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ビアンキの象徴、チェレステカラーの由来とは?最もらしい3つ目の理由を支持したワケ

ロードバイク
By: Travis Isaacs

中世ヨーロッパを連想させるレトロなエンブレム。ブランドアイコンとして確立している魅力的なチェレステカラー。

世界で最も古い自転車メーカーと言われているビアンキは、幅広い層から支持されているお洒落ブランドです。

(; ゚∀゚).。oO(本家のイタリア・ビアンキは潰れてしまい、現在はフィンランドの会社が持っているいちブランド名ということは余り知られていない)

 

ビアンキ≒チェレステ

全てのビアンキがチェレステカラーというワケではありませんが、チェレステカラーを纏った自転車は、全てビアンキです(笑)

チェレステは、イタリア語で「天空」を意味する言葉。同じチェレステカラーでも、年ごとに微妙に色合いを変えてくることから、職人がミラノの空を見て色合いを決めているという伝説があるくらいです。

チェレステにまつわる由来として有名な説が先ほどの空の色。そして、マルゲリータ王妃の瞳の色。

しかし、海外の自転車サイトをブラブラ巡っていたら、第三の仮説を発見。Rockmanは、この仮説がイタリア人らしくて信ぴょう性が高いと思ってしまいました(笑)

そんなワケで、今回は人気自転車メーカーのビアンキについて。ブランドアイコンとも言える「チェレステカラー」の謎について、ネタにしてみたいと思います。

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チェレステカラーと第一次世界大戦は関係が深い?その意外な理由とは

  • ミラノの空の色
  • マルゲリータ王妃の瞳の色

チェレステカラーの由来として有名なのは、この2つ。ビアンキユーザーのみならず、自転車好きならこの説を聞いたことがない人はおそらくいないでしょう。

どちらにせよ、この2つの仮説はとても美しく浪漫にあふれています。

ところが、新たに知った第3の仮説を聞いたときに「ピン!」ときました。

おそらく、これが真実ではないか…とね(笑)

第1の仮説:ミラノの空の色

イタリア語でチェレステは「天空」を意味する言葉。よって、空の色というのは、もっともらしい仮説です。

でもね…。

自転車工房として活動していた20世紀初頭であれば、職人の気分で色合いを調合できたでしょう。

しかし、現在のビアンキは、台湾および中国生産のアジア製。工房ではなく、工場で大量生産されています。

ビアンキのデザイナーがその年のミラノの空を見て色合いを調合し、生産現場に伝えているとは、正直言って考えにくいです(笑)

第2の仮説:マルゲリータ王妃の瞳の色

330px-Queen_Margharitha_di_Savoia
WikipediaMargherita Maria Teresa Giovanna di Savoia-Genova

名前の通り、マルゲリータ・ピザの由来となった王妃さまでございます。

ビアンキ創設者のエドアルド・ビアンキさんは、1895年に王妃用の自転車を献上し、乗り方をレクチャーしたと言われています。

その時に二人が見つめ合ったかどうかは、知る由もありません(笑)

しかし、職人として王妃の瞳の色からインスパイアを受けたとしても不思議ではありませんね。

第3の仮説:軍用の塗料が大量に余ったので適当に薄めて塗った

201509011154
Fiat2000

上の変な乗り物はFiat2000。第一次世界大戦時にイタリアで少量作られた戦車です。

芸術的センス抜群のイタリア人が作ったとは思えないほど、ズングリムックリな外観。見慣れてくると、チハたん同様にかわいく思える癒し系戦車ですwww

なぜ唐突に「戦車」の話になったのかというと、ビアンキのチェレステカラーとイタリア陸軍の軍用車両に関係があるから。

Rockmanが思わずニヤニヤしてしまった、第三の仮説。それは、軍用塗料として余ったペンキを適当に薄めて塗ったとう話がツボったからです(笑)

何でも…

第一次世界大戦終了に伴い、イタリア軍の車両で使われていた「オリーブグリーン」の塗料が大量に余ったとか。

軍用放出品として出回っていたペンキに目をつけたビアンキさん。オリーブグリーンの塗料を安く仕入れて、自転車の塗装として使ったのではないか?

そんな説が書かれていました。

「空の色」や「王妃の瞳の色」と言う綺麗な由来よりも、相当人間臭いこの仮説。

イタリア人的ノリがとても好印象。Rockmanは、個人的に支持したいと思っています(笑)

( ゚∀゚).。oO(安く大量に塗料が手に入ったからコーポレートカラーにしたけれど、ブランドイメージのために「空」や「瞳の色」というこじつけをしたと思いたいw)

まとめ

余ったペンキを適当に調合して塗るというネタが、Rockmanは、なぜか好きです(笑)

それは、北野武監督の母親である「さきさん」にスポットを当てたドラマ、「菊次郎とさき」のワンシーンが忘れられないせいでしょう。

ダメ親父の菊次郎は、ペンキ職人。ある日、中途半端に余ったペンキをどうするかで頭を悩ませます。その解決策が、全部混ぜて、さっさと使ってしまうこと(笑)

菊次郎役の陣内孝則さんが、適当に混ぜたペンキを…

「この色が良いですよ!この色にしましょう!!」

猛プッシュして、施主さんの了解を得ます。

在庫処分できてラッキーと思ったのもつかの間、塗装するペンキの量が足りないことに気づき、菊次郎が右往左往するというお話しです。

ビアンキと菊次郎を同列に語ることはできませんが、所詮は人間のすること。崇高で美しい伝説もブランドイメージとして必要ですが、人間臭い由来の方が個人的に好感を持ってしまいます。

チェレステの由来について、はっきりさせるためには、創業者や関係者の手記の発見が必要になるでしょう。

しかし、由来をはっきりさせなくてもチェレステが良い色であることに変わりありません。

ここは、伝説という形で「永遠の謎」として欲しい。いちビアンキファンとして当時の状況を想像し、あーだこーだ妄想をふくらませたい(笑)

無粋に謎を暴くよりも、伝説として語り継いだ方が浪漫あって良いと思うRockmanでした。

( ゚∀゚).。oO(「謎」を暴く必要がない「謎」もあるからねぇ。それにしてもビアンキのグッツはビアンキ乗りじゃなくても欲しくなる魅力があるね)

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コメント

  1. ロノ より:

    はじめまして。ロノと申します。

    自転車関連を散策していたら、こちらの頁にたどり着きました。
    チェーンの掃除に始まり、
    パンク修理の事など、初めてのポタリングを目前に控えた私には
    読みどころ満載。そして・・・とどめです。ビアンキ!
    車体カラーがアーミーグリーン。
    特有のチェレステではないのですが、ビアンキのクロス(キャメレオンテ)に乗っています。
    ミラノの空も王女様の瞳もロマンチックですが、
    チェレステカラーと一次大戦には、思わずうなずいてしまいました。
    思わずお気に入りに入れさせていただきました。

    • RockmanRockman より:

      >ロノ様
      はじめまして。
      コメントありがとうございます!

      ビアンキは、美しいデザインで好きなメーカーの一つです。
      一時期、友人からビアンキのロードを借りていたことがあるので思い入れはひとしおです。
      ぜひ、美しいビアンキのクロスバイクを末永く大切にしてあげて下さい。

      ロノ様は、初ポタリングが目前とのこと。
      ちょっとしたアドベンチャー気分でドキドキしていることでしょう。
      コース選定や補給、そしてアクシデント対策などのポイントを押さえておけば、初心者でも100km走りきることができます。
      体調に気をつけて存分に楽しんできて下さい。

      p.s.
      万が一のトラブルの備えとして緊急連絡先カードを持参することをお勧めします。
      データをダウンロードして印刷すると便利なのでリンクを掲載しておきます。
      百均で売っているパスケースに入れておけば汗をかいてもにじまないので便利ですよ。
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