ノーマークだった車が急に気になり出したことはありませんか?
Rockmanは今頃になって絶版が決定したFJクルーザーがとてもとても気になっています。
恐竜を彷彿とさせる大排気量V型6気筒エンジン。(1GR-FE 4,000cc)
化石か?と言いたくなるトランスファーレバーつきのパートタイム4WD。車幅が1.9m以上あるのに狭い室内空間などなど。
でかいのに狭くてガソリン垂れ流しという三重苦を背負ったこの車は、生活スタイルの合わない多くの日本人に「維持は無理!」と言われてしまう車であります。
でもそんなの関係ねーw
色々と調べてみたところ、FJクルーザーという車には数多くあるネガティブな面を吹っ飛ばしてしまうパワー(魅力)があることが分かりました。
というワケで今回のブログは時代と逆行しつつも輝き続けるクロカン車、FJクルーザーの利点についてツラツラ書いてみようと思います。
( ゚∀゚).。oO(一台の車に長く乗りたい人にはもの凄く刺さる車なんだよねぇ〜)
20年20万キロは超余裕?他車とは代え難いFJクルーザーの魅力
リタイア(定年)したらエコカーに買い替えるわ
RockmanがFJクルーザーに興味を持ち始めたきっかけは、お盆で我が家に来ていた叔父上の一言!
彼は長い間、暗黒大陸 遠い異国で仕事をしていた影響からか、クロカン(クロスカントリー)と呼ばれるオフロード車が大好き。
歴代のプラドを乗り継いで、現在はFJクルザーを愛車にしています。
我が家に来るたびに「叔父上のFJカッコええな!」と思いつつも、でかい割りに狭い室内のリッター5km車にそれほど興味を持つことはありませんでした。
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叔父上が老後を見据えてミニマムな生活スタイルに変化させようとする点は大いに理解できるところではありますが、このFJを手放すのは非常にもったいないと思えるほどモノが良い!
2012年式のブラックカラーパッケージで走行距離は2万キロ未満。お高いチタン製のマフラーに上級グレードのナビつきです。
ディーラーでしっかり定期点検を受けているので、ぱっと見ても機関の状態は最高!
叔父上は2019年に定年退職予定。このタイミングで手放すのなら、2019年に7回目の車検を迎える30ハリアー君と入れ替えるのも有りか?と思い始めました。
善は急げということでFJクルーザーについて色々調べてみたところ、この車こそRockmanの理想に近いことが判明したのです(笑)
( ゚∀゚).。oO(FJクルーザーはノーマークで試乗すらしたことないw)
FJクルーザーとは
FJクルーザーは2006年に北米でデビューしたクロスカントリー車両。
当初、日本で発売する予定はありませんでした。
がッ!
40系ランクルをモチーフにした特徴的なルックスと比較的手の出しやすい価格から逆輸入車が人気となり、国内でも正規販売されるようになった異色のモデルであります。
2016年に生産終了と言われていたFJクルーザー。
駆け込み需要だかなんだか知りませんが、なんやかんやで延期されて2017年も日野自動車羽村工場で生産中。近々、ファイナルエディション(?)が発売されて本当に絶版となるようです。絶版になりました。
(; ゚∀゚).。oO(中古価格も下がりにくいだろうね…)
このクルマは昨今のトヨタ車と一線を画す丸目のファニーフェイス。愛嬌があってとてもカワイイ♪
ごついけれど丸っこいボディと相まって、ひょうきんなボブサップ的雰囲気を醸し出しています(笑)
ランクル兄貴のマッチョっぷりには残念ながら敵わないFJくん。(耐久性とパワーはランクル200の方が上)
しかしながら、プラド譲りの頑丈なラダーフレームに4.0リッターV6エンジンの組み合わせは中々にパワフル。
動画のように豪雪地帯でもガンガン進んで行ける頼もしさは、遊びの幅を広げてくれそうですね♪
ネタの幅を広げるという意味でも、この車がどんどん欲しくなっていますwww
( ゚∀゚).。oO(昔ジムニーでやった雪道アタックや崖登りもFJでやってみたい♪)
FJクルーザーの利点
- 安全性が高い
- 耐久性が高い
- 価値が下がらない
「人は買わない理由を探しにやってくる」という某営業さんの名言通り、この車のネガティブ面(運転しにくく維持費がかかる点)は誰しも指摘する部分であります。
では、逆にFJを買うべき理由は何なのか考えてみたところ、かっこカワイイ外観以外の利点は上の3点だと思いました。
安全性が高い
NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)の衝突実験が上の動画。
FJクルーザーめっちゃ頑丈www
人が乗るキャビンはほとんど変形していません♪
現在の日本仕様はSRSサイドエアバッグとカーテンシールドエアバッグも標準装備なので、実験車両よりもさらに安全と言えるでしょう。
300万円台でこれほど安心できる車は他にありません。
( ゚∀゚).。oO(後方からの衝突映像はなかったけれど、スペアタイヤを背負っているFJは相当強いことが予想されるね!)
耐久性が高い
ランクルファミリーの一員ということで、耐久性の高さに疑問を挟む余地はありません。(不整地を走る前提の設計)
CX-5の高度な四輪自動制御技術やヘッドアップディスプレイ。
エクストレイルのプロパイロット(半自動運転)などのハイテク装備が皆無だからこそ、長く乗っても壊れる要素が極めて少ない点はある意味ありがたいですw
エンジンも昔ながらのポート噴射式。信頼性の高い1GR-FEなら、エンジン内部の煤も気にならないレベルでしょう!
( ゚∀゚).。oO(90年代のRV車のようなトランスファーレバーが生えてて草)
価値が下がらない
ランクル系の車は国内外から需要があるため、基本的に何年経っても過走行でも値段がつきます。
ざっくり2012年式のFJクルーザーの買い取り価格を調べてみたところ、200万円以上の価値がありました。
フェラーリの残価率にはさすがに負けますが、300万円台の車で5年後の残価率が60%もあるのは驚異的です。
絶版が決定しており価値が上がらないまでも下げ渋ることが予想される車なので、再来年に叔父上から180〜200万円で買い取ったとしても売却時にそれほど損をせず手放せる強みは大きな武器になります。
( ゚∀゚).。oO(維持費は若干高いけど、売却までのトータルで考えるとFJを買ってもそれほど損をしないと思うんだよね)
Rockmanが求めるメイン車の条件
- ポート噴射式エンジン
- MTもしくはトルコンAT
- 強固なボディとサイドカーテンエアバッグ装備
この3条件が全て揃っていれば最高!
要するに、枯れた技術で作られた安全な車が欲しいということですな。(長く乗っても不具合が少ない車)
新車に3年〜5年という期間で乗り替える方は、現在主流となりつつある「直噴エンジン」を選択してもそれほど問題は出ないでしょう。
しかし、一台の車に長く乗り続ける人は、なるべく信頼性の高い旧来のポート噴射式エンジンを選んだ方が後々トラブルが少なくて助かるのです。
ちなみに、最近の直噴エンジンはオーバーラップ見直しで吸気バルブへの吹き返しがないようなセッティングになっているようですが、Rockmanはまだ信用していません。
構造上、ブローバイやEGRによる吸気バルブの汚れやすさには変わりありませんので。
トヨタの直噴とポート噴射式を併用したD4-Sなんてものもありますが、ミナト自動車さんブログを読む限りでは、それほどいいものとも思えないのです。
(; ゚∀゚).。oO(直噴エンジンの吸気バルブの汚れは如何ともしがたい!チョイ乗りメインの使い方をすればなおさらにね…)
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とは言え、新車購入できる車両の中で上の3条件を満たす車は、お高いランクル以外にはないと思っていました(汗)
SUVの中でポート噴射式エンジンを搭載しているとなると…
- 60ハリアー2.0
- インプレッサXV1.6
エスクード1.6(カタログ落ち)
以上の3車種に限定されます。
しかし、2.0リッターの60ハリアーとインプレッサXVの1.6は非力。
トランスミッションもCVTです。
快適にオンロードを走れる車を色々探してみたものの、Rockmanの希望にバッチリ合う車が存在しない現実。
そんな訳でクルマの条件は妥協しようと思っていました。
今回、叔父上の一言から3要件を全て満たすFJクルーザーという存在に気づいて、灯台下暗しを実感しております。
まとめ
30ハリアーの街乗り燃費は、およそ7km/L。(高速は10〜11km/L)
一方、FJクルーザーは5km/Lほど。(高速は8km/L)
JC08モードで40.8km/L走るとされるプリウス乗りからすれば、「何と低レベルな燃費www」とバカにされそうですな。
FJは一見すると維持費が掛かりすぎる金食い虫!
しかし、購入から売却までのトータルで考えると逆にお財布に優しいケースも十分あり得ます。
登録13年オーバーで自動車税が割り増しとなった30ハリアーの年間維持費と比較すると、ガソリンや保険の割増料金を考慮しても7万円前後の負担増でFJに乗れます。
2年後に買取業者がいくら札をつけるのか不明ではありますが、買取業者の提示額プラス10万円でトータル200以内に収まるようならFJクルーザーを買ってしまおうかと思っているRockmanであります。
( ゚∀゚).。oO(なんやかんや書いたけどFJ買ったらカスタム熱が出て諭吉が飛びまくる確率は高くなりそうw)
コメント
ポート式噴射なら永井電子から発売されてるMDI(ダイレクトイグニッションシステムでカディエが購入当時で7万円)を取り付けたら燃費がリッター5が6~7になるかと思います
その代わりスパークプラグの寿命は半分位になりますが…
私がGC8インプレッサに乗ってた頃取り付けたらリッター7前後だったのか9以上になり、中低速がスカスカトルクなEJ20の下がかなり使えるようになったのでオススメの一品です
>カディエ先生 様
おぉ!MDIですか。
リッター5が6〜7に向上するなら良いですね♪
ただ、永井電子のMDI適合表にFJクルーザーは載っていないので、もしかしたらポン付は無理かもしれません・・・。^^;
今朝、通勤の時にFJクルーザーを久しぶりに見ました。
実用性は低いですが格好いいですよね。
最近は都市型SUVが人気だから、以前ほど売れないのかも・・・
高く売る為の戦略なのに(^^
しかし、後継と噂されるFT-4Xは・・・
直噴は街乗りで短距離しか乗らない人には向かないのに、
燃費が良くなるからといって何も知らずに買ってしまう人が
多いのが問題かと
●カディエ先生
GC8用のMDIなんてあったのですか?初めて知りました。
当時、GC8に乗っていた時は軽量フライホイールに変えていたので
欲しかったかも・・・でも僕はF型でしたが中低速もそれなりトルクが
あったからのですが、D型ですか?
>VAN 様
FJは悪天候や災害などにはめっぽう強いのですが、実用性は低いんですよね(笑)
FT-4Xの中身がC-HRと同等なら、直噴ターボ搭載・・・。
「直噴」の二文字で躊躇してしまいます。^^;
自動車おじさんの中でも燃料噴射形式を確認するのは一部のマニアだけw
これから3年5年と経過してエンジン状態の悪い直噴搭載車が中古市場に出回るのですから、ちょっと恐ろしいことになりそうです。
VANさん
F型だとバージョン5のモデルですね
私が乗ってたのはバージョン4のSTiタイプR
クーペタイプです
たしかバージョン4~5のマイナーチェンジでエンジンがボクサーフェイズ2となり型式はEJ20のままですが
クローズドデッキがセミクローズドデッキへ、ダイレクトイグニッションコイルの採用等、足回りもリアラテラルリンクのピロボール化、リアウィングの大型化等々大幅な変更があったと記憶してます
なのでバージョン4まであったプラグコードが5からは無くなったばかりでMDIが対応してなかったと思います
でもその後しばらくしてからダイレクトイグニッションコイル用の物が出たとか出なかったとか噂を耳にしたことあるので興味があれば永井電子(ウルトラ)のホームページでも調べてみてはいかがでしょうか?
●カディエ先生 様
おっしゃるとおりバージョン5に乗っていました。
GC、GDのマイナーチェンジが変わりすぎて、違う車になったような
足回りが倒立式になっていましたし
●Rockman 様
直噴はこまめにオイル交換しても厳しいでしょうね。
話し変わりますが、10月の白河のジロとツールを申し込みました(^^
ジャージどうしよう・・・
>VAN 様
直噴はオイル交換だけでは厳しいでしょうね・・・。
ただ、ワコーズのRECSを5,000kmごとに施した場合はマシになるような気がしています。
ここら辺のコンディションチェックを内視鏡で撮影してブログネタにしたら需要があるかなぁ〜と思ってしまうのはブログ脳ですねwww^^;
オッ!ダブルエントリー済みですか。
私はまだジロしか申し込んでいません(汗)
失礼致します。
以前の稚拙なコメントに快くお言葉を戴き有難うございました。
現在までの4年程、 FJを日常全てに愛用しております。
機関等については、ROCK MANさん並び他の皆さんご存知かと存じます。燃費及び内燃機の構造は、大らかな心で受け止めて下さればと…
都心の日常では、多々のデメリットもありますが、遠出や地方への転勤時は、とても楽しい時間を過ごる事も多いです…類稀な車種ですし、ロードバイクも工夫をすれば、5台積載出来ますし(笑
*次も同車を選ぶかと問われたら、悩む事なく≪ NO サンキュー≫
>福 様
お久しぶりです!
福様はFJ乗りでしたか。
都心でお使いになっているとは、相当なテクニシャンですね!
所有するのに少々ハードルはありますが、思い切ってチャレンジしてみたくなります♪
次も同じ車はNOサンキューということは、新型のハイラックスでも行っちゃいますかw?