バイク(オートバイ)を愛する者にとって、永遠の命題があります。
それは、「乗り続けるか」 or「降りるか」
バイク漫画のキリン的に言えば、「こちら側」と「あちら側」ってやつです。
バイクを降りる理由としては…
- 結婚や子供を理由とした家庭の事情
- 生活環境の変化による事情
- 病気や怪我などの肉体的事情
- 経済的事情 etc.
大まかにカテゴライズすると、こんな所でしょう。
現時点でRockmanはバイクを降りた側。いわゆる「あちら側の人間」に該当します。
しかし、バイクを降りた理由は上記のどれにも当てはまりません。今回のブログでは、ワタクシがバイクを降りた理由について書いてみたいと思います。
オートバイとロードバイクの比較
単独では自立することができない「オートバイ」と「自転車」。
単純に「エンジンつき」「エンジンなし」の差のように思うかもしれませんが、バイク(オートバイ)とロードバイクは全く違う乗り物といえます。
ロードバイクは身体の一部
基本的にRockmanは何かに乗るという行為が好きです。
それは、「生物」でも「無生物」でも同じこと。自分で操れるものであれば「ロバ」でも「耕うん機」でも面白がれます。
極端に言えば、ホームセンターのショッピングカートに乗っても面白い(笑)
だから、
どうしてもバイクじゃなきゃダメだ!
と言うコダワリがありません。
要は、自分が面白いと感じれば乗り物は何でもOKなのです。
では、なぜバイクを降りて自転車大好き野郎になってしまったのか?
それは、ロードバイクの軽さが大きな理由。
原付きバイクは、一見軽そうに見えます。
しかし、重量100kgオーバーがざらです。
Rockmanが乗っていたDucati 748の乾燥重量は、およそ200kg。
ガソリンやオイル、その他モロモロを装備すると200kg半ばまで重量がかさみます。
Ducati 748はレースでの使用を前提としたスパルタンなバイク。鬼才マッシモ・タンブリーニ氏が設計した、鬼のコーナリングマシーンです。
しかし、そのコーナリング性能もバイクというカテゴリーの中での話。200kg以上ある重量物に体の動きを伝えようとすると、どうしてもタイムラグが生じます。
人馬一体
そんな言葉がありますが、どうしてもロードバイクと比較すると鉄馬(バイク)では一体感が希薄に感じます。
(; ゚∀゚).。oO(バイクの加速と高速コーナリングは楽しいんだけどね)
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一方のロードバイク!この乗り物は凄まじく軽い。
耐久性重視のホイールを付けたワタクシの愛車 KOGA Kimeraでも重量は7kgていど。単純計算すると、Ducati748の1/30しか重さがありません。
重さを感じにくいロードバイクは体と同化します。
ビンディングペダルとシューズによってクランクに直結された脚は、自転車の一部になっていると言っても過言ではありません。
自分の筋肉や神経、骨格がロードバイクと繋がっている感覚。
そんな乗り物は、ロードバイク以外にはちょっとないのでは?と思ってしまいます。
(; ゚∀゚).。oO(MTBやシクロクロス車も一体感はあるけれど、軽さというアドバンテージはロードバイクの方が上だべさ)
バイクに出来てロードバイクに出来ないことはない
機能としてバイク(オートバイ)がロードバイクに優っている所は、スピードだと思っています。
「自転車では長距離移動できない!」
そう思う方もいるでしょうが、エンデューロの達人は、ロードバイクで連続1,000km走ります(笑)
根性さえあれば、どこにでも行けるのがロードバイク。
たとえ力尽きてても、電車で帰ってくる「輪行」という裏ワザもあります。
ストイックさはあれど、それ一辺倒ではないのがロードの良いところですな。
( ゚∀゚).。oO(輪行は行動範囲を拡大できるステキな裏ワザ♪ ただし輪行する際は鉄道会社の規定に則った「輪行袋」を用意しよう!)
支配するか一体化するかの違い
バイクの面白さは、化け物を制御して支配する面白さ。
一方のロードバイクは、機械と一体化する面白さだと個人的に思っています。
これはどちらも面白い!
ゆえに、どちらが優っていると断言することはムリな話しです。
一体感が魅力のロードバイク。
「のりりん」という漫画に登場するヒロインの母親が、ロードバイクの魅力をこのように語っています。
若い時は速い車に乗って自分の力が拡大したと錯覚するけど、30歳を過ぎるとそれが自分の力ではないと理解できるようになるの。
だからこそ、自分の力だけで進み自分の能力としっかり向き合えるロードバイクは30代に最適なのよ。
漫画のりりん1巻のセリフより要約
「ロードバイクは世を知った大人の娯楽」ということらしいです。
この考え方に共感できる大人は多いのではなかろうか。
Rockmanの心にこのセリフはとても刺さりました。
なぜなら、若かれし頃にタービン交換までして改造しまくったインプレッサを峠でお星様にしてしまった経験があるから(笑)
30代になって自覚する自分の能力。
大人の趣味としてのロードバイクには、個人的に思う所が多いのです。
まとめ
100万円も出せばアクセル一捻りで300km/h出せる中古バイクが買えます。
ロードバイクの場合は、例え200万円のハイグレードモデルを買っても、自分の能力以上の速度は絶対に出せません。
100kgを超えるメタボおじさんが乗り手の場合、体力ゲージが振り切れている中学生のママチャリにチギられることもありえます。
でも、それで良いのです。
速度と言う自己中心的なエゴではない、自分と向き合う楽しみがロードバイクにはあるんですから。
「バイク」「ロードバイク」共に面白い乗り物であることは間違いありません。
どちらか一方ではなく、どちらも趣味として楽しんでいる方もいるでしょう。
Rockmanの場合は
- 機械と一体化できる
- グライダーのようにアスファルトを滑る感覚が好き
- 自分の能力と真摯に向き合える
この3点がロードバイクへ移行した大きな理由と言えます。
以前はバイクに乗っていたけど今は降りてしまった方。
バイクに未練が残っている方は、ロードバイクを一度試してみませんか?
バイクの代わりにはならないかもしれないけど、ロードは新しい世界をあなたに見せてくれるだけの魅力ある乗り物ですゼ??
コメント
輪行にごみ袋はルール違反だそうです。
しかも市販されている輪行袋で前輪のみ外して後輪を袋から出すタイプの物もアウトだそうです
輪行の歴史は競輪選手がJRに自転車を持ち込めるように交渉した頃から始まり当時は輪行代として120円の切符を購入する必要があったようですがそれも交渉の末手荷物扱いになり切符を必要としなくなったそうです
基本自転車を公共の交通機関に持ち込むのは大きな荷物で邪魔な存在なので
ごみ袋で輪行といったマナー違反を紹介するのは今後輪行が認められなくなるような事にもなりかねないのでごみ袋の紹介は削除したほうがよろしいかと思います
>カディエ先生 様
ご指摘ありがとうございます。
さっそく、エントリー内の表現を修正いたしました。
懐かしいな、インプレッサお星様事件(〃^ω^〃)
夜中に呼び出されて誘導灯振ったのは今となってはいい思い出だよ…( = =) トオイメ
俺の最初の車がお星様になった時も君は助手席にいたしねw
君の記事を読んでいると俺もダイエットにロードバイク欲しくなってきたよ!
①20㌔弱の俺でも乗れる初心者向けのロードバイクなんてあったら教えてくださいOrz=3ブッ
>ぽっくん
いや~お星様事件は若気の至りでしたなぁwww
今では更生してゴールド免許継続でゴザル。
(・∀・)ニヤニヤ
①20㌔弱とは、ずいぶん育ったね~。
ロードバイクの23C~25Cの細いタイヤでは荷重を支えられねぇ~ゼwww
とりあえず、マウンテンバイクかファットバイクでダイエットしようズ!
ほんで、①00切ったらロードデビューじゃ!
君の記事を読んでファットバイクもいいなぁとは思ったけど、予算で考えるとマウンテンバイクかな?
とりあえずマウンテンバイクは安いものでも大丈夫?
あ、ちなみに今日明日と佐渡でロングライドやってるよ!
>ぽっくん
ルック車としてホームセンターで格安販売してるやつは、やめておいた方がいいね。
あれは形だけMTBに似せて作っているけど悪路走行でフレームが折れるよ!
台湾のジャイアントというメーカーから比較的安くて頑丈なMTBが販売されてるから、サイトを見てみると良いかも・・・。
佐渡のロングライドイベント良いよね~。
オレも一度は参加してみたいんだけど、人気あってすぐに定員になっちゃうんだよね(笑)
返事遅れてゴメソ(இдஇ; )ブワッ
そっか、やっぱりホムセンの安いのはダメかΣ(゚ロ゚;)
ジャイアントね、検索してみる(*^^*)
はじめまして、バイクもロードバイクも乗っています。クルマも乗ってますが、どれかひとつを降りようという考え方ができませんね。それぞれに違う魅力があるからです。ロードバイクに乗ると必ずバイクに乗りたくなります。
>774rr 様
はじめまして。
コメントありがとうございます。
ロードバイクもオートバイもタイヤ二本の乗り物ですが、それぞれ求めるものが違いますよね・・・。
今はDucati748からおりてしまいましが、未だに乾式クラッチとLツインの音には激しく反応してしまいます。
ロードバイクメインの趣味生活には満足していますが、たまに脳みそがはりつくような加速感と深いバンク角が恋しくなる時もあります。
カワサキのZ1000が少々気になっているので、場合によってはオートバイに再び乗ることになるかも知れません(笑)