ボス?おイタが過ぎるとブタ箱にブチ込みますわよ??
(;´Д`)ハアハア
試乗して構築されたイメージを元に「プジョー 2008」を脳内で擬人化した結果がコレ(笑)
S属性の美人秘書。2008たんができ上がってしまった、妄想大好きRockmanでございます。
さて今回、プジョー2008に試乗した理由は1つ!
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(゚Д゚)「シトロエン C4 カクタスの基本性能を予測するには、兄弟車に試乗してみるのが手っ取り早いから(キリッ」
2008に試乗して分かった、このクルマの基本性能の高さ。本当にビックリ!
プジョー2008は、相棒として長くおつき合いできる優れた小型SUVと判断します。
(; ゚∀゚).。oO(ロボATたるトランスミッションの信頼性が前提だけどね!)
2008のイメージは、敏腕秘書。
日常の雑務(通勤や買い物)をスタイリッシュにこなす姿は、マンガ「坂本ですが?」の坂本くんをほうふつとさせます。
今回は当ブログの中で、微妙に人気があるシトロエン C4 カクタスの番外ネタ。
PSAグループの中で誕生した、カクタスの兄弟とも言える「プジョー2008」の試乗記を書いてみようと思います。
美人秘書っぽいプジョー 2008
- 質実剛健でガッチリとしたドイツ車
- 陽気でエロチックなイタリア車
- 渋い魅力のイギリス車
欧州車といってもお国柄により特徴は様々。
設計や製造がグローバル化し部品共有が進む自動車企業ではありますが、意図的にクルマに個性を与えてキャラを立たせています。
今回のネタの中心でもある「フランス車の魅力は何ぞや?」という話しになると、これが難しい。
一筋縄では語れないデザインの個性。フランス車のつかみどころのない魅力は、説明しづらいところがあります。
(; ゚∀゚).。oO(フランス車はオシャレなんだけどクセ強し!今はマシになったけど一昔前の個体は電気系統が特に弱いよw)
シトロエン C4 カクタスの性能を予測するため2008を分析!
参考
東京モーターショーで日本導入が決まったシトロエン C4カクタス。
当初は普通に輸入されるものだと思っていましたが、フタを返せば200台限定という中途半端なかたちになりました。
もう再販されることはないのか?それとも再販はあるのか??今後の状況につていはさっぱりわかりません。
だったらもう、中身がおなじプジョー2008もありかな…なんとなくオシャレだし。
そう思ってしまう方もいるでしょう。(カクタスの形に惚れた人はだめだろうけど)
クルマ好き以外には馴染みがありませんが、「シトロエン」と「プジョー」は同じPSAグループ。
この2社はグループ企業なのです。
クルマを構成する主要部品の中で莫大な開発コストが掛かる、エンジンとプラットホーム。これら大物部品を共有することで、グループ内で生産コストの圧縮を図っているワケです。
「シトロエン C4 カクタス」と「プジョー2008」は、PSAグループの「PF1」と呼ばれるプラットフォームを使用しています。
エンジンはどちらも3気筒の1,200ccエンジンを搭載。(欧州ではディーゼル仕様もあり)
細かい部分で違いはありますが、主要部品は同じ2台。使い勝手や乗り味が似ていることは容易に想像できます。
プジョーディーラーへGO!!
プジョーディーラーへ行くのは、9年ぶり。
雨の日にディーラーへ試乗しに行くのは若干気を使うけれど、行きたいんだからしょうがないw
店内へお邪魔すると、お目当ての「2008」は奥にひっそりとありました。全幅1,740mmのコンパクトボディーながら、なかなか存在感があります。
( ゚∀゚).。oO(ソリッドカラーのホワイトボディーが眩しいゼ)
Rockmanはロードバイクが趣味なので、荷室は真っ先にチェック!
荷室は後部座席を倒すとフルフラット。この状態で、たての寸法がおよそ1,500mm。
前輪を外しさえすれば、ロードバイクが余裕で積載可能です。もちろん、お買い物車としての能力が高価そうなのは言うまでもありません!
( ゚∀゚).。oO(荷室容量はカクタスもほとんど同じ)
プジョー2008の試乗車
しげしげと眺めていると、ディーラーのマネージャーさんから掛かる一声。
「ぜひ試乗してみて下さい」との誘いを受け、ニヤリとするワタクシ♪
ええ!そのために来たんですゼw
Ψ(`▽´)Ψウケケケケ
試乗車は認定中古車として販売中のマカハ・ブラウンのお車。落ち着いたチョコレートカラーの2008から、大人の渋みを感じます。
シフトショックに違和感はありますか?
多少はあります…。
試乗に先立って、意地悪な質問をしてみました(笑)
「多少は・・・」
何とも歯切れも悪い返答から、この手の質問が多いことが分かります。
変速ショックの違和感から、前回試乗した「フィアット・パンダ」がイマイチ好きになれませんでした。
プジョーのロボATは、どんな塩梅かな?
(; ゚∀゚).。oO(改良前の2008は、5段MTを機械的に自動化したもの!トルコン式のATとは構造が大きく異なる)
レッツ試乗タイム!!
ぶ~ん
「カッコン」
(; ゚∀゚).。oO(実際はこんな音しないよ。感覚を擬音化しただけよ)
ぶ~ん
「こん・・・」
ぶ~ん
「・・・。」
う~む・・・。
トルコンATに慣れていると1速から2速へのシフトチェンジは特に違和感がありますね。船を漕いでいる感じとでもいうか、加速途中でトルクが一瞬抜ける感覚があります。
Rockmanが関与できない部分に潜んでいる何かが、「モゾモゾ…」と動いている(仕事をしている)気配がします。
しかしその気配は、
「2速→3速」
「3速→4速」
シフトアップするにつれ、どんどん薄くなっていきます。
不思議だ。変速ショックに違和感はあるけど、パンダに試乗した時より許容できるのです。
もしかしたら、シングルクラッチのセミATに慣れてしまったのかも?
何と言うか、ワルくありません。
むしろ慣れてしまえば、セミATで良いかも。
シングルクラッチのセミAT車は変速時にアクセルを抜いてやると違和感が薄らぐ特性があります
2008のようなクルマは、機械の特性に人間が合わせてやる必要があるようです。
変速ショックに若干違和感を感じるとはいえ、乗ってみて好印象な2008。
ただし、1点だけ何とかして欲しい所があります。
それは、低速時のクラッチコントロール。微妙に、ほんの少しだけクルマを前進させたい時があるでしょ?
2008はそれが苦手。
「ATのクリープ現象を再現しているので、低速でも扱いやすい。」
プジョーは説明していますが、制御系の改善がまだまだ必要だと思います。
「アクセルの開度」と「車速」によって低速のクラッチコントロール(半クラ)を制御していると思われるETGの機構。
カメラによる情報がないので、微妙なコントロールが困難なのは理解できます。
しかし、ここは日本。
「渋滞」と「ストップ&ゴー」による低速走行は日常的。
2008独特の挙動は、ドライバーによっては少々キツイかも知れません。
(;´-`).。oO(ETGの熱対策とクラッチの耐久性も気になる)
走りと乗り心地
エンジンはたったの82馬力。
しかも、改良前の2008はダウンサイジング・ターボではありません!
自然吸気の小排気量車なのに、パワー不足を感じさせないのはスゴイ。車重が1,140kgと比較的軽いことが影響しているのでしょう。
都市部の走行に限り、力不足を感じることはないと思われます。
乗り心地はいたって良好。さすが、サスペンションを内製している唯一の自動車メーカーだけある!
しなやかに路面の凹凸を吸収して走る「ねこ足」を評価し、プジョーを乗り続ける方がいるのは、試乗してみれば理解できます。
モダンな室内
イタ車に比べると遊び心は薄いインテリア。とは言え、居心地はすこぶる良いです。
高級なマテリアルが使われていないのにオシャレに見えるのはフランスマジック。
モダンデザインの室内空間。そして、端正なデザインのエクステリア。
2008は、あらゆるシチュエーションで遠慮無く使えるクルマと言えるでしょう。
(; ゚∀゚).。oO(カラフルなFiat500C とか好きだけど、葬式には乗って行けない)
シートの座り心地が良く、スイッチ類も良好
シートはサイドサポートが張り出した、セミバケットタイプ。
身体をがっしりと支えてくれてるので、長時間運転しても疲れは出にくいと思います。
タコメーターとスピードメーターに挟まれたインフォメーションディスプレイ。これをコントロールするのは、ワイパーレバーに組み込まれた、赤まる印のボタンでおこないます。
これがとてもスッキリしてて良い!コントロール性も悪くありません。
ただし、表示される情報は全て英語表記。中高年の方で英語アレルギーなら、きびしいかも知れません。
ナスカの地上絵的なルーフライティング
標準仕様のルーフは、LEDランプが天井に埋め込まれています。
これ、地味に気に入りました!
夜間走行時に淡く光るLEDライトは、恋人とのナイトドライブ時にムーディーな雰囲気を醸しだしてくれるでしょう(笑)
ヤンキー市場に媚びたクルマを盛んに出す国産メーカーが安直にこの演出をパクってしまうと、郊外のラブホ状態になってしまうことでしょうwww
( ゚∀゚).。oO(プジョーだから成り立つオシャレな演出!)
まとめ
ココが良いよ!2008
- クールなエクステリアデザイン
- モダンな室内
- コンパクトで使いやすいサイズ
(機械式立体駐車場もOK) - 軽量ボディーでキビキビ走る
- 税金が安い
ここが気になるよ!2008
- 「1速→2速」の変速ショック
- 低速時のギクシャク感
- セミATトランスミッション(ETG)の信頼性が未知数
- ハイオク指定
プジョー2008 総評
プジョー2008の【良い点】【気になる点】を列記すると、こんな感じですな。
セミATの「ETG」以外は全て高得点。
いやはや、プジョー恐るべし!
カクタスの性能チェックのために「2008」を試乗したのに、2008が欲しくなってきました。
カクタスと比較すると、個性が薄いとも言える2008のエクステリアデザイン。しかし、裏を返せばプレーンなデザインの方が飽きが来なくて良いのかも知れません。
懸念材料はセミATの「ETG」のみ!
プジョー207まで採用されていたAL4と呼ばれるAT(オートマチック・トランスミッション)は、必ずトラブルが発生することで有名でした。
過去の悪評のせいで、まだ出たてのETG搭載車はちょっと怖い。
あと1~2年もすれば、ETGに関する情報が、かなり蓄積するはずです!
セミATトランスミッション(ETG)の信頼性がハッキリするまで様子見したいと思うRockmanであります。
【改良版2008の試乗記】
コメント
安心してください!
日本にはしっかりとした6速ATで来るみたいですよ
>avante 様
はじめまして!
コメントありがとうございます。
シングルクラッチのETG5から、アイシンAW製のトルコンATユニット(EAT6)にブラッシュアップされるようですね♪
商品としての魅力がさらに高まるようで、かなり期待しております。