つれぇ~雪降ってロード乗れなくて超つれぇ~
(地獄のミサワ風に)
朝、5時起きして雪かき職人となっていたワタクシ。
白一色に染まった街を背に、TwitterのTL(タイムライン)を眺めていたところ、こんなツイートが目に止まりました。
・
・
・
冬に自転車乗れないは甘え。ファットバイクを買へ。 pic.twitter.com/wi2bsEujzV
— 鳴海 彬 (@santarou98) 2016, 1月 18
ファットバイクを買へ
ファットバイクを買へ
ファットバイクを買え!
( ゚д゚)ハッ!
そうだよ!
ファットバイク買えば良いんだよ(白目)
と言うワケで今回は、ファットバイクに関するエントリー。
冬季用の自転車として「シクロクロスバイク」が欲しくなっていたけれど、ファットバイクというチョイスも大いに魅力的!
近年、クロスバイク・ロードバイク・MTB(マウンテンバイク)に次ぐ新しいカテゴリとして注目されているファットバイクについて、つらつら書いてみようと思います。
(; ゚∀゚).。oO(大雪で新たな自転車が欲しくなるなんて我ながらアホだわw)
モンスター自転車!ファットバイクの魅力
ファットバイクの特徴は、何と言ってもインパクト抜群のブッ太いタイヤ!
標準で3.7~4インチ。
場合によっては、5インチという極太タイヤを履いています。(4インチ=およそ10cm!タイヤ幅はMTBの2倍)
何となくスズキのバンバンっぽさを感じるこの自転車。
鈴菌のRockmanとしては、反応してしまうスタイルです(笑)
ファットバイクは豪雪地帯のミネソタ州発祥。
MTB用のリム(ホイール)を2つ溶接して、タイヤを縫い合わせる形で無理やり装着した魔改造MTBが起源です。
頭が悪そうなルックスは、全て雪道を走るため。ファットバイクの写真を見ただけで…
雪でも絶対に自転車乗ってやるマン!
という自転車バカの気迫を感じます。
( ゚∀゚).。oO(雪道走行しない一部のストリート系兄ちゃんにもファッバイクはウケてるよね)
ファットバイクのメリット
- 雪道の走行が得意
- どこでも走れる
- 目立つ
- 下手くそに優しい
ファットバイクの主なメリットは上記の通り悪路走破性がすこぶる高い特徴があります。
雪道の走行が得意
- タイヤの面積を増やすことで地面にかかる荷重を分散(沈まない)
- 幅広タイヤと低い空気圧の効果でグリップ力向上(前に進む)
ファットバイクが雪道を走行できる理由は、戦車や重機に使われている無限軌道(キャタピラー)の原理とほぼ同じ。
沈まず前に進むという相乗効果で、雪道でも比較的簡単に走ることができます。
( ゚∀゚).。oO(ピンヒールで踏まれると超痛いけど、スニーカーで踏まれても痛くないのと一緒)
下の動画は、タイヤの違いによる走行性能を検証したもの。
1:20付近で登場するファットバイクは砂浜でもガンガン進むよん♪
↓↓
中途半端にどこでも走れる
ファットバイクは良い意味で中途半端な存在(笑)
ロングライドには向かないけれど、マルチパーパスとして走れない道はありません。
雪原や砂場など…石がゴロゴロ転がっているガレ場でもタイヤまかせにガンガン進めます。
ロードバイクやMTBのようにとがった部分がないからこそ、アドベンチャー風味な風まかせライドが漫喫できるのであります。
( ゚∀゚).。oO(ヒルクライムレースにファットバイクで出場して、遅いロード乗りにぶっ太いタイヤを見せつけるという性格悪い楽しみ方もできるw)
目立つ
見た目がマッドマックスっぽくて「ヒャッハーwww」という雄叫びが似合うファットバイク。
IQが低そうなルックスは街中で目立ちます(笑)
ある意味、頭悪そうなヤツが頭悪そうな乗り物に乗っているのは普通。ギャップ萌え狙いで、ここは華奢なお姉さんに乗って頂きたい!
今売り出し中の地下アイドルの皆さ~ん!
ちっちゃい子にデカイ武器の二次元キャラのように、ファットバイクを相棒にしてギャップ萌えのキャラ作りをしてみないかいw?
( ゚∀゚).。oO(ちなみにファットバイクを小学生に見せると大ウケするw)
下手くそに優しい
- ヒゲ
- デブ
- 酒
何となく、この3つの属性持ちが乗っているイメージがあるファットバイク。
逆に言えば、運動が得意そうでなくても楽しめる自転車ということです(笑)
MTBは悪路走破性が高いけれど、コントロールは結構シビア。
荒れた路面では石や段差でタイヤがはじかれるので、それなりのテクニックが必要です。
一方、ファットバイクのファットタイヤはMTBの1/2~1/4以下の空気圧しかありません。(ロードバイクの1/7以下の空気圧)
タイヤがグニャグニャ変形してくれるので、悪路でもはじかれにくい特性があります。
とりあえずペダルを回せば前に進んでくれる特性があるため、こまけぇこたぁ気にせずに大自然のフィールドを縦横無尽に味わいつくせます!
( ゚∀゚).。oO(ロードで2~3cmの段差を真横から進入するとはじかれて転けそうになるけど、ファットバイクなら難なく乗り越えるよん)
ファットバイクのデメリット
- 車体が重い
- スピードが出ない(遅い)
- 車体価格が高い
ファットバイクのデメリットは上記の3点。悪路走破性の代償としてのデメリットが主です。
車体が重い
ファットバイクの重量は、15kg前後。カーボン製ロードバイクの実に2倍以上の重さです。
ママチャリより軽いとは言え、ロードに乗り慣れている者としては激重の部類!
- 頑丈なフレーム
- 頑丈なホイール
- 頑丈なタイヤ
頑丈さを重視せざるを得ない走行特性が、重量の面であだとなっています。
(; ゚∀゚).。oO(カーボンフレームと高級パーツを使えば10kgていどの完成車ができるようだけど100万円は飛ぶwww)
スピードが出ない
当たり前のことだけど、ファットバイクはスピードが出ません。
ロードバイクと比較すると激遅ですwww
そりゃそうだよ~。あれだけ太いタイヤ履いて、空気圧が1bar以下なんだから(笑)
走行抵抗のかたまりと言えるファットバイク。
ただし、ギアは11速あるので、豪脚自慢の自転車乗りなら30km/h巡航もできないことはない…かな??
車体価格が高い
写真のファットバイクは、キャノンデールのFAT CAAD1。
同社のバッドボーイ レフティを彷彿とさせる片持ちフォークが特徴的です。
ファットバイクというジャンルの中で一番好きなルックスですが、いかんせんお高いッ!
そのお値段は…
43万円(税抜き)
(; ゚д゚)ポカーン
冬専用のバイクとして考えると、手が出せる価格ではありませんな。
ランクを1つ2つ落としたとしても、ファットバイクの中心価格帯は20万円半ば。
一応、10万円を切るエントリーモデルもないことはないのです。
しかし、あまりにも安いファットバイクは悪路走行時にタイヤがリムから外れる危険性があるため、積極的に選びたいとは思いません。
せめて10万円半ばで、そこそこカッコイイモデルが登場すれば、手が出しやすいんだけどなぁ~。
ジャイアントさん!そこんところ、何とかオナシャス(チラチラ
|ω・`)チラ
まとめ
残念ながら、製品という形で市場に出回っているファットバイクには乗ったことがありません。
しかし、農業機械用のブッ太いタイヤを流用した馬鹿チャリには乗ったことがあるので、何となくファットバイクの乗り味は分かります(笑)
ファットバイクは、言わばロードバイクのアンチテーゼのような存在。
ロードはとても楽しい乗り物ですが、その性格上、「ストイックに乗ってなんぼ!」という側面が少なからずあります。
ブックオフのCMじゃないけれど…
「ゆる~く行こうぜ♪ 休日ゆるポタでぇ~♪♪」ってな感じで、路面コンディションを気にせずブラブラするのも楽しそうじゃありませんかい??
自転車で遊べる幅を広げて、ゆるく楽しむライフスタイルを実践したい。
そのために必要な物を考えていくと、「シクロクロスバイク」「ファットバイク」の2択が有力になってくるRockmanであります。
( ゚∀゚).。oO(カワウソの自転車屋さんのような自転車ライフを送ってみたいなぁ〜♪)
コメント
これ街中を走ってるのを見かけた事あってイオンバイクの店員に聞いた事あります。
イオンバイク曰く、シクロクロスの取扱い予定はないかわりにファットバイクは2016年度から取扱い予定があるとの事
だから本家のジャイアントでは扱うかわからないけどトップバリューブランドのモーメンタムでは登場しますが…
店員さんの話ではファットバイク自体認知度が低く補修パーツ等が出回っておらず売りっぱなしで修理&メンテナンスに対応出来ないとの事(-_-;)
私も見た瞬間に格好いい( ; ゜Д゜)と思ったけどその話聞いた限りもっと市場に出回って価額も落ち着く迄は検討する必要性はないと感じました(´・ω・`)
>カディエ先生 様
有意義な情報ありがとうございます!
ファットバイク最大の問題点は独自規格だらけなところ・・・。
ロードのような共通規格がないので、専門店以外での対応は困難を極めるでしょうね。
トレック・スペシャライズド・キャノンデールなどの大手メーカー参入でファットバイク市場が賑わっていますが、もう少し様子を見た方が良いのかも知れません。
(´・ω・)つ旦
雪かきお疲れ様です、私の住んでいる地域はほとんど雪は降りません、降ってもまず積もりません、晴れの国なんて呼ばれてます。えっと私、王滝クロスマウンテンに出てますが、いますねファットバイク、なかにはSSという強者が・・・。以前はサーリーというマニアックなメーカーさん位しかやってなかったの各社、飛びつきましたね・・・mtbの企画には、正直、混迷してます。特にホイル径、26、29、650bと。650bなんか出た当時、見向きもされなかったのに、各社、26に見切りをつけて、650bにくら替え、もはや26は風前の灯火、流行りに乗り気れずいまだ26に乗ってます。(mtb、3台所有してますがすべて26です。)
>Takuzo 様
労いのコメントありがとうございます。
東北の民としてある程度の雪は覚悟していますが、大雪は勘弁して欲しいと毎年思ってしまいます。
最近、雪でも走れるファットバイクに興味津々なため、サーリーやサルサが気になる存在。
実物を見たいと思っても近場のショップに取扱店がないため、悶々としておりますw
今はMTBの主流規格が早く決まらんものかと様子見です。
(;´∀`)
私が書いたコメントに誤字、脱字等があります。読みにくっかたら。ごめんなさい。
>Takuzo 様
全く問題ありません♪
お気になさらないで下さい。(^^)
Rockman さんのブログ最高! 可笑しすぎて腹かかえて笑いころげた。
「ファットバイクを買へ」の呪文がこだましてる…。
起き上がってその足でファットバイク注文しに近所の自転車屋に直行。
この冬は絶対「ヒャッハー!!」するぞww♪
>fatman 様
はじめまして。
コメントありがとうございます。(^^)
お褒めいただき恐縮です!
酒でラリった状態でネタを書いたらこんな文章になってしまいましたw
今年の冬はぜひファットバイクで「ヒャッハー♪」してください。
私も謎のテンションで「ヒャッハーwww」したいと思います。\(^q^)/