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新型トレック マドンSL5にリムブレ用コンポR8050 Di2の移植を検討するの巻

自転車

第8世代(Gen8)のMadoneが発売されました。
今回のモデルは第7世代型(Gen7)に匹敵ひってきする空力性能をもちながら、エモンダ並に軽くなった、いわば夢のバイク。

ひとむかし前に「こんなのがあったらいいなぁ〜」と夢想むそうしていたものが現実世界に出てきたわけですな。

こりゃたまらん♪

ちなみに新型マドンの詳細なレポートは、すくみずさんITさんが書かれています。レビューを見たい方はそちらを参考にするといいでしょう。

Rockman
Rockman

わたくしも試乗記を書いてみたので、興味がある方はどうぞ

【試乗レビュー】トレック マドン SLとSLRを乗り比べたら140万円の借金を背負いそうな件
田舎住まいのワタクシにも、ようやく新型マドンに試乗する機会がめぐってまいりました。 今回乗れたのは、お求めやすいエントリーグレードのSL 5。そして、高嶺たかねの花であるSLR 7。 結論から申し上げると、140万円のSLR 7がとても素晴...



By: Oleg.

さて、今回のブログでワタクシが何を書くのかというと、手持ちの資産(コンポ)を使ってマドン SL5をDi2化するカスタムについて。

結論から申し上げると、すでにDi2コンポをお持ちの方なら45万円以内で電動変速仕様のマドンSLが手に入ります。

マドン Gen8シリーズの中で最もお安いSL5は、定価44万9,000円。
これと同等のお値段でDi2化したカスタムマドンが手に入るとしたら…よくないですか?

ちなみに、ワタクシの次の愛車はこれになると思います。たぶん。

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新型マドンが欲しい!でもSL6の72万円は予算オーバーの同志諸君へ

現在のトレンド
  • エアロ性能と軽さを両立したカーボンフレーム
  • ケーブル完全内装
  • 電動変速
  • ディスクブレーキ
  • スレッド式BB
  • UDH(ユニバーサルディレイラーハンガー)
  • ワイドリムのカーボンホイール
  • チューブレスレディの30Cタイヤ

これらトレンドをそなえた完成車を購入しようとすると、60万円後半〜という時代になりました。

買い替えるためにそれだけの銭を捻出ねんしゅつするのが難しい場合は、なるべく素性のいいモデル(フレーム)を選びつつ高価なカーボンホイールや電動変速システムを後回しにして初期投資額をおさえる必要があります。

そこでワタクシが注目しているのが今回のブログネタ、マドンGen8のSL5グレード。お値段44万9,000円なり。

マドンシリーズ最廉価さいれんかのこいつは、油圧ディスクブレーキ・機械式12sの105コンポ。
前後1,840gのホイールに重たいワイヤービードのタイヤが標準仕様です。

しかーし!フレームのスペックがたいへんよろしい。

  • 全サイズでトレイル値が適正
  • 最新型の軽量エアロフレーム
  • 32Cまでのタイヤサイズに対応
  • T47のスレッド式BB採用
  • UDH規格のハンガー採用
  • 新設計のスルーアクスル

などなど…

少しずつカスタマイズしながら長くロードバイク趣味を続けていける。
そんな素性の良さを新型マドンからビシビシ伝わってくるのであります。

Rockman
Rockman

UDH仕様ならフレーム直付けのT-TYPEディレイラーがつけられるので将来のアップデートも容易になるよ

 

ただし、個人的に素のSL5はいりません

なぜなら、クソ重たい油圧ディスクブレーキの機械式デュアルコントロールレバーが許容できないから。

マドン SL5に組まれているST-R7120のペア重量は613g。ワタクシが今使っているDi2のST-6770は280gです。その差は、およそ2.2倍

軽快さや爽快さを味わうためにロードバイクに乗っているのに、運動性能をいちじるしく低下させるクソ重たいレバーは No Thank You ! なのであります。

というわけでDi2を10年以上使い続けている身からすると、SL5の電動変速化だけは絶対に譲れません。

ちなみに、ホイールとタイヤは後からどうとでもなるパーツ。初期装備は鉄ゲタにう○こタイヤでも全然OK~というのがワタクシRockmanの考えです。

新型マドンの中でSL5がコスパ最強

マドン SL5に注目しているのは素性のよさだけではありません。戦略的価格設定で他のグレードよりもお得さが際立つからです。

ちなみに、新型マドンのアメリカでの値付けは下のとおり。

SL5:$3499.99

SL6:$5499.99

SL7:$6499.99

日本円の税抜き価格でそれぞれの為替レートを円に換算すると…

SL5:¥117

SL6:¥119

SL7:¥133

マドン SL5は、1ドルあたり117円という現在からするとかなり円高にふれたレートとなっています。(9月中旬の時点でドル円相場は1ドル:142円ていど)

これはマドンとエモンダがモデル統合したことによる戦略的価格設定。エントリー層をカバーすることで顧客をつなぎとめる戦略と思われます。

であれば、「トレック様!ありがてぇ~ありがてぇ~」とこうべれながら感謝の正拳突きよろしく、SL5の注文書にサインするのが庶民チャリダーとしての礼儀でありましょう。知らんけど。

マドン SL5に手持ちのDi2コンポを載せ替えた見積もり

希望小売価格販売価格数量
MADONE SL5¥449,000¥449,0001¥449,000
グロータック EQUAL フラットマウントセット¥33,220¥33,2201¥33,220
コンポ下取り¥46,089¥46,0891-¥46,089
分解 完成車¥5,500¥2,7501¥2,750
組上フレーム基本料¥11,000¥5,5001¥5,500
Total¥444,381

市内の老舗スポーツサイクル店で見積もりをだしてもらいました。

お値段はトータルで44万4,381円なり。素のマドン SL5よりも若干お安いですな。

現愛車からブレーキ以外のDi2コンポを移植してマドン SL5改をつくるためにはいくつかのポイントがあります。一つ一つ見ていきましょか。

  • 機械式ディスクブレーキをどうするか
  • SL5についているR7120一式をどうするか
  • コンポの載せ替え作業は誰がやるか

機械式ディスクブレーキのチョイス

リムブレーキ用のDi2コンポを利用する関係上、ワイヤー引の機械式ディスクブレーキを導入することになります。

チョイス先としては、グロータックのEQUAL。もしくはTRPのSPYRE SLCが有力候補でしょう。

SPYRE SLCのデュアルピストン方式はとても興味がありますが、EQUALの豊富なカラー展開と評判の良さは魅力的。設計思想も素晴らしいと思います。

グロータック・EQUALキャリパー開発譚|機械式ディスクブレーキの可能性(後編) | La route
「ディスクブレーキ≒油圧」という等式が成り立っている現在のロード界。しかし、“本気の機械式ディスクブレーキキャリパー”を発売したグロータックが、そこに一石を投じた。そのEQUAL機械式ディスクブレーキキャリパーを自腹購入した安井が、改めて機械式ディスクブレーキの可能性を探る。後編では、グロータック代表、木村将行氏に「油...

とりあえず見積もりではEQUALでお願いしました。

どちらも使ったことがあるぜ!という有識者の方は使用感を教えていただけると嬉しいです。

SL5に組まれたR7120一式をどうするか

手持ちのDi2コンポを活用するので、SL5にはじめからついているR7120の機械式変速105コンポは不要になります。

見積もりでは、ディスクローター以外の部品をお店で下取りしてもらう形になりました。額としては4万6,000円ほど。

これを下取りなしにしてフリマアプリでコツコツ売却する方法も有りでしょう。下取り額以上の金額でさばくことも可能ですから。

ただし、面倒な出品や梱包・発送作業が必要です。その手間を考えるとお店に引きとってもらうのが楽ですね。

Rockmanはめんどくさいので下取りしてもらう予定です。

コンポの載せ替え作業は誰がやるか

完成車を納車してもらい自分でDi2化すれば、分解・組み立て工賃は無くなります。費用の圧縮も可能っちゃ可能でしょう。

しかし、完全内装フレームのコンポ組み替えは難易度高め。機械式ディスクブレーキを組むのもそれなりのノウハウが必要です。

割引も入って税込8,250円でその手間から解放されるなら、ワタクシはよろこんでショップさんに作業を丸投げします。

機材をいじるのがこの上ない楽しみ♪という方はチャレンジしてみるのもいいでしょうね。

まとめ

今回重視したのは、いかにコストを圧縮してDi2化したマドン SL5に乗れるか。その1点であります。

移植予定のRD-8050-SSでは、12sで主流となっている34Tのカセットは使えません。
すでに生産終了したコンポを利用することで補修部品の入手性悪化というデメリットもあります。

とはいえ、消耗品のチェーンリングさえ確保しておけば、どうにでもなると楽観視しているのが正直なところ。ディレイラーは頻繁ひんぱんに壊れませんし、中古パーツを利用する手もあるので。

ぶっちゃけて、マドン SL5よりもコスパに優れたロードバイクはいくらでもあります。

ジャイアントのTCR Advanced 1 KOMは42万9,000円で電動変速105の油圧ディスクブレーキ仕様が手に入ります。

しかし、TCRのBBは相変わらずの圧入式。UDHも採用されていません。これらの点からマドン SLの方が魅力的に見えました。(IsoFlowの穴の造形も好き!)

あとは、いつ注文するか。本当なら今すぐにでも注文書にサインしたいところ。


↑↑Rockmanが本当に欲しいやつw

がっ!ワタクシが本当に欲しいフレームのカラー(赤)はマドン SL6にしかありません。ちくしょー!!

妥協して、白か黒にするしかないですかね…。
それとも2026年モデルに新色の追加を期待するか、悩ましいところであります。

Rockman
Rockman

マドン SL5の価格改定がされる前に欲しいっすなぁ〜

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田舎住まいのワタクシにも、ようやく新型マドンに試乗する機会がめぐってまいりました。 今回乗れたのは、お求めやすいエントリーグレードのSL 5。そして、高嶺たかねの花であるSLR 7。 結論から申し上げると、140万円のSLR 7がとても素晴...

コメント

  1. 名無し より:

    自分と全く同じです!
    SL6のCrimsonが欲しいんですが今乗ってるのが既にr8150なので105di2は要らないのでSL5に出して欲しい…
    移植前提だとフレームだけ残るしSL6は額も大きいのでいっそカーボンケア使うのもアリな気がします…!(144000円引き)
    なお、既に自分の欲しいサイズはない模様

    • RockmanRockman より:

      >名無し 様
      はじめまし。コメントありがとうございます。
      SL6のCrimsonはかっこいいですよね♪ファーストインプレッションで「これが欲しい!」と一目惚れです。

      R8150をお持ちなら、R7170のコンポは必要ありませんね(汗)
      SL5にCrimsonが出れば全て丸くおさまる話。2026年モデルで追加色が出てくるのを期待しましょう!٩( ‘ω’ )و

  2. カディエ先生 より:

    新車これにしたら後から交換するホイールは…
    GOKISOでお願いします(`・ω・´)ゞ

    • RockmanRockman より:

      >カディエ先生 様

      GOKISO…富豪じゃないですかw (^^;;
      グロータックの手組みカーボンホイールで精一杯です(笑)