高級ロードバイクの盗難が多発する昨今。他人のロードバイクをジロジロ見るような行為はあまり良いとは言えません。
しかし、ロードバイクを見ると、どんなパーツ構成か気になってしまうのがロード乗り。ホイールやコンポなどは特に気になりますよね?
ちなみに、Rockmanが気になってしまうのがサドルです。とは言っても品物の良し悪しではなく、どれだけ綺麗に手入れされているかが気になります。
(; ゚∀゚).。oO(どんなに良いロードでもサドルが汚いと全体が汚く見える)
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サドルはお尻と常に接触しているため汚れが付きやすいパーツ。特に白系のサドルだと、それは顕著でございます。
グーグル先生によると、白サドルの汚れで悩んでいるロード乗りは多いようです。
白いサドルのメンテナンス方法をググると多数ヒットするのがメラミンスポンジによる汚れ取り。確かにメラミンスポンジを使うと見かけ上あらゆるものがキレイになります。
しかし!
メラミンスポンジには、使用するに当たり「適した物」「適さない物」があります。
サドルはもちろん後者。適しているとは、決していえないのあります!
というわけで今回のブログは、メラミンスポンジを使わずに白サドルをキレイに保つ方法について。
Rockmanがメンテナンス用品として愛用しているコロンブスのレザリアンローションをご紹介します。
白いサドルのメンテナンス!白さを保つ方法はコロンブスのクリーナー
スーパーやホームセンター、百均などでも目にする機会が多いメラミンスポンジ。
「洗剤を使わずに汚れが落ちるから便利♪」
何も考えず使っている方は多いはずです。
でも、ちょっと待ってください!
どんな理屈で汚れが落ちているのか、あなたは理解していますか?
「激落ちくん」の材質であるメラミンフォームは、メラミン樹脂をミクロン単位で発泡させた硬度の高い骨格構造をしています。
この非常に細かい無数の網の目でしつこい汚れを水だけで簡単にかき取ることができます。
メラミンスポンジは、いわば「ヤスリ」の様な物。基本的に塗装やコーティングが施されている物には適しません。
では、ロードバイクのサドルはどうか?
大体の製品は、ウレタンコーティングされた合成皮革で表面がおおわれています。
合成皮革はレザーと比較すると摩擦に弱い素材。
合成皮革製品にメラミンスポンジを使うと、サドルの表面がどんどん削れられて時間経過と共に酷い状態になります。
メラミンスポンジは大変便利な製品です。
しかし、「適」「不適」があるのも事実。
安易に使ってしまうと、目も当てられない状況になりますよ?
(; ゚∀゚).。oO(ヤフー知恵袋でメラミンスポンジを合皮に使う回答がベストアンサーになっているのは驚きじゃ…)
コロンブスのレザリアンローションとは?
レザリアンローションとは、株式会社コロンブスが販売しているツヤ革専用汚れ落とし。
特徴としては…
- 中性タイプなので皮革にマイルドに作用
- カビ止め剤がカビの発生を抑制
- なめし用柔軟剤とミンクファットが皮革の柔軟性を保つ
などが挙げられます。
主要成分は、油脂・有機溶剤・界面活性剤。皮革製品の表面に付着した汚れを浮き上がらせるのがこの製品の特性です。
汚れ落としをうたっているので、当たり前の効果ではありますなw
通常だと合成皮革のフェイクレザーには革専用のケミカル用品は適しません。
ところが、このレザリアンローションはエナメル(パテントレザー)に使用する事が可能なのです!
エナメルとは、革にエナメル加工を施すことにより光沢と耐水性を持たせたもの。主に社交界御用達のドレスシューズに使われる素材です。
現在のエナメルは、合成樹脂(エナメル・ポリウレタン樹脂)を革に塗装した光沢仕上げ。合成皮革もエナメルと同様に「ポリウレタン樹脂」が使われています。
直接的なアピールこそされていませんが、合成皮革製品でも使えちゃうレザリアンローション。
事実、パッケージ裏の「特徴」項目に目立たなく…
「ケミカル製品にも使用できます。」
と記載してあります♪
合成皮革は別名、ケミカルレザー。個人的にサドル用クリーナーとしてレザリアンローションは最適の品と言えます。
レザリアンローションを使った、サドルのメンテナンス方法
Rockmanの愛機「KOGA KIMERA(コガ キメラ)」のサドルを使って、レザリアンローションによるメンテナンス方法をご紹介します。
写真のサドルは、およそ1,000kmほど使用したモノ。
スマホの写真なので、ちょっと分かりにくいかも知れんが、この白さどうでしょう?
実物は新品同様の綺麗さです♪
よく綺麗なサドルだと…
「初心者クセェwww」と嘲笑う者もいるけど、Rockmanは綺麗なサドルが好きだなぁ~。
ステップ1:表面のホコリ落とし
「ウェーブ」や「クイックルワイパー」などのお掃除用品で、サドル表面に付着したホコリを落としましょう!
ステップ2:レザリアンローションを適量、ボロ布にふくませる
適当なボロ布(汚れのない)を用意。
その布によく振ったレザリアンローションを適量ふくませます。
ステップ3:軽く拭き取る
汚れが付着した部分を重点的に拭き取りましょう。
拭き取る際は、ゴシゴシ擦らないように!
軽~く「さっさっ~」と拭きます。
汚れがひどい場合は、新しい布に交換して繰り返し拭き取りましょう。
ステップ4:乾拭き
何も付けていない布で、サドルを軽く乾拭きします。
表面にローションが残っているとレーパンの染みになる可能性があるので注意ですよ!
まとめ
今回のブログでは、白サドルの汚れ取りを実践してみました。
レザリアンローションは千円もしない安価な商品。
手軽に試せるのが嬉しいですな。
サドルの種類によっては、表面の合成皮革に染みが出来てしまうモノもあるかも知れません。
レザリアンを試す場合は、目立たない箇所で実験してから行って下さい。
( ゚∀゚).。oO(多少経年劣化はしているけれど、2019年でもサドルは相変わらずキレイじゃよ)
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