クルマバカ待望の新型ロータリースポーツ・・・
RX-VISIONが、ついに東京モーターショーで発表されました!
「メルセデス-AMG GT」を思わせる、ロングノーズ・ショートデッキの美しいデザイン。
「アストンマーチン・ヴァルカン」や「マセラティ・アルフィエーリ」の隣に置いても、見劣りしなそうなフロントフェイス。
(雰囲気はこの2台に似てるよねw)
テールデザインは歴代RX-7とのつながりを感じさせるモノがあり、マツダブランド頂点へ君臨する風格をただよわせております。
マツダは、あくまでコンセプトモデルと位置づけていますが、RX-VISIONは2017年以降に市販が予定される新型ロータリースポーツの原型と言って間違いないでしょう。
今回のブログでは海外のオフィシャルサイトに掲載してある情報から、RX-VISIONの市販版スペックを予想してみたいと思います。
(; ゚∀゚).。oO(NDロードスターよりこっちの方が欲しくなったwww)
RX-VISIONのベンチマークはポルシェ・ケイマン
GTカーを思わせるサイドビュー。
エクステリアデザインとボディーサイズを見ると、ジャガーFタイプが仮想ライバルのように感じます。
ガッ!
新型ロータリーエンジン(2ローター1600cc)をツインスクロールターボ化しても、「FタイプRクーペ(550馬力)」の動力性能に対抗するのはちょっと厳しい。
(ブランドイメージでもジャガーはライバルになりえない)
となると・・・
駆動方式は異なりますが、同じ2シータークーペの「ポルシェ・ケイマンGTS」あたりがベンチマークかと予想していたら、ビンゴ!
研究開発担当の藤原氏がマツダUKで、はっきりとライバル宣言していました。
( ゚∀゚).。oO(開発担当 藤原氏のインタビューを日本語に要約したので気になる方は下にスクロール!)
マツダUSAに掲載されたスペック
Mazda RX-VISION major specifications:
Seating capacity: 2 persons
Overall length x width x height: 4,389mm x 1,925mm x 1,160mm
Wheelbase: 2,700mm
Engine: SKYACTIV-R
Powertrain: Front engine, rear-wheel drive
Tires: Front: 245/40R20 / Rear: 285/35R20
Rim width: Front: 9.5J / Rear: 11J
コンセプト段階なので、諸元表は参考レベル。
特に、全幅(1,925mm)と全高(1,160mm)の「ワイド&ロー」なプロポーションは、完全に見た目重視。
モーターショー向けに設定された数値なので、参考にすらなりません。
一方、興味深いのはホイールベース。
2,700mmという数値は、現行のCX-5やアクセラと同じ値。
今後市販が予定されるCX-4とも共通しています。
マツダはFR戦略を掲げているので、これは新型FRプラットフォームの共有を示唆するものかもしれません。
研究開発主査:藤原清志氏のインタビュー
Mazda RX-VISION sports car: behind the scenes with Kiyoshi Fujiwara, Mazda’s head of research and development
イギリス・マツダのウェブサイトにRX-VISIONについて、インタビューがのっていました。
かいつまんだ翻訳を書いてみたので、参考にどうぞ。
Q1:RX-VISIONはどのスポーツカーと競合しますか?
A1
ポルシェ・ケイマンがターゲットです。
Q2:ポルシェ・ケイマンにどうやって対抗します?
A2
軽量化!我々の主要な目的の1つが車重を低減することです。
Q3:プラットフォームについて教えてください。
A3
多くのことは教えられませんよ(笑)
RX-VISIONは、ロードスターのプラットフォームではありません。
SKYACTIVテクノロジーを用いた新しいプラットフォームです。
Q4:なぜロータリーエンジンなのでしょう?
A4
ロータリーエンジンには、多くの利点(高回転・高出力・滑らかさ)があるからです。
しかし、本当に重要なのはコンパクトなこと。
ロータリーエンジンを使用せず、RX-VISIONの低いボンネット高は実現できませんでした。
Q5:厳しい排ガス規制とハイパワー化はロータリーエンジンで達成できますか?
A5
もちろんです!
コンピューターモデリングは飛躍的に上がっています。
我々は、ロータリーエンジンに使われるシール※1.を材料から開発しました。
他のスカイアクティブエンジンの2~3倍、集中的な開発プロセスにあります。
Q6:HV(ハイブリッド)システムのサポートはどうでしょう?
A6
今のところありません。
Q7:ターボですか?
A7
ゴニョゴニョ・・・
1つの可能性として見る機会はあるかもしれませんね(笑)
Q8:マツダは「人馬一体」を標榜していますが、MT(マニュアル)はありますよね??
A8
熱狂的なドライバーはMT欲しいですよね。
でも、お客さまのニーズを考えてデュアルクラッチトランスミッションも検討する必要があります。
時が経てば分かるでしょう(笑)
Q9:このクルマはRX-7?RX-8??
A9
RX-7は2ドアの2人乗りスポーツカー。
RX-8は4ドアの4人乗りスポーツカー。
あとは、あなた自身で考えて下さい。
※1. ロータリーエンジンのシール
おそらく、ロータリーエンジンの弱点の1つと言われているアペックスシールを指すものと推測。
おにぎり型ローターの頂点(3箇所)にあるアペックスシールが摩耗すると、エンジン燃焼室の気密性が保てないのでえらいことになる。
おにぎり(ローター)がコロコロ高速回転するので、構造上ひじょうに摩耗しやすい部品。
(; ゚∀゚).。oO(ロータリーエンジンの中古車を買う場合は必ず圧縮チェックをしよう!圧縮抜けしたババ車を引くと大変高額な修理代になるよ!)
Rockmanのあてにならない予想
RX-VISIONのターゲットをケイマンGTSと仮定。
開発主査の藤原氏のインタビューとRockmanの個人的希望を含めて勝手に市販諸元表を作ってみました。
オレの妄想の産物なので流し読み推奨です(笑)
新型RX-7(仮)諸元表
ボディ(カッコ内はコンセプトモデルとの寸法差)
- 全長:4349mm(±0)
- 全幅:1,810mm(-115mm)
- 全高:1230mm(+70mm)
- ホイールベース:2470mm(-230mm)
- 乾燥重量:1,300kg
- 乗車定員:2名
エンジン
- 形式:16X SKYACTIV-R
(Two-stageElectric Turbocharger) - 排気量:1600cc(800cc × 2ローター)
- エンジンレイアウト:フロントミッドシップ
- 最高出力:330ps ※2.
- パワーウェイトレシオ:3.94(kg/ps)
パフォーマンス
- 最高速度:280km/h
- 0-100km/h加速:4.8秒
ギアボックス
- 6速マニュアル/デュアルクラッチトランスミッション
燃費
- JC08モード:10km/ℓ
価格
- 600~800万円
発売時期
- 2018年前半~2020年
(ロータリー50周年記念、もしくはマツダ創立100周年記念??)
※2. 最高出力について
海外の一部メディアでは、800cc × 2のツーローターエンジンにターボチャージャーで過給して402馬力という報道がされています。
本当に400馬力オーバーのパワーが出せるなら願ってもないことですが、燃費と価格面で相当大変なことになりそうですwww
もしこのスペックのエンジンで登場するとなると、1,000万円オーバーは確実でしょうな!
(; ゚∀゚).。oO(正直言って、このエンジンスペックは懐疑的・・・)
まとめ
軽量化でケイマンに対抗するとのことだったので、車重はケイマンGTSの-15kgでパワーは-10ps・・・
パワーウェイトレシオは、ケイマンGTSよりも若干良い値に調整してみました(笑)
(ボディ幅はコンセプトモデルの94%でケイマンより10mmプラス)
2シーターのロータリースポーツは、セカンドカーの完全なる嗜好品。
販売台数が望めないスポーツカーなので、車両価格は高めで上等!
むしろ、あるていど高くないと売れないような気がします。
個人的に600万円あたりが良い線だと思いますが、アルミボディーでカーボンルーフなら800万円でも有り。
FD3Sよりも275mm長く、メルセデス-AMG GTよりも70mm長いRX-VISIONのホイールベースが気になりますが、日本刀のように切れ味鋭いハンドリングマシーンをマツダさんにはお願いしたいと思います。
( ゚∀゚).。oO(2021年ころに買えるように貯金じゃw)
コメント
昔FCに乗ってた俺から見てもこの車は気になる存在だねえ。
市販されるまでにお金貯めて買おうかしらヾ(*゜ο゜)ノオォォォォーーー!!
>ぽっくん
良い車だよね~♪
RX-VISIONは、マツダの理想を表したコンセプトカー。
このままの形で市販されるとは思わないけれど、大いに期待したいね!