼロにするという「VISION2020」を掲げるボルボ。
この安全思想には、頭が下がります。
(# ゚∀゚).。oO(2000年代後半でも最上級グレード以外ではサイドカーテンエアバッグがOPですら選べなかった国産の某メーカー!昔は大好きだったけど今は嫌い・・・)
V40のちょっと気になるところ
- 後部座席の開口部が狭い
- Aピラーの付け根が死角になる
- 色によっては塗装の粗が見える?
V40は、思わず「これください!」を発動しそうになるほど気に入ったクルマです。
しかし、気になる部分がないワケではありません。
問題にもならん箇所ですが、V40 D4を検討してる方もいると思うので、Rockmanが気になった3点について書いておこうと思います。
後部座席の開口部が狭い
CセグメントのV40は、後部座席の開口部が少々狭い。
若い人なら問題ありませんが、お年寄りや体の不自由な方を乗せる場合は少々不便かも知れません。
特に脚が上がらない方だと、乗り込むのが手間かも・・・。
( ゚∀゚).。oO(乗り降りを考慮するとV40より大きいV70の方が良いかもね)
Aピラーの付け根が死角になる
Rockmanが乗っている30ハリアーも同様ですが、Aピラーの付け根が少々死角になります。
交差点の進入では、小さな子が横断していないか、意識して確認するクセをつけた方が良いでしょう。
( ゚∀゚).。oO(これは大したウィークポイントではないね)
色によっては塗装の粗が見える?
塗装に関してはド素人なので断言できませんが、展示してあったV40 クロスカントリー「リッチジャバメタリック」の塗装表面にピンホールのような箇所がいくつかありました。
磨きを入れれば修正可能かもしれませんが、Rockmanは塗装の知識がないので判断できません・・・。
とは言っても、BMW MINIの塗装に比べれば、まだマシです。
以前乗っていたR53は、バンパーの塗装に大きなホコリが噛みこんでいたのでディーラーさんが自主的に塗装をやり直してくれましたw
更に、イタリアの二輪メーカーDucatiともなると、もっと酷くなりますw
一昔前のドカは、カウルは歪んでいるし塗装が垂れまくっているのが標準仕様でしたwww
重箱の隅をつつくような神経質な方は、外車に乗ること自体お勧めしません。
( ゚∀゚).。oO(外車はおおらかに楽しもう)
V40 D4 SEの見積もり
- SEグレード
- クリスタルホワイトパール
- キーレスドライブ
- エクステリア・スタイリング・キット
- ドアノブプロテクター(前後4枚)
- 登録後5年間の延長保証
ざっくりした見積もりで、およそ450万円。
結構良い値段ですな(笑)
SEグレードだと、価格的にはアウトランダーPHEVと同等。
ノーマルグレードのV40 D4であれば、CX5のXD Lレザーパッケージ(4WD)と価格が被ります。
しかし、V40 D4のノーマルグレードは、安全装備以外のモノが少々貧弱。
OPで必要なパーツをつけて行くと、SEグレードの方がお得になるので、黙ってSEを選択したほうが良いと思います。
(ノーマルだとヘッドライトが「ハロゲン」になるよ!)
営業さんと商談したところ、9月は決算なのでちょっと頑張れるっぽい話しを頂きました!
V40 D4を狙っている方は、決算期(3月・9月)を目処に商談した方が良いでしょう。
щ(´∀`щ)ヶヶヶ
ボルボ V40 D4 VS アウトランダーPHEV
- ボルボ V40 D4
- アウトランダーPHEV
Rockmanが次のファーストカーにしたいと思うこの2台。
普通の感覚であれば、ジャンルが異なるので迷う方は少ないはずです(笑)
とは言っても、意外とこのクルマ達はキャラが被っています。
- 同一の価格帯
(400万円前後) - ランニングコストが安価
(軽油 VS 電気) - マッチョなパワー
(低速トルクが鬼w)
どちらを選んでも間違いない2台!
自分が置かれている環境とクルマの使い方を考慮すれば、どちらを選べば良いか答えは出てくるはずです・・・。
ボルボ V40 D4
- 集合住宅に住んでいる
(200V充電設備の設置不可) - 走りを楽しみたい
- 北欧デザインに惹かれる
アウトランダーPHEV
- 一戸建て住まい
(200V充電設備の設置可) - 街乗りメイン
- 後部座席を使う機会が多い
ガンガン走りを楽しみたいなら、ボルボ。
居住性や積載性などを重視するなら、三菱。
自分が最も重視するモノは何かで判断すれば良いでしょう!
(; ゚∀゚).。oO(居住性は犠牲になるけれど走りが楽しめるV40 D4の方が好みかなぁ・・・。でも日常ではチョイ乗りが多いからPHEVのアウトランダーも捨てがたいw)
参考
まとめ
自動車取得税が免除され、エコカー減税も受けられるボルボV40 D4
3~4万キロ走れば、ガソリン車のV40 T3とトントンのコストとなります。
ロードバイクの積載に関しては、前後車輪付きでは無理。
フレームはセカンドシートに置き、ホイール類はトランクスペースに収納するのが無難だと思います。
アウトランダーPHEVより積載性は低下しますが、V40 D4最大の利点は圧倒的動力性能。
400Nmのトルクを誇るホットハッチなんて、中々ありません。
ワインディングロードや高速道路では、ビシバシと鞭を入れて楽しみたくなります♪
デザインや性能面でRockmanのハートを撃ち抜いてきた、北欧生まれの美人さん。
喉元まで「これください!」が出かけましたが、シトロエンC4カクタスの発表も間近なので、グッとこらえました。
とは言え、カクタスはプジョー2008とほぼ同じ中身。
乗って楽しいのは、断然V40 D4のはず・・・。
時期は不明ですが、ボルボ V40 D4を「これください!」する可能性が高いRockmanでした。
(; ゚∀゚).。oO(とは言いつつアウトランダーPHEVも欲しい)
コメント
初めまして、楽しく読ませていただいています。
ボルボV40の記事、大変興味深く読みました。
>妄想力たくましいRockmanが、このクルマを擬人化すると幼なじみのメガネっ娘(委員長ポジ)になります(笑)
この表現でやられましたね私は!
実は私も最近ボルボV70を手に入れまして、同じような感想を持っていたところです。
いろんな意味でいいんちょーっぽいクルマですよ、端正で上品、乗り味はおっとりしてるのにしっかり仕事してくれますし。
しかも、走行中は常にレーンキープエイドと疲労モニターに怒られてます(笑)
もしよかったら、V70クラシックをレビューしていただきたい、いや次の候補に選んで頂きたいです。
モデル末期で装備が充実しているにもかかわらず、値引きもしっかりありますし、バックシートを倒せばロードバイクも2台乗りますよ!
ぜひ、ボルボV70クラシックのレビューをお願いします!絶対損はしませんから!
ちなみに、ボルボV70なら前輪とサドルを外せばロードバイクは直立します。トランポにうってつけです。
>はじめまして 様
コメントありがとうございます。
試乗したボルボV40 D4があまりにも素晴らしかったので、暴走気味な本レビュー。
V70を所有されているオーナー様に共感していただけただけで、ワタクシ感激でございます(笑)
現行のV70を運転した経験はありませんが、助手席に乗ったことはあります。
V70の室内は上質な癒やし空間・・・。
ドライブ中は最高に心地よかった覚えがあります。
私の中でV40が幼なじみの委員長とすると、V70は妙齢のお姉さん。
悪いことをしたら「メッ!」と叱ってくれつつも、フォローを欠かさない心優しい女性のイメージです。
今回のはじめまして様のコメントで、俄然V70に興味がわいてきました!
また機会を作ってディーラーへ行ってみたいと思います。
是非ともよろしくお願いします、損はしませんよ(笑)