暑い時期になると、まめな水分補給が必要になります。屋外で長時間走行することの多いロード乗りは、携帯するドリンクを何にするか迷う方も少なくないはずです。
Rockmanの経験上、ビギナーほどスポーツドリンクを愛用し、玄人(くろうと)の自転車おじさんほど水を基本にしているような気がします。
というわけで今回のブログはロード乗りには欠かせない飲み物に関するエントリー。スポーツドリンクを一切やめて『水』を基本に考えるようになった理由。
そして、汗で失われる「ミネラル」の取り方について、Rockmanのやり方をネタにしてみたい思います。
(; ゚∀゚).。oO(運動時にスポーツドリンクをストレートで飲むのはおすすめできないよ!)
ロード乗りに最適な飲み物はただの水!使い勝手に優れた水の利点
運動時の水分補給は、スポーツドリンク!
大企業のイメージ戦略で、そのように刷り込まれている方は少なくありません。何を隠そう、ワタクシRockmanもその1人でしたw
CMに踊らされていたRockmanがいかなる理由でスポーツドリンクをやめたのか。
高強度の運動に用いるドリンクとして『ただの水』を推奨する理由は、使い勝手がすこぶる良いという点があげられます。
スポーツドリンクをやめた理由
運動時の水分補給として何を飲むか?
青春をテーマにしたリア充広告を強く印象づけることにより、「アク◯リアス」や「ポカ◯スエット」などの清涼飲料水をチョイスする方がとても多いと思われます。
しかし、激しい運動の合間にスポーツドリンクで水分補給するのは考えもの。下手したら、ぶっ倒れるかも知れません。
ロードバイクの携帯ドリンクとしてスポーツドリンクをおすすめしない理由は、ズバリ糖分多すぎ問題。これからRockmanが犯した失敗ネタを披露しましょう。
ジロ・デ・シラカワでの失敗
Rockmanが1年に一度だけ本気になる日。
それが、白河駅周辺を封鎖して行われる「ジロ・デ・シラカワ」でございます。
20分の走行枠でどれだけ周回できるかを競うクリテリウム競技。
単純に時間として見れば短く感じます。
しかし、スタートから限界ギリギリのペースで走ることを余儀なくされる参加者たちにとって、この20分は地獄タイム(笑)
「まだ5分しか経ってないのかよぉ~!?」
苦悶の表情を浮かべ、白目になりながら参加者は走ります。
10月とはいえ、全力疾走を続けると汗の量はかなりのモノ。水分補給用のドリンクは絶対に必要です!
Rockmanが2013年大会に持参したドリンクは、人工甘味料スクラロースがこんもり入ったアク◯リアス!
近所のディスカウントストアーで、2リッター78円で売られていた処分品です(笑)
思わず「安すぎワロタwww」状態で大量購入してしまったモノを大会に持参しました。
・
・
・
ア◯エリアスをキャメルバックのボトルに投入し、ガブ飲みしながら全力疾走するRockman!
そうしたら、スタート5分で身体に異常発生。
- 唾液の異常な粘つきによる呼吸困難
- 喉の渇き
- 倦怠感
途中までトップを走行していましたが、こんな状態で順位が保てるワケがありません。後方から追い上げて来た選手にドンドン抜かれ、大会は惨敗でございます。
ワロタ…ワロタ…
Rockmanは、真っ白な「灰」になってしまいました。orz…
糖分の含有量が半端ではないスポーツドリンク
Rockmanの身体におきた異変の原因。
それは、スポーツドリンクに含まれている糖分であります。
ググってみた結果、どうやら「ペットボトル症候群」に近い症状が出たと推測されます。
ペットボトル症候群の原因は過剰な糖分の摂取。
WHOの指針によると、1日に摂取しても良い砂糖の量は25グラム。上の表を見ると、アク◯リアスの糖分量は500mlで23グラムもあります。
Rockmanは、750ml入のボトルを使っているので、ドリンクに含まれる糖分量は34.5グラム。
全力走行中に糖分過多の飲み物をジャブジャブ飲んだ影響により何がおこったのか?それは、こんな感じでございましょう!
「高負荷の運動によって体内の水分が消費される。」
↓
「アク◯リアスを飲む。」
↓
「糖分過多のスポーツドリンクを摂取した事により血糖値急上昇!」
↓
「インスリン過剰分泌&体液を薄めようと身体が水分補給を要求(喉の渇き)」
↓
「喉が渇いたからアク◯リアス!!」
↓
「血糖値急上昇」 + 「インスリン過剰分泌」 +「喉の渇き」
トリプルコンボ発動で、口の中ベタベタ無限スパイラルwww
呼吸困難で大会\(^o^)/オワタ
この苦い経験からスポーツドリンクの愛用をやめてしまいました。
(# ゚∀゚).。oO(風邪を引いた時以外はスポドリなんぞ飲まん!)
「水」を基本として考えるメリット
- 調達が容易
- 身体を冷やす冷却材の役割
- 温くてもマズくない
「水」を使うメリットは大まかに言うと上記の3点。ロード乗りにとってのメリットを順に説明して行きます。
水は調達が簡単
なんと言っても「水」は調達がとても簡単です♪
自販機・コンビニ・公園などなど。緊急事態であれば、公衆トイレの手洗い場から水をGetすることもできます(笑)
「水」の利用を前提として考えておけば、ボトルが空になったとしても調達にそれほど困りません。
( ゚∀゚).。oO(コミュ力は必要だけど民家にお邪魔して水を分けてもらう事も可能)
身体の冷却材として使える水
30℃超えの夏ライドでも、身体に風が当たる状況であれば、けっこう耐えられます。
しかし、問題は無風の時。
炎天下のヒルクライムでは、全くと言っていいほど風が当たらない場合があります。
そんな時は「頭」や「首」にボトルの水をぶっかけましょう。水が蒸発するこにより身体の熱が奪われるので、とても涼しいのです♪
これは、スポーツドリンクでは出来ない「水」ならではの利点といえるでしょう。
( ゚∀゚).。oO(一度ぶっかけを試すとやめられなくなるw)
温くても飲める水
人間は冷たいものを飲むと、甘さを感じ難くなる性質があります。
ということはどういうことか?
スポーツドリンクはキンキンに冷えた状態で飲まれることを前提にしているので、糖分がひじょうに多い!常温だと甘すぎて飲めたモノではありません。
保冷ボトルを利用していたとしても、その効果は1時間ていど。長時間ロードバイクに乗っているとスポーツドリンクは常温になってしまい飲むのが苦痛になります。
しかし、水なら常温でも気にせずガンガン飲めちゃう♪
夏場に長時間飲み物を持ち歩くなら「水」がベストであると断言できる大きな理由であります。
汗で失うミネラルの補給方法
夏ライドには「水」が最適です。
しかし、問題がないワケではありません。
水道水や軟水のミネラルウォーターには、汗で排出される塩分がほとんど含まれていません。
しかも汗には微量ながらマグネシウムやカルシウムなどが含まれているので、失われたミネラルを「水」で補う事はできないのです。
そこでRockmanは「マルチビタミン」と塩分補給用の「タブレット」で汗で失われる成分を補っています。
マルチビタミンで「ミネラル」を補充
暑い時期にロードに乗る際は、ネイチャーメイドの「スーパーマルチビタミン」を飲んでからライドしています。
この製品には各種ビタミンやミネラルがバランス良く含まれており、摂取目安は一日に1粒。
汗で失われるであろう成分を前もって胃の中に入れておくことで、ミネラル不足を事前に防いでしまいます。
このサプリを飲み始めてから鈍痛を伴った頭痛や脚がピクピクつることも無くなったので、あるていどの効果はあると思っています。
( ゚∀゚).。oO(120粒入りの製品だと一粒14円程度。ガンガン使えるのが嬉しい)
タブレットで塩分補給
マルチビタミンのサプリだけでは、発汗によって失う塩分を補えません。Rockmanが夏場の塩分補給用サプリとして愛用しているのが、塩入りのタブレットでございます。
以前は「熱中飴」を愛用していましたが、夏に飴を持ち歩くとベタベタに溶けて包装から取り出すのが一苦労でした。
一方、錠剤状に加工してある「タブレット」であれば、この問題はとはおさらば。暑い時期でも飴のように溶けないので、夏場の携帯にとても便利です♪
Rockmanは塩っぱいモノが食べたくなった際に休憩がてら「熱中飴タブレット」を口にするようにしています。
( ゚∀゚).。oO(最近は男梅粒も併用しとる♪)
まとめ
寒い時期なら好きなモノを飲めば良いと思うけれど、夏だとそうもいきません。
温くても美味しく飲める「水」は水分補給として王道です。
汗で流れ出るミネラルはサプリで補うと割り切れば「水」は最高に使いやすい飲み物と言えます。
どうしても味がしないと飲みにくい!
そんな方は、スポーツドリンクを2倍~3倍に薄めるかヴァームウォーターを試してみましょう。
暑さ対策として身体にぶっかける事はできませんが、温くても不味くはないのでおすすめですよ。
( ゚∀゚).。oO(高負荷で走行するとヴァームウォーターでも濃く感じることがあるので各自好みの濃度を探ってみよう!)
関連記事
コメント
ペットボトル症候群から急性膵炎になられた方を知っております。
お互い、糖分が多い飲み物には気をつけましょう。
>ひーこさん
膵臓や肝臓は自覚症状がないから怖いですな・・・。
最近飲む物は「スパークリングウォーター」「お茶」類がメイン。
過剰な糖分摂取には気をつけたいものですね。
私たちの職場も暑いので、
水分補給とミネラル補給の例
とても参考になりました。
汗で水分と塩分を大量に失った時は、
スポーツドリンクの塩分では薄すぎて、
かえって手足の脱力感が進みますね
こむら返りなどが起きてからでは、
遅いので、ウィダーの塩分タブレットを
水と一緒に取るようにしています。
>ライトニングイレブン 様
はじめまして。
コメント、ありがとうございます。
当エントリーが少しでもライトニングイレブン様の役に立ったのであれば、光栄です。
ロードバイクの携帯ドリンクとして「水」を基本にすると、色々応用がききます。
秋から冬にかけてはヴァームウォーターを用いることもありますが、夏場は「水」&「塩分タブレット」&「サプリメント」の組み合わせで落ち着いています。
ではなぜスポーツドリンクというのが世界中で研究され長い期間飲まれ続けられているのでしょうか
>銀杏 様
はじめまして。
コメントありがとうございます。
その答えはメーカーにしか分かりません。
おそらく利益率がすこぶる良いからではないでしょうか。
はじめまして。おっさん初心者です。
私もスポーツドリンクを飲んでサイクリングして、同じような症状が出てました。
真っ先に疑ったのはハンガーノックだったのですが、この間はじめて足がつったので電解質の補給に問題があると思い、体育会系の知り合いにいいスポーツドリンクはないのかと聞いたところ・・・
「半分に薄めて飲むのが普通」
という一般人が知らないアスリートの常識をぶちかまされました。
詳しく調べたところ、アクエリアスやポカリスエットをはじめとする有名どころのスポーツドリンクは「アイソトニック飲料」といって『平静時の』体液に近い浸透圧で作られています。
ところが持久系スポーツをやっている最中は、常に筋肉が糖分をエネルギーに変換するため血糖値がガクッと下がります。そのせいで血液の浸透圧が変化してしまうため、スポーツドリンクは体が吸収しにくいらしいのです。
スポーツドリンクを半分に薄めるのもいいですが、運動中の血糖状態に合わせて作られたドリンクを「ハイポトニックドリンク」というらしく、探してみると専用の商品はたくさんあります。同じスポーツドリンクでもアサヒのスーパーH2Oはハイポトニックドリンクのようですね・・・アスリート並にハードにやるスポーツは少ないので、一般には知られていないようです(自転車乗りには必須教養かもしれないと反省)
ブログの中に糖分のとりすぎがどうこう、という話がありましたが、補給に食べるコンビニようかん一本に含まれる糖分は500mlコカ・コーラに匹敵すると思いますよ。(自転車乗りが)スポーツドリンク程度で糖分を取りすぎることはないでしょう。自転車に乗ってない時に飲みすぎると、ペットボトル症候群になるかもしれませんけど。
エネルギー代謝が弱いデヴなので、グリコCCDを飲んでがんばってます!
結論を書いていませんでした・・・
糖分のとりすぎによるペットボトル症候群ではなく
人工甘味料が何か悪さをしているわけでもなく
アイソトニック飲料を飲んでうまく水分が吸収できなかった脱水症状です!
スポーツドリンク飲んでて脱水症状なんて、普通は考えられませんよね。
スポーツドリンクを飲みながらサイクリングして、帰ったら下痢してたことが何度もあります。
普通の砂糖系スポーツドリンクの半分水割りを基本的に使ってます。
補給食持たずに出ちゃって、スポドリの糖分でもないよりマシ?とか思ったり。
経験上、人工甘味料系のスポドリメインに飲んでると、途中で体調不良になることが多い気がします。甘みで騙されちゃって、血糖値コントロールがメチャクチャになるのかなぁと想像したり。
>Shun 様
コメントありがとうございます。
私も100km以上の走行を予定している場合は、水ボトルとは別に50%に薄めたスポーツドリンクを携帯するようにしています。
使い所を間違えなければ結構使える商品なのですが、あの時の経験から未だアクエリアスは使う気になれません(汗)
(´-`).。oO(人工甘味料に良いイメージは持てない…)
私も経験があります。
ロングライドの終盤にコカコーラゼ○を飲んだら、急に気分が悪くなり酷い目にあいました。
>通りすがり 様
はじめまして。
コメントありがとうございます。
人工甘味料マシマシのドリンクは、使いどころをミスると悲惨なことになりますね。
ロングライドの終盤だと、ドーピング効果を期待してモンスターエナジーを飲みたくなります(笑)
下記本がオススメです
『運動するときスポーツドリンク
を飲んではいけない 』
清水泰行著
脂質代謝で運動した方が効率良く
記録も向上するそうです
>山崎 勝巳 様
はじめまして。
コメントありがとうございます。
こちらの本はとても興味深いタイトルですね!早速ポチってみました。
届きしだい熟読したいと思います。(^^)
飲むのは麦茶で、身体にかけて冷却は水が良いかと。
個人的な感想です。
>まつぼん 様
はじめまして。
ミネラルも補給でき、ぬるくてもまずくならない麦茶は夏用のドリンクとして良いと思います。
ただ、冷却用と飲料用の二種類を用意(管理)するのが若干面倒なのと、間違って麦茶を体にぶっかけてしまいそうな点が個人的に注意すべきポイントのように感じます。(私はやらかしそうですw)