PR

トヨタのパッソってどう?ロードバイクは積めるし街乗り限定なら良い車です

試乗記

15年も乗っているワシのハリアーくんがとうとう壊れました(笑)

クルマ社会に身をおく田舎もんにとって、足がないのは死活問題。この状況はどうにかしなければなりません。

そこで、お代官様に直訴する百姓のごとく「足車を貸しておくんなましー!(;・∀・) 」と保険屋さんにヘルプしたところ、菩薩のようなオペレーターさんからOKをいただきました。

しばらくして我が家とどけられたのが…

パッソ♪ぷちぷちプチトヨタ~♪

(゚∀゚;)アヒャ

 

「プチトヨタ」「軽じゃないK」というキャッチフレーズが妙に残るパッソくん。

当ブログ管理人のRockmanは、ふだんちっこい車に乗ることはありません。砂利とか長尺物を運べないから。

これはAセグの小型車に乗るいい機会ということで、車を借りている間はじっくり乗って観察してみました。



結論:100万円くらいで買える3年落ちの中古車なら欲しい

ネットの評判どおり、パッソはチープな車でしたw

ところが、その安っぽさが嫌ではありません。むしろ、気軽に使えるカジュアルさが好印象♪

“街乗り専用くるま”として割り切れるのなら、価格と性能のバランスがいいと感じました。

さすがは2018年度、売り上げ台数22位。5ちゃんでdisられていても、マツダのドル箱 デミオ(21位)と同レベルで売れているんですから、あるていど市場で評価されているのは間違いありません。

ちなみにパッソは自転車おじさんにとって見逃せないポイントでもある、積載性も悪くない!

車輪を外せばロードバイクも積めます♪

そんなわけで、2019年一発目のブログはダイハツが作っているトヨタのパッソくんについて。思うところつらつら書いてみたいと思います。

( ゚∀゚).。oO(一見せまそうに見える荷室もけっこう荷物が積めるんだよ~)

スポンサーリンク

荷物もけっこう載るぜ!チープだけど足車にちょうどいいパッソくん

  • 加速がとろい
  • だるいCVT
  • 静粛性が低い
  • 内装がチープ
  • 乗り心地が悪い
  • MODAグレードのコスパが悪い

車ヲタからディスられる代表的な理由がこれら。

うん…わかるわかる。実際に乗ってみて、心当たりがありますぞ(笑)

Rockmanも正直いって、この車で2時間を超える長距離運転はしたくありません。とても疲れることは目に見えているからw

しかしながら、ママチャリ代わりに使うなら大あり。パッソは価格と性能をバランスよくまとめたシティーコミューターであります。

パッソのメインターゲットたる人々(娘さん・奥さん・お年寄り)は、クルマ好きおじさんが気にする「足の良さ」や「動力性能」なんて1ミリも気にしません。

軽より安全っぽくて…
取り回しがよくて…
そこそこ快適で…
荷物も積めて…
かわいらしいルックスで…
燃費がよくて…

なによりも

お手頃価格!

これが重要でございましょう。

パッソはそこら辺のバランスが絶妙。

決してスポーティーカーやラグジュアリカーのような尺度で評価してはいかん車です。

( ゚∀゚).。oO(短距離移動に特化した生活の道具と割り切ろう)

パッソを見てみよう

それでは、Rockmanのもとに来たあずき色のパッソくんをじっくり見ていきましょう。

外観



最近のおらついたトヨタデザインとは一線を画すシンプルな造形。

フォルクスワーゲン UP!をかなり意識している気がするのは、Rockmanだけでしょうかw?

顔違いのMODA(ダイハツ キャスト似)は男性が乗るには少々気恥ずかしさを感じるかも知れません。でも、今回お借りした素のXグレードなら誰しも自然体で乗れるでしょう。

エクステリアでちょっと気になったポイントが飛び出ているヘッドライト。上から見るとまるで出目金です(笑)

これはデザイン的なアクセントなのでしょうか?それともスペースの問題なのでしょうか??

よくわからんw

内装

ふわぁ~♪っとした明るい内装。ユーザーが女性中心なだけあり、圧迫感がなくていいですな。

パネル類は総じてプラスチッキーだけど、この手の車に高級感なんていらんのじゃ。


ジャージー表皮のシンプルなシート。短距離移動ならホールド感がなくても問題なし。ただし、長距離だと腰とお尻が死ぬ。

後部シートの足元は広々♪

174cmのRockmanがドラポジを合わせた状態で後ろに座ってこれだけクリアランスがあります。旧型よりもホイールベースを50mm延長した効果がでていますな。

天井と頭のクリアランスも十分!圧迫感はありません。

荷室

普段のお買い物ならスペースに不満はないはず。エンゲル係数がすさまじい我が家の買い物でも余裕でまかなえます。


後席を倒すとこんな感じ。けっこう広い。

問題は13mmもあるこの段差。ここはパッソと同じプラットフォームを使うタンクやルーミーのようにフラットにしたいポイントですね。

ホムセン好きのDIY魂がうずきますw

エンジン

3気筒の1,000ccエンジン。

アクセルを踏み込むと非常にやかましですwww

コストの制約から直噴化はされず、昔ながらのポート噴射式。自動車おじさんにはうれしいポイントですな♪

(; ゚∀゚).。oO(このクラスでイリジウムプラグが標準だったのが驚き…)

パッソの能力

質感に限定すると、しょうじき厳しいです(笑)

でもね?日常使いで必要な性能は、じゅうぶんこの子にはあります。

5人乗れてそこそこ快適なママチャリ。そう思えば最高の足車になるでしょう。

安全性

2016年度の衝突安全試験において、サイドカーテンエアバッグつきのパッソは最高評価の5つ星。

総合得点が179.2点(100点満点換算で86.2点)で堂々の第4位。アルファード、フリード、セレナといった人気のミニバンよりも安全性が高い評価を得ております。

ちなみに、サイドカーテンエアバッグがないと168.5点(100点満点換算で81点)で8位。パッソを購入する場合はこの装備があった方がいいでしょう。

( ゚∀゚).。oO(オフセット衝突でもキャビンの変形がすくなくて優秀なボディだわ♪)

 

もちろん、ステレオカメラによる衝突回避支援システムも搭載。

このクラスでこれだけの安全装備がついてくるんだから、良い時代になったものです。

走行性能

パッソくんは確かに鈍足です(笑)

でもまぁ、法定速度プラスαで左車線をトコトコ走る分には、なんの問題もありません。

ちょっと緊張するのが速度レンジの高いバイパスの合流と追い越し。なにせ、アクセルべた踏みでもなかなか加速しません。このような非力なクルマでは交通の流れを読んで走る必要があります。

そう!軽トラを運転する時のようにね(笑)

道の勾配や周囲の状況を瞬時に判断して的確に操作する修行。パッソに乗り続ければ、美しいドライビングテクニックが身につくでしょう。たぶんw

乗り心地

イキリキッズのようにトーションビームを批判する気はさらさらありません。FF車なら、合理的な設計だと思います。

でも、パッソの足はダメです(笑)

振動吸収性が悪すぎて、つねにぴょこぴょこ跳ねています。特に後ろがあかん。後部座席に乗った親父殿から「この車は跳ねるなぁ〜」とクレームが出ましたwww

乗り心地の悪さをなんとかシートで吸収しようと頑張っている感は認めます。

がッ!

このサスペンションでは、いかんともし難い…。お値段にもよりますが、パッソ用の社外ダンパーがあれば真っ先に交換するでしょう。

積載性


後部シートを倒さなくても、500mlのドリンクが24本入った段ボールが4つものりました。もちろん、この状態でハッチはしっかり閉じます。

コストコで大量のお買い物をしない限りは、十分な積載能力といえるでしょう。

ロードバイクを載せてみた


後部シートを倒した状態で前輪を外したロードバイクが積めました♪もう少し助手席を前に出せばさらに余裕が出ます。

ただ、問題になるのが例の段差。13mmもあるせいでチェーンステーについているケイデンスセンサーがもろに引っかかっています。

もしこの状態でのせたいのであれば荷室をかさ上げしてフラットにする。もしくは、ロードバイクのセンサーを外すなどの工夫が必要でしょう。

 

もうひとつ試した載せ方がこれ。

フレームだけ後部シートに積む方法です。ヘッドレストにゴムひもでフレームを固定してしまえば、倒れることはありません。

コンパクトカーやセダンであれば、無理して横積みするよりもこの方がスマートかも…。

( ゚∀゚).。oO(室内を絶対に汚したくない場合は輪行バッグを使うといいね!ドッペルギャンガーから車載用バッグという便利アイテムがでているから試してみるといいかも♪)

まとめ

スターティングプライスが117万7,200円〜という格安パッソくん。内装の質や動力性能は、はっきり言って軽自動車よりもほんのすこし良いというレベルです。

であれば、維持費の面で軽をチョイスした方が一見メリットがあるように思えます。しかし実のところ、自動車税では年間1万8,700円の差しかありません。

差が微々たるものなら、トータルで考えて軽自動車よりも設計に無理のない普通車を買うという選択は大いに有りだと思います。

軽自動車なみに小回りがきいて細い道も楽々♪なのに安全性も五つ星評価。ママチャリ代わりに使えるパッソの気楽さはけっこう魅力的ですw

乗り心地が悪くて遅いけれど、短距離移動なら問題なし!

我が家の街乗りカーとして一台あっても良いかな〜♪なんて思ってしまったRockmanです。

( ゚∀゚).。oO(小さい車もいいね!自転車を車に積むのに輪行袋を活用するのはぜひトライしたい)

コメント

  1. VAN より:

    トーションビーム?大丈夫ですよ!!
    先代のアルファード、ヴェルファイアもトーションビームでしたからw
    しかしコンパクトカーって下取り価格が安すぎるので、軽自動車の方がコスパが
    良いので、個人的には選択肢に入りにくいかと
    トヨタはあれだけ車種があってもデミオ並みに売れているとは、
    やはりトヨタの販売力は凄いですね。

    • RockmanRockman より:

      >VAN 様
      ですですw
      アルヴェルも先代のシビックタイプRもトーションビーム(笑)
      FFだったらリアサスはなんでもOKです♪(^^)
      でも、パッソの足はマイナーチェンジで乗り心地を改善してほしいです…。

      下取り前提で購入する場合は間違いなく軽ですね!
      乗りつぶし派であれば、3〜5年落ちパッソを安く拾ってくるのが美味しいと思いますw

      本当にトヨタの営業力はバケモノじみていますよ…。自販連のサイトをチェックしてとても驚きました。^^;

  2. カディエ先生 より:

    リッターエンジンなのに直4じゃなく直3!?( ; ゜Д゜)
    通常普通車の設計って消耗部品交換さえきちんと行えば40万㎞は持つ用にってのが相場だけど…
    直3だと10万㎞辺りでエンジンボロボロになってそう…
    中古で購入するなら維持するのは2~3年で手放すつもりでいないとランニングコストのうち燃料費より修理代のほうが比重が多くなりそう…

    • RockmanRockman より:

      >カディエ先生
      最近のリッター車は直3エンジンが増えていますね。プジョーやシトロエンも3気筒エンジンですし。

      耐久性は20万kmはおそらく行けると思います。軽自動車でも達成可能な距離ですので。
      でもまぁ、チョイ乗り車ですからそこまで距離が行く前に捨てることになりそうですね(汗)