アルファロメオ ジュリア・スプリントGTAという、旧車好きなら知らぬ者はいないほど有名なクルマがあります。
(排気量別に1600GTAや1300GTAとも呼ばれている)
通称「段付き」と呼ばれる105シリーズのスプリントGTをベースにアルミボディで軽量化!
ツインキャブ&ツインスパーク仕様という、マニア垂涎のヒストリックレーサーです。
(ストラダーレと呼ばれるロードVer.も少数作られた模様)
このクルマの面白いところは、メカチューンよりも軽量化を優先した点。
エンジン部品を中心に軽量なマグネシウムパーツが多く使われており、ホイールはカンパニョーロ製のマグネシウムホイールとなっています!
(車重は驚きの700kg台)
( ゚∀゚).。oO(カンパニョーロのオリジナル・マグネシウムホイールを手に入れた方が非破壊検査したところ「巣」を発見!「さすがイタリアンメイドw」とニヤニヤした様子が描かれた某雑誌の記事は面白かった)
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60年代のヨーロッパツーリングカー選手権で暴れまくったスプリントGTA!
そんな名車が新車以上のクオリティで手に入るとしたらどうでしょう。
クルマ好きならワクワクしませんか??
今回はイギリスのクラシック・アルファロメオ専門店「Alfaholics社(アルファホリックス)」が手掛けたスプリントGTについて・・・。
オリジナルをリスペクトしつつも現代の技術でヒストリックカーをよみがえらせる、Bespoke(ビスポーク)について書いてみたいと思います!
( ゚∀゚).。oO(60年代のカーデザインは最高だ!)
オリジナルをリスペクトしたビスポークという手法
Bespoke(ビスポーク)は、ファッション業界でよく使われる言葉。
Be spokeが語源で、「(顧客の)話を聞いて洋服を仕立てる」に由来します。
(Bespokeの対義語が「Ready made(既成品)」)
最近ではファッション業界のみならず、自動車業界でも使われ始めたこの言葉・・・。
有名どころでは、ロールスロイスの特注プログラムを意味する単語としても知られています。
アルファホリックス “GTA-R” R-type
時代を超越した美しさを誇る、105シリーズのジュリア。
とは言え、製造されたのはすでに半世紀前・・・。
現代基準で見ると、お世辞にも快適なクルマとは言えません!
そんなジュリアをアルファホリックス社が現代でも通用するクルマにビスポークしたモノが、GTA-Rと呼ばれるジュリア・スプリントGT。
職人が3,000時間以上の手間と愛情をかけて作り上げる工芸品のようなクルマです。
カスタムカーと一線を画すところが、オリジナルを十分理解しリスペクトしている点。
アメ車カスタムのように、C1コルベットに最新型コルベットのエンジンや足回りを移植するような魔改造はしません(笑)
あくまでも正統派に則った欧州スタイル。
「Be spoke(話を聞く)」といえど、顧客が選べる選択肢はアルファホリックス社が提案するメニューの中からということになります。
- エンジン
- ギアレシオ
- サスペンションダンパー
- パワステ
- シート
- 内装(材質や装飾)
- 室内照明
- ロールケージ
- ダッシュボード
- AV機器(オーディオやナビ)
基本メニューは、上記に示した通り。
この他にも、バージョンアップとして下記のモノが研究開発されているようです。
- 最新の空調システム
- カーボン・ボディパネル
- 電子制御燃料噴射装置
- チタン製サスペンションアーム
(; ゚∀゚).。oO(ぶっ壊れている状態がデフォのクラシックアルファ!快適に乗れるなんて夢の様な話だわいwww)
ビスポークの先駆けシンガー社のポルシェ
アルファホリックス社のコンプリートカーを見て思い出すのが、ロサンゼルスにショップを構えるポルシェ専門店のSinger社(シンガー)。
クラシックポルシェ(901や930型)をベースに製作された「911」は、車を初期化するレストアを遥かに超えたレベルとなっています。
(妥協を許さぬ最高品質のパーツでReborn(再創造)される)
- ボディー補強
- カーボン・ボディパネル
- アイバッハのサスペンション
- 4ポット・ブレンボキャリパー
- コスワース製水平対向6気筒エンジン
(425馬力) - 6速マニュアル・トランスミッション
- 最高級レザーの内装
- etc…
ビスポークされた部分を挙げると、きりがありませんwww
お値段も凄まじいことになっており、基本メニューのベース車両で35万ドルからスタート。
(およそ4,000万円)
そこから、いくらお金をかけるかの世界になります(笑)
(; ゚∀゚).。oO(油田や金鉱脈を発見しないと顧客になれないレベルでワロタwww)
まとめ
アルファホリックス社のGTA-Rは一体おいくらなのか?
CARS FOR SALE に掲載してある「Alfaholics GTA-R 005」がSOLDになっているため不明ですが、「Alfaholics Spider-R 007」が8万ポンドすることから、1,500万円以上の値がつくはずです!
この価格帯だとフェラーリF430の中古が狙えそうな値段ですが、オレは妥当な価格だと思います。
むしろ、GTA-Rの動画を見る限り安いとすら思えてきます(笑)
「壊れていないクラシックアルファなんてアルファロメオじゃない!」
よく調教された原理主義的アルフィスタなら、自虐を込めて思う変態さんもいることでしょう。
しかし、そんなものは時代遅れでございますwww
故障なんて、しないに越したことはありません。
誰だってエンジンをぶん回し、いつでもカムに乗って走り回れるアルファの方が良いに決まっています!
個人的に60年代のヒストリックカーは、ビスポークのスタイルが主流になる。
密かに確信しているRockmanであります。
( ゚∀゚).。oO(さすがに戦前のクラシックカーほど古くなると、ビスポークも無理が生じるから流行らないと思うけどね・・・)
コメント
う~ん…(-_-;)
アホな私にはビズポーク?カスタムやレストアとの区別がイマイチよくわかりませんがな
半世紀前のアルファに1500万?
アルファは全然詳しく無いし例え道楽でもその金額だと他の車種になるな…
その金額で道楽で選ぶなら私ならエリーゼモータースポーツかケーターハムスーパーセヴン
もしくはボズスピードのSHOPデモカーのインプレッサかな
>カディエ先生 様
「レストア」「カスタム」「ビスポーク」
境界が結構あいまいなので、ハッキリと定義するのは難しいですね。
(;^ω^)
アルファのスプリントGTに1500万円は中々狂気。
しかし、動画を見た限りでは凄く良さそう・・・。
イタ車大好きでお金が有り余っている好事家なら、喜んで払いそうな気がします。
エリーゼモータースポーツや7なら、サーキット近くにガレージが欲しいですね♪
私は、ドグミッション搭載のアバルト695ビポスト(フルスペック仕様)でやんちゃしたいです(笑)
(・∀・)ニヤニヤ
その予算で旧MINIをいじり倒すのもイイっ!
>ひーこさん
予算が潤沢にあれば魔改造MINIができそうですな!
「逮捕しちゃうぞ」のFOX和尚を目指しましょうゼwww
ルノーアルピーヌA110、アウトビアンキA112なんかもいいですよね。20代の頃、本気でS7が欲しかったな~結婚等で諦めたけど・・・先日、車、購入しました、フォレスターにしました。
>takuzo 様
フォレスターのご契約、おめでとうございます。
アウトドアで大活躍する相棒ですね♪
ガンガン乗って楽しんで下さい!
新型のA110はMR車として復活するようですね。
アルファ4Cと似たようなクルマなので、登場が待ち遠しいです!
アウトビアンキのブランドネームも復活すれば楽しいことになりそうですね♪
(^^)