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田舎もんの立場でコロナ自粛におけるサイクリストの行動を考えてみた

自転車

新型コロナウイルス COVID-19のせいで、世界中がディストピアとなりつつあります。(鎖国政策・マスク争奪戦・監視社会などなど…)

第3次世界大戦にも例えられるこのウイルス戦争。

我々一般庶民ができる最大の貢献(?)といえば…そう!活動を自粛することです。ワクチンの完成を信じて政府の時間稼ぎに協力する。これっきゃありません。

では、我々サイクリストが愛してやまない自転車に乗るという行為はどうするべきなのでしょうか。

すべからく外乗りを自粛するのか?
それとも3密(「密閉空間」「密集場所」「密接場面」)には当てはまらないからOKなのか??

Rockmanの個人的な考えは、住んでいる地域の環境と個人の意識による。これが全てであります。一律に「外出は悪!自粛すべき!!」という同調圧力には反対の立場です。

そんなわけで今回のブログネタは、コロナ禍でサイクリストがどのように行動するべきかについて。田舎住まいというポジショントークではありますが、Rockmanが思うことをつらつら書かせていただきます。

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十把一絡げのサイクリング自粛には賛同しないというポジショントーク

まず考えなければならないのは、不要不急の外出を自粛する目的とはなんぞや?ということでしょう。

言わずもがな、新型コロナウイルスの感染爆発を防ぐためでありますな。

3密が重なった時に発生するクラスター(集団感染)を形成させないために外出を自粛する。これは、人との接触回数を大幅に減らすことで達成できます。

だから、全ての外出を自粛することが是というわけではないのです。そこんところの目的と手段がごっちゃになっているコロナ脳(自粛厨?)がTwitterにはめちゃくちゃ多くてげんなりします。

事実、8割おじさんで有名となった北海道大学社会医学分野教授 西浦 博 氏のインタビューでは、このようにおっしゃっています。

自粛というのは、接触を削減してもらうことだというのが、正確に伝わらないといけません。

それに加えて、屋外のオープンエアのところを歩くのはいいのですよとか、友達同士でジョギングするのはいいけれども、帰りに一緒にビールを飲みにいってはいけませんよとか、そういう細かい部分を1個1個、知事には話しました。

中略

僕は暗いので、一人で長時間のジョギングをするのが好きなんです。2~3時間、ものすごくゆっくりしたスピードで走ることを「LSD(Long Slow Distance)」というのです。

一人で散歩するイメージで、ゆっくり長時間、小さい負荷をかけながら汗をかく。本当に暗い趣味だからこそ大好きなんですけれども(笑)。こういう活動なら、全然構わないです。いっぱい歩き回って、でも立ち止まって30分以上人とは話さないでほしい。

BUZZ FEED JAPAN:「このままでは8割減できない」 「8割おじさん」こと西浦博教授が、コロナ拡大阻止でこの数字にこだわる理由

どうでしょう?コロナ対策の最前線で戦っておられる西浦教授の考え方を参考にするのであれば、自転車に2〜3時間ていど乗ることも認めれれるのではないでしょうか。

  • ぼっちサイクリング
  • 休憩目的のコンビニや飲食店には寄らない
  • 公衆トイレも極力利用しない
  • 50kmていどのショートライド
  • 人気のないお山でヒルクライム
  • 普段よりも安全マージンを取る

こんな条件の外乗りなら新型コロナウイルスに感染する確率はゼロとは言えないものの、ほぼゼロではないでしょうか。

なにせ、ソーシャルディスタンス(濃厚接触を避ける距離)と呼ばれる1.8m以内での接触は、まずあり得ませんからね。

もちろん、交通事故で医療機関にご迷惑をおかけすることのないように、普段よりもマシマシで安全運転に留意する必要はあります。当然のことですが。

自粛圧力に感じる田舎住まいの違和感

ソロライド。
人の集まるところには行かない。
交通事故にあわないようにいつも以上に気をつける。

これら最低限の配慮ができる人なら、サイクリングは健康維持の手段として結構なことだと思います。

しかし、特定警戒都道府県に位置づけられた13都道府県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・大阪府・兵庫県・福岡県・北海道・茨城県・石川県・岐阜県・愛知県・京都府)のサイクリストの中には、外乗りするのが厳しい状況のところも当然あるでしょう。

都市空間がどこまでも広がるコンクリートジャングル。右をも左もクソ緑の田舎よりも交通事故のリスクが高めなのは当然。感染者が多く医療環境が切迫している都会のサイクリストは、3本ローラーやズイフトで汗を流すのが安パイであり最適解ともいえます。(郊外で誰にも会わずに乗れる環境ならこの地域でも外乗りは有りだと思う)

で、そうなると問題になってくるのが地方と都会の分断。外乗りに対する意識の隔たりとでも言いましょうか…。

田舎:外乗りできる
都会:室内トレーニングのみ

このような図式になると、やはり外乗りできる地方民に対して面白く感じない方が少なからずいらっしゃるようです。

自らに強い自粛をしいている人がそうでない人の振る舞い(田舎もん)をネットで監視して、強い怒りの炎を燃やす。

「外乗りするのは不公平」
「楽しそうにしているのが許せない」
「おまえらも同じ目にあえ!不謹慎だから自粛しろ」

直接的な言葉には出さないにせよ、地方民を批判している言葉の裏にはこのような意図が少なからず隠れているのではないでしょうか。先行き不透明の不安感からストレスがたまり、誰かに当たりたい気持ちは理解できなくもないのです。

でも…だからといってこんな誰もいないような空間ですら自転車に乗ることを批判されてしまうと、田舎もんの俺らは「ふええぇぇぇ…」と困惑するしかないのです。

コロナとの長期戦を考えた戦略

このくそったれな状況がいつまで続くのか誰にもわかりません。暖かくなったら終息するという楽観論は、東南アジアの感染状況を見ると期待できないことが既にわかっています。

我が福島県でも二本松市でクラスターが発生し、感染者が増え続けている状況…。田舎だからといって油断はできません。

都会とは環境が違う。そう思いつつも、自分の住んでいる地域で郊外への移動制限が要請される厳しい状況になった場合は自転車に乗ることを自粛します。そこは行政の指示に従うつもりです。

どうなるか分からない。長期戦を考える必要がある。新コロに対する不明瞭な未来を想定すると、やはり自転車を愛する者はバーチャルサイクリングたるズイフトの導入を検討するのが急務なのかも知れませんな…。

あぁ〜金策がつらい!

まとめ

今後のことを考えて我が家でもスマートトレーナーを導入したい!そう思いつつも、Rockmanにはバーチャルサイクリンの環境を構築できる予算がありません(笑)

というのも、新しい自転車を作る方に予算を全振りしてしまったから。

電動コンポの油圧ディスクブレーキ車。前に買っておいたシクロクロスのフレームでNEW マシンを1台作ります。今はRockmanが希望している難儀な塗装(?)を解決するために複数のアプローチを検討してもらっている最中です。

こいつが完成する頃にコロナの状況がどうなっているのか。願わくば感染者数が減少して終息に向かっていることを期待せずにはいられません。

だって、走ったことのない野山を走り回りたいもの。シクロクロス車でロングライドできるか試してみたいもの!

まぁとにかく今の局面においては自分だけの問題ではなく社会全体の問題と捉えることが必要かと思います。一人一人ができうる最大限の対策を施す。その上で自転車を楽しむ。これがベストな方法ではないでしょうか。

( ゚∀゚).。oO(疫病退散に赤べこはいらんかねぇ〜。会津で天然痘によるパンデミックが起こった際に赤べこを持っていた童は罹患しなかったと言われているよ。ちなみに、黒い斑点は痘とされているぞい)

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コメント

  1. カディエ先生 より:

    緊急事態宣言が出てもぶっちゃけ人との接触が無いヒルクライムは問題無いと思っているカディエです( ・`ω・´)
    それよりもトラック運ちゃんやってるカディエとしては物流が心配
    スーパーの品揃えは少しずつ悪くなっているし、運ぶ荷物も普段より減少傾向に…
    更に一部店舗からインスタントの袋麺が売り切れとか…
    食品不足によるさいとうたかお作のサバイバル状態に陥らないか多少の不安があります( o´ェ`o)

    • RockmanRockman より:

      >カディエ先生 様
      お疲れさまです。
      コロナ禍という大変な中で物流を支えておられるドライバーの皆さまには感謝の念が堪えません。

      商品の供給も少しずつ悪化しているのですね。
      確かにスーパーやドラッグストアの棚を見るとパスタ系の在庫が減っているように感じていました。
      今のうちからできる準備をして、最悪に備えるのが吉ですね…。