春!といえば、車を買うタイミング。
交通網が発達した東京・大阪のフレッシャーズなら関係ありませんが、地方で働く社会人にとって『車』は必要不可欠の移動ツールでございます。
とは言ってもお金がないことには買えません!
そこで、予算は少ないけれどちょっと良さげな車に乗りたいという人にRockmanがおすすめしたいのが不人気車。
厳しい資本主義市場で負けてしまったけれど、実力がある割安の子。
そんな自動車を拾ってくるのですYo!
人気者の陰でシクシク泣きながらご主人を待ちわびる不人気ものを救う行為は、Twitterのハッシュタグ「#魔女集会で会いましょう」に出てくる尊い作品と似た感情を覚えます(笑)
というわけで今回のブログは、ジャンルやレッテルのせいであまり見向きされない車にスポットを当ててみる回。
現在の愛車30ハリアーくんに深刻なトラブルが発生したらここで紹介するどれかを買って乗り潰そう♪と思っている不人気な3車種について紹介してみます!
( ゚∀゚).。oO(家も車も処女信仰が凄まじい日本では中古の不人気物件がお得なんじゃよ)
10年10万キロ物件はダメ?人が見向きしない車に掘り出し物がある理由
自動車は10年10万キロまでという日本の古い常識は、21世紀生まれの車には全く通用しません。
オイル交換をメーカーの規定通りに行うだけで、15万〜20万キロは余裕で走ってくれます。(ただしタイミングベルトやウォーターポンプなどの消耗品の交換は必須)
しかしながら、昭和の時代から長らく常識だったことを頭の中から完全に消し去るのは不可能。
長く所有すればするほど税金が重くなる日本のおかしな税制も相まって、低年式車の多くがまだ使えるのにタダ同然で手放されている現状が今の日本なのであります。
これに「不人気」という資本主義の負け要素が加わると…
誰も欲しがらない低年式の不人気車
というババっぽい物件に成り果てます(笑)
ただし、しっかりと物の良し悪しを見極められる人にとって、これほど安く買えるお宝はありません。素性が確かで高耐久に分類される不人気車を見つけることができれば、お金をかけずに豊かなカーライフを送ることができるのです。
( ゚∀゚).。oO(人も車もレッテルで判断されることが多いからのぉ…車は10年10万キロ・不人気車はダメ物件として敬遠されるんじゃ…)
お宝物件はこんな車
- ちょっと高級路線
- ワンオーナー
- 修復歴なし
- 点検記録簿あり
- 年間走行距離が6,000〜12,000km以内
- 何となく雰囲気が良い
激安中古車で上の6条件が全てそろうことは滅多にありません。
ガッ!
まれに出てくることがあります。
そのような車に出会ったら運命だと思って「えいやぁ!」とハンコを押しましょう(笑)
十中八九、当たりの車です。
( ゚∀゚).。oO(下回りのサビ具合やボディパネルの隙間など他にも見るべきポイントは沢山あるけど、ここら辺は経験を積まないとちょっと難しい。車に詳しい知人と一緒に見て貰うのも手だわね)
ちょっと高級路線の車
新車での車両本体価格が200万円後半〜300万円前半のゾーンに位置した車種。
高級車とは言えないけれど、基本骨格に上級車と同じ物が使われていたりエンジンやトランスミッションに耐久性があるものが採用されているケースが多い。
ワンオーナー
言わずもがな、同じオーナーさんが新車から面倒を見ていた車。新車で買ったという意識が強いため、メンテナンスにもお金をケチらない物件が多い傾向にあります、
定期点検整備記録簿をチェックして、新車からディーラーで整備されてきたものが理想。
( ゚∀゚).。oO(おじいちゃんが乗っていたような車なら最高w)
修復歴なし
フレームに損傷を受けていない車。
玄人の中にはあえて「修復歴あり」を狙う人もいるけれど、目利きに自信のない多くの人は修復歴なしを選ぶのが吉。
点検記録簿
車が受けた法定点検を記してある手帳。整備履歴が確認できるため、これがあるとちょっと安心できる。
オイル交換の履歴を記した書類も残っていたら言うことなし!
年間走行距離6,000〜12,000キロ
機械は日常的に使われてこそ調子が出るもの。まんべんなく使われていた車は調子の良い個体が多いです!
一方、極端に走行距離が少ない車は重大トラブルが発生するリスク高めなので、おすすめは出来ません。
何となく雰囲気が良い
これはフィーリングの問題なので、ちょっと難しい評価ポイント。
小綺麗でも「雰囲気が悪い…」と思ってしまう個体とたまに出会うことがあります。
脳が言語化できない違和感を感じ取っている証拠なので、「雰囲気が悪い」と思ったら避けましょう。
逆にちょっとやれてても「雰囲気が良い♪」と思ってしまう個体もあるから難しいですなぁ〜(笑)
( ゚∀゚).。oO(良いもの感を醸し出している中古車ってあるもんだよ)
今注目している不人気中古車
ではさっそく、Rockmanが気になっている不人気車をご紹介します。3台中2台はトヨタ車。残り1台はスズキ車でございます♪
中古車として買う場合は、故障リスクが低いオーソドックスな作りの車が一番!
エンジンがポート噴射式という部分だけは決して譲ることができません。
トヨタ ブレイド
中古相場:14.8〜117.3万円
平均価格:52.7万円
トヨタのブレイドはRockmanが今一番欲しいと思っている不人気中古車。
羊の皮を被った狼という表現が大好きな方にうってつけのモデルです。
この車の「頭おかしいんじゃね?」と思ってしまう最大のポイントがエンジン。
標準グレードでも2,400ccというこのサイズの車には不釣り合いなエンジンが搭載されていますが、何と!上級グレードの「ブレードマスター」には3,500ccのエンジン(280馬力)が奢られていますwww
しかも!しかもですよ!!
HKSのスーパーチャージャーキットが取り付けらるんですゼ(笑)
ロータス・エヴォーラやエキシージと同じエンジンですから、スーチャー付きで350馬力は狙えるでしょう♪
また、この車の変態的な部分はエンジンだけではありません。
後期型のブレードマスターには、レクサスIS-Fと同等の6Speed SPDSというトランスミッションが搭載されています。
ATとは言え、ロックアップクラッチ直結のダイレクトシフトを味わえるんですから、スポーツカー顔負け。
内装はオーリスと同じデザインですが、ダッシュボードやシートにアルカンターラ採用。
おじさんが乗っても満足できるでしょう!
残念ながら上級グレードのブレードマスターは今のところ50万円台では買えません。
しかし、2,400ccの無印ブレードなら十分狙えます!タマ数がそれほど多いクルマではないので、欲しくなった方は要チェックやで。
( ゚∀゚).。oO(排気系を交換するとこんな素敵なエキゾーストを奏でるよ)
トヨタ マークXジオ
中古相場:20〜199.8万円
平均価格:71.7万円
マークXという名が与えられているものの、マークXとの共通性ゼロのマークXジオ(笑)
「変幻自在のXシーター」という意味不明のキャッチコピーだけ覚えている方もいるでしょう。
変幻自在が指すところは、多彩なシートアレンジが可能というところ。
2列目をキャプテンシートにしたモードを「Xシーター」と呼ぶのは、どうしてもこじつけ感が漂いますな。(グレードによってXシータにできない2列目3人がけ仕様もある)
エンジンは先ほどご紹介したブレイドと同じ2,400ccの「2AZ-FE」と3,500ccの「2GR-FE」の2種類。
信頼性の高いポート噴射式エンジンなので、中古で買っても安心できます。
3列シートではありますが、3列目は狭くて使い物になりません。この車は通常は4人で快適に移動したいけれど緊急用に3列目も欲しいという欲張りな方。
そして、全高が1,550mmと低いからタワーパーキングを頻繁に使う方にうってつけでしょう!
( ゚∀゚).。oO(これにHKSのスチャー付けてファン!ファン!言わせたいという気持ちも若干ある)
※注意ポイント
ブレイドやマークXジオは狙い目の不人気車です。しかし、2.4lの2AZ-FEエンジンを搭載している個体には注意が必要です。(3.5lは問題なし)
くわしくはこちらに書いてあるので、ご一読ください。
スズキ エスクード(先代型)
中古相場:39〜199.8万円
1,600cc〜3,200ccという年式によって異なる多彩なエンジンが搭載された三代目エスクード。
ラダーフレーム一体型モノコックボディ(ビルトインラダーフレーム)という頑丈さが特徴の頼もしいヤツです。
デフロック機構やHi-Lo切り替えの副変速機付でオフロード走行も万全!
現行型はモノコックボディに直噴1.4ターボという性格の異なる車に変わってしまったため、あえて耐久性のある旧型を選ぶのも大いに有りだと思います。
安いしねwww
まとめ
今回紹介した3車種以外だと、「ミドルクラスセダン」「ワゴン」「ローハイトミニバン」「イタフラ車」というのが大まかな不人気ジャンル。
カーセンサーやGooで不人気車の相場チェックをし始めると楽しすぎて時間泥棒になってしまいます(笑)
素性の良い50万円台の車を2年〜4年ごとに乗り替えて車の経験値を上げるという戦略は、費用の割に楽しめるはず♪
若いクルマ好きには新車の安心感を求めるよりも、ぜひ不人気車にチャレンジしてクルマ道楽にハマって欲しいと思っているRockmanでした。
( ゚∀゚).。oO(中古車といえば「熱血中古車屋魂!!アーサーGARAGE」が好きw ちょっと昔のやんちゃな中古車屋さんはこんな感じだったなぁ〜と懐かしくなる)
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