外からは見えないけれど、とても重要なパーツと言えるホイールのリムテープ(リムフラップ)。
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鉄壁の姿勢でタイヤチューブを影から守っている姿はジェイソン・ステイサムを彷彿とさせます(笑)
リムテープはハードボイルド属性(?)で頼りになる存在ですが、能力の高いヤツほど手懐けるのが大変なのは人間と同じ。
特に業界ナンバー1のゴリマッチョ(硬くてつおいw)と名高いシマノのリムテープは・・・
俺を配下にしたいのなら、まずお前の力を見せてもらおうか?
(CV 山路和弘)
などと、こちらの腕っ節を試してきますw
ロード乗りである限り、リムテープとの勝負は定期的に訪れるイベント。
金の力で解決する・・・
(お店でやってもらう)
もしくは、御し易い「パナレーサー」を使うという手もありますが、シマノホイール愛用者の中にはリムテープも同じメーカーで統一したいと思う方が少なくないでしょう。
というワケで今回のブログネタは、Amazon評価レビューで怨嗟の声が上がるほどハメにくいシマノのリムテープについてw
ほんのちょっぴり役に立つ(?)かも知れないコツを書いてみたいと思います。
( ゚∀゚).。oO(8割がた『力』勝負なんだけどねw)
リムテープをホイールに入れるコツは力と技の融合!
梱包用PP(ポリプロピレン)バンドを滑らかにした感じのシマノ製リムテープ。
こいつはとにかく硬い!
ホイールにハメハメしている最中に・・・
「カッチカチやぞ!カッチカチやぞ!ゾクゾクするやろ?」
ザブングルの加藤さんが脳内に登場するので、「やかましいわwww」と一人ツッコミを入れるのがRockmanの恒例となっています(笑)
ハメづらいこのリムテープをわざわざ使う理由は3つ。
- 耐久性が高い
- シマノのホイールと相性が良さそう
- 他社製品よりも軽い
まず第一に耐久性が高いという点。
リムテープの交換サイクルを1年とする自転車ショップもありますが、Rockmanの使い方だとシマノ製なら3年は持ちます。
(ユーザーの体重や使用環境にもよるので一概には言えないが・・・)
メンテナンスの回数が抑えられるということは、それだけ楽ができるということ。
「Before」「After」の違いがよく分からないメンテナンスは極力やりたくないというズボラ派には、1回の作業が多少面倒でもこのリムテープを使いたくなる理由があります。
第二のメリットがシマノ製ホイールと相性が良さそうな点。
シマノがホイールを設計する場合は、当然ながら自社のリムテープと組み合わせる前提で行っているはずです。
そう考えると実際の効果はどうであれ、シマノ製ホイールにはシマノ製リムテープを合わせたくなります。
( ゚∀゚).。oO(今回はPAXホイールに組み込むので当てはまらないんだけどねw)
そして第三のメリットが他社製品よりも軽量という点。
シマノのリムテープは耐久性が高いのに他社のリムテープよりも10g近く軽くできています。
(1本あたり)
ホイール外周は重量差が最も効いてくる部分。
ホイール2本で1円玉を20枚ほど余分に取り付けている姿を想像すると、やっぱりハメにくくてもシマノ製を使いたくなります(笑)
リムテープの働き
タイヤやチューブはどんな働きをしているのか分かりやすいパーツ。
一方のリムテープは何のために存在しているのかちょっと分かりにくいかも知れませんね。
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リムテープの働きは、ホイールに開いた「ニップルホール(スポークを固定するニップルを通す穴)※1.」にチューブが入り込まないようガードする役割。
「都こんぶ」にも似たペラペラのゴムが使われているママチャリと違って、高圧Airを封入したチューブの圧力に耐えられるだけの頑丈さがロードバイクのリムテープには求められます。
※1.ニップルホールとチューブの関係
ニップルホールの中にチューブが入り込んだりバリ(加工で発生する突起)に引っかかることでパンクにつながる。
ただし、マビックの一部完組みホイールにはチューブと触れる面にニップルホールがないものがあり、そういったメーカー専用設計ホイールではリムテープを必要としない。
シマノ製リムテープのハメ方講座
ではさっそく、くそ硬いシマノのリムテープをホイールにハメてみましょう♪
ポイントは・・・
- リムテープの温度
- 左右均等に引っ張る
この2点です!
ハメるのにパワーが必要だからと言って無理やり引っ張ってしまうようではテープがブチ切れて台無しになりますw
じっくりリムテープを温めて、力が均等にかかるように加減していきましょう!
お湯で温める
リムテープをハメる時期によって難易度は変わってきます。
気温の低い冬は激ムズ!
気温の高い夏はちょいムズ。
当たり前ですがリムテープの温度が高いほど伸びるようになるので、ホイールに装着する寸前までお湯につけておきます。
指を入れても耐えられる温度で十分。
2~3分ほど入れたままにしておき、水分を拭き取ってホイール装着に備えます。
( ゚∀゚).。oO(キレイなウエスで水分を完全に拭き取るんじゃ!)
均等に引っ張る
- クジリ(ドライバーでも可)
- クッション材
リムテープ装着に際して必要なアイテムは上の2つ。
クジリはリムテープの固定用。
クッション材はホイールの傷防止のために用います。
何でも良いので、家にある適当なものを使ってください。
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まずホイールのバルブホールとリムテープの穴を合わせる。
(文字が印刷してある面が表)
リムテープがズレないようにクジリを突っ込んで固定!(ドライバーでもOK)
クジリの周囲をリムの奥まで密着させたら準備完了!
はい!ここから先が勝負どころですぞw
クジリを差し込んだ中央を支点にして、左右均等のテンションでリムテープを引っ張ります。
ここまで来ると、もはや余裕なしwww
今がリムテープ装着の最大の難所でゴザルよ!!
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POWER!!
POWER!!!
YES! YES!! YES!!!
ポイント
リムテープのたるみが無くなったこの辺りから親指のテクニックが炸裂!
指圧師っぽい親指の動きでリムテープを徐々にホイールの端へ追いやる!
水色に着色した部分全体でPUSHじゃ!
( ゚∀゚).。oO(全体にテンションをかけずに一部分だけ力任せに引っ張ると接合部から千切れるぞい)
まとめ
80%:パワー
20%:テクニック
そこそこ強い指の力。
そして、少々のテクニックがないとハメるのが難しいシマノのリムテープ。
なるべく暖かい部屋で作業するのが成功率UPのコツです(笑)
失敗しても一本当たり320円。
それほど費用が掛かる訳ではないので、リムテープ交換をやったことがない方はコツを掴む目的でチャレンジしてみるのもいいと思いますよ。
( ゚∀゚).。oO(リム幅によって使えるサイズが異なるから、しっかり調べてリムテープを購入しよう!)
※リムで手を切らないように注意して作業しましょう。
コメント
ちょっとフェイスブックで仕入れた情報なんだけど…
ZEONIC社ってとこからバンダイ公認でシャア専用ロードバイクなるものがアルミフレームとカーボンフレームの完成車で受注してるみたい
このZEONIC社って初めて聞くんだけど自転車メーカーとして有名な会社なのかな?(´・ω・`)
フェイスブックのコメントに返事があったので追加コメント
ZEONIC社ってのはガンダム原作でモビルスーツ作っている会社って設定だそうで実際にフレーム作っているのは台湾のAXMANって会社だそうですがこれも聞いた事無い会社で…
なんかトヨタのオーリスのシャア専用ってのもここが出してるらしいのですが自転車として信頼性ってどうなんでしょ?(´・ω・`)
>カディエ先生 様
AXMANは台湾のフレームメーカーでOEM事業をメインで営んでいたようですね。
(最近自社ブランドとしてAXMANを設立)
乗ったことはありませんが代理店もしっかりしていると思うので信頼性は高いはずです!