今回のブログは、前回のつづき。
幅が狭くて履けたもんじゃないビンディングシューズを履けるまでに改善した方法について、書いてみたいと思います。
解決方法は簡単!
熱成形で足形をきざむ、シマノの「カスタムフィット インソール」を利用するだけ。
これが効果絶大なんですよ!
冬用の厚手ソックスを履いてしまうと厳しいけれど、夏用の薄手ソックスなら長時間ロードバイクで走行しても「しびれ」「痛み」は発生しませんでした。
このカスタムフィットインソール。ビンディングシューズの履き心地に不満がある方は、ぜひ試されることをおすすめします!
( ゚∀゚).。oO(多少の費用はかかるけれど、これは本当におすすめ)
これで履ける!専用のインソールを作ればきついシューズでも痛くない
人間の足裏は複雑な立体形状をしています。
個人個人によってその形は大きく異なるので、シューズに付属する標準の中敷きでは、なかなか足にフィットしません。
そこで登場するのがシューズ業界で比較的メジャーなカスタマイズ方法でもある、カスタムインソール!
顧客の足形に最適な中敷きをオーダーメイドで作るサービスでございます。
- 熱成形
- 機械加工
(研磨や貼りなど)
カスタムインソールの作り方には大きく分けて2つの方法があり、前者の「熱成形」では、その場で持ち帰ることができます。
形状の工夫や新素材の採用により、シューズは一昔前のものより格段に進化していますが、付属する中敷きはこれまでと何ら変わらないイマイチなものがたいへん多い。
シューズ本来の性能を発揮させるためには、自分の足にピッタリと合った中敷きが必要になるのは言うまでもありません。
( ゚∀゚).。oO(熱成形と機械加工を組み合わせた高級品もあるぞい!)
フィット感に乏しいノースウェーブのインソール
ノースウェーブのギャラクシーを買ってみて、Rockmanが最も気に入らなかった部分。
それが…
インソール!
ギャラクシーに入っていた中敷きには、工夫のあとが何も見えませんw
百円ショップで売られているインソールにすら、劣るように思います。
土踏まずのアーチがほとんどありません!
Rockmaの足は土踏まずが深いので、これではサポートが効かずブレブレです。
おまけにつま先部分も真っ平ら。これでは踏ん張りが効きません。
このインソールはダメな典型でございます。
( ゚∀゚).。oO(シマノのシューズには任意で取りつけることができる「スポンジパーツ」が付属するモデルもあるので、そこら辺はさすが日本メーカーと言ったところ)
シマノのカスタムフィットインソール
上のインソールが今回のトラブルを解決してくれた有り難い中敷きです。
熱成形後のものなので、Rockmanの足形がしっかりと刻まれています。
赤でなぞった部分が指の先端部分。Rockmanの足裏の立体造形がよく分かりますね(笑)
陰影が濃い部分は体重がかかるポイントなので、深く凹んでいます。
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【ノースウェーブの中敷き】
ギャラクシーのインソールは、まっ平らでペナペナのスポンジ1枚構造。
コスト配分のツケを最も受けたように見えます(笑)
【シマノ製カスタムフィットインソール】
一方のシマノは、土踏まずから踵(かかと)にかけて硬い素材(黄色の部分)でサポートを強化しています。
複数の異なる素材を組み合わせることで、抜群のフィット感を実現しているのでしょう。
(・∀・)イイ!!
カスタムフィットインソールの成形方法
1.準備
元の中敷きを取り出す。
2.加熱
専用のヒーターでカスタムフィットインソールを加熱。
3. 成形準備
加熱したカスタムフィットインソールをシューズに戻し、ソックスを履いた状態でビンディングシューズを履く。
この時、ロードバイクで走る時と同様にベルクロをしっかり締める。
(; ゚∀゚).。oO(薄手のソックスだと火傷しそうなほど熱いぞい!でも根性で我慢じゃw)
4.圧縮成形の準備
圧縮袋の中に足を入れ、バキュームホースを中間ストラップまで差し込む。
5.圧縮
シーリングストラップを巻きつけ、脚と袋を密着させる。
バキュームホースと接続したコンプレッサーを作動させ、真空成形処理を行う。(90秒~120秒ていど)
6.完成
5分ていどビンディングシューズを履いた状態を保持。カスタムフィットインソールが冷えるのを待つ。(変形防止のため)
インソールに熱を感じなくなったら完成です♪
(; ゚∀゚).。oO(インソールは熱いしコンプレッサーで吸引されるのはちょっと痛いけれど、耐える価値はある!)
まとめ
現在販売されているシマノの「カスタムフィット インソール」は、Rockmanが使っているインソールの改良版。
現行型は以前のモデルよりも進化しています。(土踏まずのアーチ部分がカスタムできる)
今回はインソールのカスタマイズによって足裏が上手く密着し、履くのが苦痛だったギャラクシーがジャストサイズで履けるようになりました♪
失敗したかに思えたビンディングシューズの通販買い。
インソールのカスタマイズという小ワザを用いて、逆転ホームランに持ち込めたのは嬉しい限りですwww
専門ショップで行うインソールの成形費用(工賃)は、2,000円~3,000円ていど。カスタムフィットインソールの購入代金を含めると、トータルで5,000円~6,000円といったところでしょうか。
効果をみると決して高いとは言えませんが、少なくない費用はかかります。
成形費用を節約するために、インソールをジップロックに入れてお湯で加熱したり、オーブンで焼く猛者もネットには存在します(笑)
自己成形にチャレンジした方もそれなりに満足しているようなので、それはそれで有りなのかも知れませんw
ガッ!
Rockman個人としては、自分でやるのはあまりおすすめしません(汗)
(;´Д`).。oO(色々なトラブルが予想できるのでね・・・)
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シマノの基準に則ったインソールが欲しい方は、専用装置がある自転車専門店でどうぞ。
ご自宅でやられる方は、自己責任でお願いします!
( ゚∀゚).。oO(シマノ基準のサイズで自分の足に適合するカスタムフィットインソールを選んでね)
コメント
熱形成とはいいですね!
何かスキーブーツのことを思い出しました(笑)
大枚はたいていろんなことやりましたが、結局、ノーマルのに行き着いたのにはずっこけましたが…。
あ、ビンディングシューズ用といえば、僕が使っているつくば市の専門店ではシマノさんの熱形成はやってないんです…。その代わり、一組二万円はするインソールは置いてあってそれを入れて使ってますが、どれだけご利益あるかいまいち不明なため、シマノさんのインソールもかなり気になりました。
>犬のヨーゼフ 様
自分の足形にピッタリのインソールは心地いいです♪(^^)
二万円もするインソールと比較すれば機能性は劣るかもしれませんが、2つを比較してみると面白い発見がありそうですね。
自分の足、典型的な甲高幅広です。現在、Mavicとシマノと使っていますが、デザインはMavicの方がいいのですが、少しきつめに締めると、甲に圧迫感が有り、また、歩行時に靴ずれした事があります。(MTBの為、山での押し、担ぎの為)シマノはワイドを使用の為、問題無し、只インソールにのへたり感が・・交換時期かも。あとスノーボードブーツも熱成形ありますよ。1回成形したらOKとはいかず、シーズンが来る度、毎回取り直しが必要だそうです。(シーズンオフは使用しないため戻ってくるみたいです)もしよかったら、その辺もレポートしてもらったら、嬉しいです。勝手な事、言ってすいません。
>takuzo 様
マビックのシューズはカッコイイんですけど、少々幅が狭いんですよね・・・。
シマノさんには、もう少しアパレルのデザインを頑張ってもらいたいところです。(;´∀`)
このカスタムインソールはシマノ製シューズで使っていたものですが、シーズンオフで成形部分が戻ることはなかったですね。
基本的に一回熱成形してしまえば、そのままず~と使えますよ!(・ω・)bグッ
ジュースにこれだけの手間暇&コストかけるのヤダ(-_-;)
カディエは足にあってればデザインどうでもいいからシマノの既製品で済ませる
っていうかSPD用ジュースもクリートもへたる様子が無いんだよね
クロスバイクからロードバイクになったからSPD-SLも興味あるんだけどまだ使えるのを交換ってもったいなくて…